人知れず流した涙

気仙沼出身のパラリンピアン佐藤真海さんが、2020年の東京パラリンピックを視野にトライアスロンへ本格転向するというニュースは、皆さんすでにご存じのことと思います。これは、真海さんが1月6日に都内で開かれたフォーラムで明らかにし、同日のNHKテレビや翌7日の各紙が記事として伝えていました。

しかし、この真海さんのトライアスロンへの転向は、すでに1月3日に産経新聞が配信しています。気仙沼の関係者にはぜひこちらの記事を読んで欲しいので紹介します。

産経真海さん
産経新聞1月3日配信記事のイメージ(画像クリックでサイトにジャンプ)

真海さんは、2014年9月に結婚し、昨年4月末に第1子の長男を出産しました。結婚によって、姓名が谷真海さんになっていますが、アスリートとしての活動は佐藤姓を用いるようです。産経新聞の記事で私が感じ入ったのはつぎのところ。

〈 産後2カ月で再開したトレーニングは当初、高い壁にぶち当たった。出産でホルモンバランスが崩れ、体力も低下した。子供がいることで、気分転換の外出もままならず、自宅で人知れず涙を流したこともある。「出産は大変なことだと改めて思った」。そんな中でも、「置かれた状況で柔軟に競技に打ち込もうと思った」と振り返る。

 夫が育児面をサポートしてくれることで、早朝からプールに通うことができ、子供が寝た後の深夜にも自宅周辺でランニング。昼間は週に一度、長男を託児所に預け、陸上時代から見てくれるトレーナーの指導を受けるためにジムにも通う。 〉(引用は以上)

〈人知れず涙を流したこともある〉。私はここにじんときた。いつもポジティブな笑顔を見せてくれる真海さんですが、これまで何度も涙したことがあるでしょう。そうした様々な局面を自らの努力で切り拓いてきたことに多くの人が共感するのです。

これからもいろいろと大変なことがあると思います。しかし、優しいご主人や、幼い息子さんのたぶん真海さんゆずりの笑顔の応援もあることでしょう。ぜひ2020年のパラリンピックへの出場を実現し、元気な姿をみんなに見せて欲しいと思っています。

産経新聞の記事にはつぎの記述もありました。

〈 復帰には、先駆者としての思いもある。「日本では、現役を続けるために婚期が遅れたり、出産のために競技を断念する女性アスリートがまだまだいると聞く。私自身も20代のころは、出産したら引退かなと思っていた。若いアスリートに、出産の先にも現役の選択肢があることを示していければいい」 〉

記事は、佐藤真海さんのトライアスロンへの転向だけでなく、女性アスリートにとっての結婚や出産という、ある種の〈壁/垣根〉についても述べています。それがとてもいい。記事の文末に〈田中充〉とある署名記事。田中充さんは、これまでも真海さんに関する様々な記事を書いています。応援してくれているのだと思う。そうしたつながりがこの記事の他紙にはない深さになっているのでしょう。ありがとうございました。

真海さんは1月現在で33歳とのこと。気中20回生だと64歳だから64−33=31。私たちより31学年下、気中51回生かな。気仙沼の多くの人が応援していることでしょう。頑張って!

産経新聞1月3日配信記事
2013年12月26日ブログ「真海さん文春対談」
スポンサーサイト

テーマ : 東日本大震災支援活動
ジャンル : 福祉・ボランティア

tag : 気仙沼 気中20 気仙沼中学 佐藤真海 パラリンピック

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

プロフィール

気中20回生支援会

Author:気中20回生支援会
東日本大震災で被災した気仙沼中学校第20回卒業生(1967年3月卒/65~66歳)たちを支援する首都圏在住同級生を中心としたグループです。魚町出身東京在住の3年8組小田が書いています。

twitter:@kechu20

最近の記事
全記事表示リンク

全ての記事を表示する

最新コメント
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

カレンダー
04 | 2017/05 | 06
- 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31 - - -
月別アーカイブ
カテゴリ
フリーエリア
RSSリンクの表示