大島防潮堤懇談会

11月3日に、気仙沼大島の防潮堤計画などについての〈浦の浜・磯草地区復興懇談会〉が大島公民館で開かれました。11月5日付けの三陸新報によれば、前回の懇談会で当初の7.8mの防潮堤高を7.5mにする案が示されていましたが、今回もこの7.5mが宮城県の正式な見解となったようです。

大島防潮堤

三陸新報11月5日記事の一部イメージ

以上は県の話ですが、気仙沼市は背後に計画するウエルカムターミナルの整備計画案を提示しました。約4600平方米の敷地に駐車場や観光案内所、民間商業施設を配置するもので、たたき台としての案とのこと。そして問題はここからです。菅沼副市長の懇談会の締めのあいさつ。河北新報はつぎのように伝えています。

〈 約20人が、県と市から示された防潮堤や観光拠点ウエルカムターミナルの新たな計画案に関して意見交換。住民から「手直しが必要」と指摘が相次いだが、2時間が経過したところで菅沼副市長が「おおむね理解を頂いたので、次のステップに移るため懇談会を打ち切りたい」と宣言した。
 県気仙沼地方振興事務所の幹部も「今後は個別事業ごとに協議したい」と打ち切りを迫ったが、住民は「納得するまで何回でも議論すべきだ」と声を荒らげ、反対した。最終的に市側は打ち切りを撤回。菅沼副市長は「一定の方向性を出したいと思っていた。住民の理解が深まっていないと分かった」と釈明した。
 懇談会は、住民側が「複数の復興事業が重なる地域なので同じテーブルで協議したい」と県や市に要請し、6月に設置された。唐突に打ち切りを突き付ける行政の姿勢に、住民の一人は「納得いく事業にしてもらえるのか」と今後の議論に不安を感じていた。〉(引用は以上)

副市長も県の幹部も、今回で懇談会としての住民とのやりとりにはケリをつけ、なんとか事業を前に進めたかったのでしょうね。行政の立場としてはそうなのでしょうが、その気持ちが強く出過ぎて、結局は関係を悪化させたようです。今回の「打ち切り宣言」に、三陸新報は〈違和感を抱いた〉と書いています。〈住民の目には、県や市が「一方的」と映ったからである〉と。

どちらもけんか腰で向かい合っているわけでは決してないと思います。なんとか、より良い形で折り合って結論を得たいと思っている。なにかうまい議論や合意形成の方法がないものかと思います。しかし、〈そんなうまい方法があったら、もうとっくにやってんでないの。それぐらいわがんないのすか、オダ君〉という声がどこからか聞こえてきます。

河北新報11月5日配信記事
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東日本大震災で被災した気仙沼中学校第20回卒業生(1967年3月卒/65~66歳)たちを支援する首都圏在住同級生を中心としたグループです。魚町出身東京在住の3年8組小田が書いています。

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