気仙沼の夢の食卓

雑誌『考える人』に掲載された長野陽一さんの写真と文〈おいしい気仙沼〉については、6月にこのブログでも紹介しました。そして8月1日放送のBSフジ「夢の食卓」で、長野陽一さんは気仙沼を再訪します。その内容をご紹介。

長野さんは昨年秋、季刊『考える人』2015年春号の取材で、気仙沼〈斉吉商店〉の〈ばっぱ〉こと斉藤貞子さんがつくるカツオ料理を撮影しました。カツオの血合いの骨煮。しかし、取材時にはそれをゆっくり食すことができなかったことを残念に思っていました。そこで、今回のテレビ番組取材でふたたび気仙沼を訪れることにしたのです。

長野 考える人
BSフジ8月1日放送「夢の食卓」より(クリックで画像拡大)

長野さんは、まず柏崎にある気仙沼ニッティングの〈メモリーズ〉に御手洗瑞子(みたらい・たまこ)さんをたずねます。昨年の取材のきっかけも御手洗さんがつくってくれたようです。その後は〈磯屋水産〉へ。斉藤貞子さんが、カツオなど今夜の食材を調達。カツオの骨を余分にわけてもらいます。

斉吉商店に場所を移し、貞子〈ばっぱ〉の調理が始まります。カツオは刺身のほか、その骨や血合いなどをたくさんいれて醤油と酒、みりんなどで炊きます。長野さんに料理名を問われ貞子さんはちょっと間をおいて〈カツオの骨煮〉と答えますが、あらたまった料理名があるわけでなく、〈カヅオの血合いやアラだの骨だのを炊いだの〉といったところでしょう。貞子さんは〈鉄分があるので、昔は、妊婦さんなどに食べさせろといったもんです〉とも。

そしてみんなでの夕食。貞子夫妻のほか娘婿で斉吉商店代表の純夫さんやその息子さんたちと夕食を囲みます。斉吉さんに〈下宿〉している御手洗さんも一緒です。

左 右
右全体 御手洗

取材であることをあまり気にしていないかのような8人のリラックスした雰囲気がとてもいい。長野陽一さんは、飾るところのないきさくな印象。〈こういう人柄だからああいう写真を撮ることができるんだなあ〉と感じました。30分間の番組全体にそんな長野さんの人柄がにじんでいる、とてもよい番組でした。


私が小さなころは、家族4人での夕食でした。そして兄が気仙沼を離れ、私もいなくなると、父と母のふたりとなりました。それでもお盆になれば、昔のように。20年ほど前には私と兄の家族みんながそろい9人で夕食を囲みました。父は、まだ小さかった私の息子を隣に座らせて。うれしかったんだろうなあ。でも、兄家族がひきあげ、私たちも帰るころになるとなんか元気がなくなってきて。お盆が過ぎるとまた、夫婦ふたりの日常に戻っていったのです。今はなき魚町の家にみんなが集まっての夕食。父と母にとっては〈夢の食卓〉だったのでしょう。

6月24日ブログ「考える人の気仙沼」
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テーマ : 東日本大震災支援活動
ジャンル : 福祉・ボランティア

tag : 気仙沼 気中20 気仙沼中学 夢の食卓 斉吉商店 気仙沼ニッティング

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東日本大震災で被災した気仙沼中学校第20回卒業生(1967年3月卒/65~66歳)たちを支援する首都圏在住同級生を中心としたグループです。魚町出身東京在住の3年8組小田が書いています。

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