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夏のフェンシング

今日は「原爆の日」。広島に原爆が投下されて69年となります。原爆慰霊碑に収められている原爆死没者名簿にはいま、29万2325人の名前が記されているとのことです。

さて、おととい4日の読売新聞夕刊に、気仙沼高校フェンシング部の村上久美さんが紹介されていました。

総体フェンシング
読売新聞8月4日夕刊記事

村上さんは気高3年生、顧問の内海好晴教諭が「久美が勢いに乗るかどうかで勝負は決まる」と信頼を寄せられる存在です。以下、記事を引用します。

「 中学2年の時、震災の津波で気仙沼市の自宅は全壊。日本代表として1990年の世界選手権に出場した父、哲久さん(47)に、幼い頃に買ってもらった剣は折れ、使えなくなった。マスクは泥の中から見つけ出したが、県大会や全国大会の賞状、メダルの多くが流された。
 それでも震災後、知人のつてで借りた一軒家の狭い居間や廊下で、哲久さんと夜遅くまで練習を欠かさなかった。「震災直後は何が起きたのか、自分でもよく分からない状態だったけど、剣を持つと、不思議と心が落ち着いた」と、フェンシングを支えにしてきた。
 身長1メートル57と小柄だが、強気に前へ攻めるのが持ち味。2012年の総体では、チーム唯一の1年生ながら、エースとして団体戦2位に導いた。だが、昨年の総体は大会前に練習のしすぎで左足を疲労骨折。フルーレ個人戦では16強止まりで、格上の選手に気後れしていると感じるようになった。」

記事はこの後、哲久さんの「肩に力が入っているので、もっと平常心でやるよう心がけてみては」とのアドバイスや久美さんの意気込みを紹介しています。

4日の午前中に取材したと思われる記事には、その日の午後に「神奈川県藤沢市で始まる団体戦で雪辱を果たす」との記述がありました。そして気仙沼高校は、男子と女子ともに4日の試合を勝ち抜きました。しかしきのう5日、男子は三回戦で法政二高に、女子は準々決勝で和歌山北に敗れました。

村上久美さんにとっては、これが最後の高校総体出場。これまでの雪辱を果たす夢はかないませんでした。しかし、〈やれることは全てやった〉と言える経験は、誰でもできることではありません。きっと、それが何事にも代え難い宝物だと思える日がくることでしょう。ぜひそうであって欲しいと願っています。
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テーマ : 東日本大震災支援活動
ジャンル : 福祉・ボランティア

tag : 気仙沼 気中20 気仙沼中学 気仙沼高校 フェンシング 高校総体

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プロフィール

気中20回生支援会

Author:気中20回生支援会
東日本大震災で被災した気仙沼中学校第20回卒業生(1967年3月卒/67~68歳)たちを支援する首都圏在住同級生を中心としたグループです。魚町出身東京在住の3年8組小田が書いています。

twitter:@kechu20

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