市議会報告会とは

8月29日の三陸新報に、気仙沼市議会の議会報告会についての記事が掲載されていました。4月の改選後はじめての報告会が27日から始まったとのこと。議員24人が6班を編成して6会場で3日間計18回の予定ですが、初日27日の参加者は6会場合わせて72人にとどまったという記事でした。

8月29日報告会
三陸新報8月29日記事の一部イメージ(クリックで拡大)

三陸新報の記事は、住民15人が参加した五右衞門原野球場仮設住宅の報告会について写真とともに、次のように書いています。

「防潮堤建設について一般質問した議員に、住民が内容説明を求める場面もあり、この議員は「住民合意がちゃんとなされているか当局に聞きたかった」と答えた。防潮堤に対する市議会の考えを問う質問もあったが、議員側は明言を避けた。」

記事の見出しも「防潮堤の質問に明言避ける」となっています。しかし、私は記事を読んで、見出しとはちょっと違う印象を持ちました。この報告会では、各議員それぞれの意見を述べることを控えるようにしているのではないかと。

というのも、記事で〈防潮堤建設について一般質問した議員〉というのが、気仙沼高校の同級生だった熊谷雅裕君だろうと思ったからです。写真の左から2番目に座る議員のハゲ具合を見て、間違いないと思ったのです(笑)。

熊谷雅裕君は、地元の大島地区をはじめとする気仙沼の巨大防潮堤計画に反対する姿勢を明確にして市議選に立候補し当選しました。たぶん、議員個人の意見を求められればいくらでも語るでしょう。しかし市議会報告会は、参加者に8月に発行された「けせんぬま市議会だより」を持参するようにと呼びかけていることからもわかるように、良し悪しは別として、あくまで議会としての報告という枠組みを設けているのではないでしょうか。私の推測ですが。

8月29日の三陸新報の記事にそんな印象をいだきブログに書こうかなどと思った5日後、9月3日に「議会報告会に思うこと」との見出しでの同紙「論説」記事が掲載されました。参加者が少ないことや、〈某会場では参加者のほとんどが市職員で占め、何とか“体裁”を保ったケースもあったという〉などと書いています。

9月3日三陸論説
三陸新報9月3日論説記事イメージ(クリックで拡大)

この論説では、〈住民側が聞きたいのは一人ひとりの政策論であって、市当局の説明ではない〉とし、8月29日の記事と同じく五右衞門原仮設住宅での報告会で、防潮堤に関する質問に議員が明言を避けたとの話をまた書いています。そして、〈気仙沼市議会に国政傾向が反映されているとは思えないが、肝心な意見が出にくい雰囲気は、プラスにはならない〉と結んでいます。

巨大防潮堤計画に対する気仙沼市議会の姿勢がはっきりしないことに、私は不満をおぼえています。しかし、各議員が自由に意見を述べることができる〈議会報告会〉が、24議員が6班に分かれて行う現在の形式で本当に可能でしょうか。私は、たとえば雅裕君の地元である大島地区で、雅裕君が持論を展開する市議会報告会というのが想像できないのです。各議員の報告会なら別ですが。

そんなことを考えると、形骸化しているように見える現在の形式での議会報告会はやめて、報告や市民との意見交換の場については別の形を考えたほうがよいのではないか、というのが私の考えです。少し長くなりすぎました。続きは明日に。
スポンサーサイト

テーマ : 東日本大震災支援活動
ジャンル : 福祉・ボランティア

tag : 気仙沼 気中20 気仙沼中学 防潮堤 気仙沼市議会 市議会報告会

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

プロフィール

気中20回生支援会

Author:気中20回生支援会
東日本大震災で被災した気仙沼中学校第20回卒業生(1967年3月卒/65~66歳)たちを支援する首都圏在住同級生を中心としたグループです。魚町出身東京在住の3年8組小田が書いています。

twitter:@kechu20

最近の記事
全記事表示リンク

全ての記事を表示する

最新コメント
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

カレンダー
10 | 2017/11 | 12
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 - -
月別アーカイブ
カテゴリ
フリーエリア
RSSリンクの表示