『救出』1章全文

ネット文化に詳しく『Twitter社会論』などの著書があるジャーナリスト津田大介さんが編集長をつとめる〈ポリタス〉は、政治をメインテーマにとするオンラインメディアです。そのポリタスが、3月11日から「3.11から未来へ――困難と希望」という特集記事を配信しています。

そのひとつが、猪瀬直樹さんのインタビュー記事。タイトルは〈必然の偶然”が起こした気仙沼の奇跡――猪瀬直樹が語る「被災地復興」と「日本の未来〉です。

ポリタス
ポリタスインタビュー記事の画面イメージ

「ポリタス」インタビュー記事はこここから

津田大介さんによる2時間にわたるインタビュー内容が的確にまとめられ、猪瀬さんの著書『救出──3.11気仙沼 公民館に取り残された446人』で伝えたかったことが、よく理解できます。その中で、私たちの同級生 林(奥玉)小春さん(3年2組)について語っている部分がありましたので引用します。

「 猪瀬:そんななか、たとえば『救出』に登場する一景島保育所の所長・林小春さんは、日ごろの訓練通りに子どもたちを中央公民館に避難させることを即断しました。「時間との勝負だと思った」と、昼寝中だった4歳児以下の子どもたちが靴下を履く時間すら惜しんで、地震発生からわずか8分後には子どもと保母の全員を300メートル離れた場所にあった公民館へ移動させているんですね。

――14時46分に地震が発生し、津波が公民館の周辺に到達したのは15時30分ごろです。その間数十分ありますが、体感時間としては本当にあっという間だったでしょうね。

猪瀬:その数十分の間に、保護者が慌てて子どもたちを公民館まで迎えにくるわけですよ。「子どもを家へ連れて帰る」とね。そこでも、林所長をはじめ保母さんたちは毅然とした態度をとっている。「すぐに津波が来るから、保育所として子どもを帰すわけにはいきません」と、保護者も公民館に留まるよう説得し、車の中に置いてきた携帯電話を取りに戻ろうとする保護者にすら「外に出ないでください」とキッパリ言っているんです。保母さんたちは「すべてに『NO』を出すことで意思統一できていた」とのことですが、津波という危険が差し迫っているときは、この「厳しさ」こそもっとも大事なことなんだと思いますね。」引用は以上。

さらに私が驚いたことがあります。〈ポリタス〉では、『救出』の第1章「上さあがれ!」の全文を転載しているのです。猪瀬さんのご厚意によるものとのこと。〈ピッピッピッ〉と笛を吹いて園児を誘導する小春さんも登場しますので、ぜひお読みください。

ポリタス『救出』第1章全文転載内容

なお、はじめに紹介した猪瀬さんのインタビュー記事の写真は、初沢亜利さんの撮影。写真家の初沢さんは毎年、〈3月11日からのヒカリ〉を取材・撮影し、その写真はプロジェクトのポスターにも使われています。今年の3月11日はもちろんのこと、先月19日にも津田さんと共に来市するなど、気仙沼をさまざまな形で応援してくれています。津田さんは2011年4月11日に気仙沼を訪れ、動画投稿サイト「ユーストリーム」で映像中継を行っています。

津田さん、猪瀬さん、そして初沢さんは、それぞれの立場で気仙沼の復興を応援してくださっています。今回のポリタスの特集もありがとうございました。心からお礼を申し上げます。

2月22日ブログ「皆つながっている」
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テーマ : 東日本大震災支援活動
ジャンル : 福祉・ボランティア

tag : 気仙沼 気中20 気仙沼中学 ポリタス 猪瀬直樹 津田大介 初沢亜利

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気中20回生支援会

Author:気中20回生支援会
東日本大震災で被災した気仙沼中学校第20回卒業生(1967年3月卒/65~66歳)たちを支援する首都圏在住同級生を中心としたグループです。魚町出身東京在住の3年8組小田が書いています。

twitter:@kechu20

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