中央防災会議提言

7月10日(木)に、東京・有楽町の外国特派員協会で防潮堤問題に関する記者会見が行われました。その内容がわからずにおりましたが、やっと昨日15日に、ニュースサイト「BLOGOS」の記事として配信されましたのでご紹介します。

海外特派員協会
会見時の菅原昭彦氏(「BLOGOS」記事より)

「BLOGOS」7月15日配信記事

この会見に出席したのは、気仙沼市の「防潮堤を勉強する会」の発起人のひとりである菅原昭彦さん、そして中央防災会議の「東北地方太平洋沖地震を教訓とした地震・津波対策に関する専門調査会」の座長をつとめた河田恵昭(よしあき)関西大学教授と、海岸生態工学の研究者である清野聡子 九州大学大学院准教授の3氏です。気仙沼の人に説明は不要ですが、菅原昭彦さんは酒造会社〈男山本店〉の社長で気仙沼商工会議所の会頭でもあります。

詳細内容は配信記事をお読みいただくとして、私が感じたことを少し記しておきます。それは、中央防災会議の専門調査会に対する〈なんだかなあ〉という不満というか不信というか、まあそんな感じ。

専門調査会の座長をつとめた河田教授はこう語ります。
「津波に対しては避難するということが大原則で、構造物で命を守ることはできないんだという発想です。『多重防御』と呼んでいますけれども、防潮堤だけでなく、防潮林、それから盛り土をした道路や鉄道、そしてどうしても避難できない場合は高台に移転するというように、いろいろなメニューを組み合わせて街づくりをやるということが、基本として提言されました。津波に対しては、面的に防御するという考え方で対処するということになったわけです。(中略)そこで生活する人たちが、『どういう街を作らなければいけないか』という議論をする中で、防潮堤の高さや高台移転といったものが議論されるべきであって、『初めに防潮堤ありき』ではないということなんです」 そして「地方自治体は決して焦るべきではないと思います」とも。

なんで今頃になって言うのだろう。それとも、どこかで語っていただろうか、ちょっと方向が違っていますよと。この〈BLOGOS〉の記事では文字になっていないのですが、〈Think Seawall 防潮堤を考える〉のfacebookでは、菅原さんの「そのお言葉を2年前にお聞きしたかった」という河田教授へのコメントが紹介されています。私も同感。

一方、宮城県というか宮城県知事は、〈国の中央防災会議の提言にしたがって粛々と〉という立場を強調しています。しかし、その硬直的とも思える姿勢は提言の本質と少し違っているのではないでしょうか。中央防災会議の〈避難が基本〉との考え方は以前、新聞の大きな見出しになったこともあるのですが、その後の宮城県の動きにはそうした提言の主旨が反映されていないように感じるのです。

この外国特派員協会での記者会見が、巨大防潮堤計画を再考するきっかけになってくれればと思っています。


さて、話題を変えます。12時30分からは高校野球宮城県ベスト8をかけた気仙沼高校 対 石巻商業高校戦。東京にいてツイッター情報で得点を追うのがホントじれったいのですが、みんなで応援しましょう。私のツイッターアカウントは〈@kechu20〉。得点情報を随時リツイートしようと思っていますので、まずはよろしく。

(追記)
本日16日午後3時、気仙沼高校が見事逆転勝利!5対6でベスト8。次戦は石巻高校と。
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tag : 気仙沼 気中20 気仙沼中学 防潮堤を勉強する会 防潮堤

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気中20回生支援会

Author:気中20回生支援会
東日本大震災で被災した気仙沼中学校第20回卒業生(1967年3月卒/65~66歳)たちを支援する首都圏在住同級生を中心としたグループです。魚町出身東京在住の3年8組小田が書いています。

twitter:@kechu20

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