気仙沼の屋号広告

一昨日10月18日(日)には、気仙沼魚市場で〈産業まつり〉が〈市場で朝めし。〉と同時開催されました。大勢の来場者で賑わったとのことでなによりでした。産業まつりの目玉行事であるジャンボのり鉄火巻き大会では、前回達成した日本一の長さ322mの記録を2m上回る324mの長さに1300人が挑戦し、記録を更新しました。2年連続での新記録達成ということですが、2010年以降、抜きつ抜かれつのライバル関係を演じて(?)きた静岡県清水区の記録挑戦はどうなっているのだろうかとちょっと心配になりました。清水区さんはどこか具合が悪いのだろうかと(笑)。

ま、冗談はさておき。10月17日の三陸新報に、〈産業まつり〉の大きな広告が掲載されていました。そのなかに、〈ジャンボのり鉄火巻大会〉の広告も。そしてその主催者〈三陸海苔商業協同組合〉加盟店や企業の名が記されていました。

海苔組合
三陸新報10月17日掲載広告より

組合員の企業名が並んでいる、気仙沼の人にとっては特に目新しい広告ではありませんが、私はそこに記された屋号になかなか趣深いものを感じました。今風にいえば、各社、各店の〈ブランド〉です。

この中で私が知っているのは、勝正さん、横田屋さん、長谷川海苔店さんぐらいかな。震災前は鹿折にあった長谷川海苔店さんは、お祖母さんと母が親しくしていた関係で海苔をいただくことも多かったようです。帰省の折にはそのお裾分けにもあずかりました。

9月5日に行われた〈ば!ば!ば!フェスティバル〉の5テーマのひとつが、〈屋号から探る気仙沼の歴史〉でした。これに参加した一年下の曽根さんのブログによれば、横田屋さんは以前、山一、山人、山久などを使っていたそうですが、現在は〈丸十万〉を使っています。その由来については、先祖が十万石の大大名だったとか、子供が十万人の働きをしたとか諸説ありとのこと。面白いなあ。

私が子供の頃、魚町の実家の隣家が〈カネサ〉、少し坂を下って佐々木徹君ちの隣が〈カクヘイ〉で、その先には〈カネシメイチ〉。そして向かい側には〈マルハチ〉。左側に海岸へと向かえば〈カクダイ〉に始まるいわゆる海岸の〈屋号通り〉です。でも昔は誰もそうは呼ばなかった。あたりまえの風景でしたからね。

それぞれの屋号に各家の歴史があります。そして震災後はそこに復興に向けての懸命の努力の時が刻みこまれていることでしょう。もしかすると廃業してこの広告には掲載のない店や企業があるかもしれない。気仙沼の海苔屋さんの屋号が連なる広告を見て、そんなことを思っておりました。
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テーマ : 東日本大震災支援活動
ジャンル : 福祉・ボランティア

tag : 気仙沼 気中20 気仙沼中学 ジャンボのり鉄火巻き 屋号

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気中20回生支援会

Author:気中20回生支援会
東日本大震災で被災した気仙沼中学校第20回卒業生(1967年3月卒/65~66歳)たちを支援する首都圏在住同級生を中心としたグループです。魚町出身東京在住の3年8組小田が書いています。

twitter:@kechu20

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