水を運ぶ少年の姿

きのうのブログで、亡くなった高倉健さんが、〈気仙沼ニッティング〉の第一号のセーターを予約してくれたという話を紹介しました。気仙沼ニッティングの18日のツイートにも〈気仙沼ニッティングの構想が生まれた時、まだ商品のデザインも出来上がらぬうちに、高倉健さんは、注文するよと言ってくださったのでした。気仙沼ニッティングの最初のお客さまです。背中の大きなカーディガン。ただ感謝しかありません。ありがとうございました。心よりご冥福をお祈りいたします〉と記されています。

そしてきのう19日、河北新報の配信記事にはまた驚かされました。高倉さんは、映画「あなたへ」の台本に、震災直後の気仙沼で唇をかみしめ水を運ぶ少年の写真を貼り、持ち歩いていたというのです。

鹿折加藤君
河北新報配信記事の一部イメージ

河北新報11月19日配信記事

記事によれば、写真の少年は現在 鹿折中学2年の松本魁翔(かいと)君。津波で新浜町の自宅が全壊し、近くの親類の家に身を寄せていた当時小学4年の松本君は「みんなの役に立ちたい」と黙々と井戸水を運びました。そして、高倉さんは新聞から切り抜いたその写真を「宝物」と言って台本に貼り付けていたそうです。以下、記事を引用します。

〈 高倉さんと松本君は手紙も交わしている。「気仙沼を立派にして健さんを招待したい」と松本君が送った手紙に昨年4月、高倉さんから返事が届いた。「常に被災地を忘れないことを心に刻もうと映画の台本に魁翔君の写真を貼って毎日撮影にのぞんでいました」
 「私は魁翔君があまり注目されすぎてしまうことをのぞみませんでした。人生で一度しか味わえない子供時代の日常生活を、できるだけ平穏に過ごしてほしいと願っているからです」と、松本君を思いやる心情もつづられていた。
 手紙は「遠くからですが、貴方(あなた)の成長を見守っています。負けないで!」と締めくくられていた。〉引用は以上。

この話、今朝のフジテレビ〈とくダネ!〉でも、気仙沼での松本君の取材映像もまじえて紹介していました。そこにうつった高倉さんからの手紙の冒頭には、〈突然の手紙で驚いていることでしょう。記者の方に住所を調べてもらいこの手紙を書きました〉などと書かれているように見えました。

2011年3月14日に撮影された水を運ぶ少年の姿。高倉さんは「毎朝、写真を見るとぎゅっと気合が入る」と語っていたそうです。


高倉健さんの最後の主演映画となった「あなたへ」は、11月23日(日)夜9:00からテレビ朝日系列で放送されます。
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テーマ : 東日本大震災支援活動
ジャンル : 福祉・ボランティア

tag : 気仙沼 気中20 気仙沼中学 高倉健 気仙沼ニッティング 松本魁翔

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気中20回生支援会

Author:気中20回生支援会
東日本大震災で被災した気仙沼中学校第20回卒業生(1967年3月卒/65~66歳)たちを支援する首都圏在住同級生を中心としたグループです。魚町出身東京在住の3年8組小田が書いています。

twitter:@kechu20

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