気仙沼 “どや節”

今日の東京は、気持ちのよい秋晴れです。

先週の日曜日さんま祭での私の収穫のひとつは、「どや節」を知ったことでした。30分あまりの開会式のあと、さんま焼き開始前に、焼き場ではんてん姿の有志がこの「どや節」を披露しました。あとで聞けばこれは、さんま祭恒例のものだそうで、ネットにも昨年の映像が投稿されていました。

なんていったらいいんだろう、地元の人がうたう本物の民謡、というのとも違うな、ワークソングというとこれまたわざとらしい。ツイッターで“気仙沼くん”は、このどや節について「今年は開会式、終わってからの懇親会で爆発的に盛り上がっていました。強烈なグルーヴ感を巻き起こす圧巻のジャパニーズ・ラップ」と書いていましたが、まさに同感。リリックというかメッセージとリズムのからみあい、かけあいが実にいいのです。いやあ本当に驚いた。

ネットで調べてみると、気仙沼「斉吉魚問屋」の斉藤和枝さんがつぎのように書いていました。

「 “今朝の出船に えーえーえええーよいどこらさ
花が咲きそろう ほほえーど”。
手漕ぎの和船時代から漁師の労働歌として歌われた「どや節」(大漁祝い唄)の一節です。(中略)どや節の歌詞はその浜ごとに多様です。岩手県三陸町から気仙沼までのごく限られた地域で唄われるもので郷土の宝です。」

ほかのサイトでは次のような歌詞の紹介と解説がありました。

“今朝のなぎで 端島の沖で 大鮪(しび)小鮪 唐丸に 満船させて 塩釜港に 走り込む”

「松島港あたりで漁船が出漁する時に大漁を祈念して唄う予祝唄で、それが艪漕ぎ唄や一般の祝宴の唄に拡大して用いられた。「どや」の語源は、この唄が「たたら唄」「銭吹き唄」から来たことから製錬場を意味する烔屋(どうや)から生まれたとか、大漁礼願を捧げる際の当屋(とうや)の音韻変化だとか、艪押しのトーヤトットの掛声からでたとか諸説がある」

なるほど。地域それぞれで唄が違うんだ。松島なので、塩釜港なのか。さんま祭では鮪ではなくサンマ~気仙沼港に走り込むと唄っていました。

気仙沼みなと祭の海上うんずらの映像を見てもこの“どや節”の「えーえーえええーよいどこらさ」が延々と続きます。気仙沼にいたころも聞いていたのかもしれないのですが、今になって「どや節」の良さをしりました。

浜はもちろんのこと、さんまの焼き場とか、打ち上げとかの“現場”で聞く「どや節」は最高でしょうね。

2010年さんま祭の「どや節」映像
2010年港まつり海上うんずらの「どや節」映像
浮見堂を背景とした「どや節」スローバージョン。なにか今見ると、灯籠流しにも似て。
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東日本大震災で被災した気仙沼中学校第20回卒業生(1967年3月卒/65~66歳)たちを支援する首都圏在住同級生を中心としたグループです。魚町出身東京在住の3年8組小田が書いています。

twitter:@kechu20

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