昭恵さんスピーチ

台風18号の様子をみて自宅で待機しておりましたら、昼前に空が晴れてきました。さあ、出かけようと思ったら、通勤に使う電車が運転を見合わせ。もうしばらく待機。気仙沼はじめ東北地方は午後に大荒れになると今もニュースが伝えています。十分にご注意ください。

さて。9月25日、安倍首相とともに訪米した昭恵夫人が、ニューヨークのフォード財団で開かれた防災シンポジウムで基調講演し、東日本大震災の被災地に高い防潮堤を造る計画に疑問を投げかけました。テレビニュースでも紹介されましたので、ご覧になった方も多いことでしょう。

安倍昭恵さん
産経ニュースサイトからのイメージ画像

その講演内容が詳しく報じられないことを残念に思っておりましたら、10月2日に安倍昭恵さんが自らのFacebookに、約15分にわたる英語でのスピーチの日本語訳をアップしました。それを読み、気仙沼のことを想像以上に詳しく話してくださったことを知りました。この内容はぜひ多くの人に読んでいただきたい。

安倍昭恵さんのスピーチ和訳全文(Facebook)

冒頭に昭恵さんは、気仙沼の「森は海の恋人」の活動を紹介します。そして、その気仙沼の海と陸とを切り離すかのような高くて頑丈な防潮堤がいま、海岸にはりめぐらされようとしている、と語ります。その部分を引用させてもらいます。

「 気仙沼というところが、日本の東北地方にあります。いくつもの歌に歌われる、風光明媚なところです。新鮮な魚介、海の幸に恵まれています。
 あるとき、その海の幸は、山から流れてくる養分に依存していることに気づいた人たちが現れます。森を育てない限り、海の水を豊かにできないこと、美味しいカキは育たないことに気がついたその人たちは、進んで陸(おか)に上がり、森に木を植える運動を始めました。
 NGOをつくり、それを「WDS」、「森は海の恋人(Woods, the darling of the sea)」と名づけます。気仙沼が生んだ歌人、熊谷龍子(りゅうこ)という人の歌から、その名前がつきました。
 歌を、オリジナルの日本語で読んでみましょう。独特の韻律を聞いて下さい。「森は海を、海は森を恋いながら、悠久よりの、愛紡ぎゆく」――The forest is longing for the sea, the sea is longing for the forest、という意味なのです。
 2011年3月11日、そこへやってきたのが、あの恐ろしい津波でした。気仙沼は、最も甚大な打撃を被ります。そしていま、高くて頑丈な防潮堤が、海と、陸とを切り離すかのように、海岸沿いに張り巡らされようとしています。」

この後に昭恵さんは、〈私は計画に反対する活動家ではありません〉と断りながらも、巨大防潮堤計画についての疑問を述べていきます。そして、次の言葉で結びます。

「いつしか、急いでつくろうとする人も、少し待ってほしいという人も、どちらも、どこまでも善意にもとづき、それぞれの立場で良かれと思って活動しているのに、両者の間に、もうひとつ、心の壁ができてしまいます。
 そういう事態になるくらい、悲しいことはありません。防潮堤という壁が、文字通り、人々を分かつものになってしまうなんて、思うにつけ、いてもたってもいられない気持ちになります。
 森と、海と、人と。それぞれが、それぞれを慈しみあって、豊かにしあっていく共存の道を、私は探っていきたいと思っています。
 海とは時として、恐ろしい津波を起こすのだとしても、森を海の恋人とし続けていくため、自然と人とが調和のなかに生きていくために、何がいい解決策なのか。考え続けていきたいと思っています。
 皆様の、お知恵をお貸しください。ありがとうございました。」引用は以上。

テレビニュースで見た昭恵さんのスピーチは、英語の発音もきれいで、きっと聴衆の方々にそのメッセージがよく伝わったと思います。ぜひ冒頭に紹介したFacebookにて全文をお読みいただければと。
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テーマ : 東日本大震災支援活動
ジャンル : 福祉・ボランティア

tag : 気仙沼 気中20 気仙沼中学 安倍昭恵 防潮堤を勉強する会 防潮堤

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気中20回生支援会

Author:気中20回生支援会
東日本大震災で被災した気仙沼中学校第20回卒業生(1967年3月卒/65~66歳)たちを支援する首都圏在住同級生を中心としたグループです。魚町出身東京在住の3年8組小田が書いています。

twitter:@kechu20

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