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加工場再建の遅れ

5月6日、TBSが気仙沼関連のニュース映像を配信していました。近海はえ縄船の〈集団操業〉の成果が出ていないとのこと。私ははじめ、〈不漁〉なのかと思いましたが違いました。水産加工場の造成が遅れているため買い手がつかないというのです。

処理場tbs
ニュース映像の一部イメージ

TBS配信ニュース映像


配信には期限がありますので、ナレーション内容を引用しておきます。

「宮城県気仙沼市では、マグロやサメを獲る近海はえ縄船が「集団操業」と呼ばれる独自の取り組みを行い、水産業の復興を目指しています。ところが、導入から2年がたっても思うような成果を出せないでいます。

気仙沼の近海はえ縄船「新徳丸」の小松安弘船長(60)。震災後、国の補助を受けながらの漁が続いています。

「サメにしても値段が震災前の半分。国の支援なくて(震災)前の状態だったらやっていけない」(小松安弘船長)

そこで導入したのが「集団操業」です。気仙沼を拠点にする近海はえ縄船17隻がグループ操業を行い、需要に見合う分だけの魚を水揚げすることで、競り値を安定させようというのです。ところが……

「復興につなげる目的で開始したが、目標の水揚げ(売上げ)に対して相当下回っている」(気仙沼遠洋漁業協同組合 三浦一彦専務理事)

競り値が回復しない理由の1つが造成工事の遅れです。気仙沼の魚市場の背後では、震災が起きてから3年が過ぎても加工場の復旧は道半ばです。魚を処理する場所が少なく、買い手がつかないことから、競り値はなかなか上がらないのだといいます。赤字は今は国の補助で賄われていますが、その期限も来年までです。

「気仙沼は依存度が高い。はえ縄船に対して」
「(船が)経営成り立たなくなってやめると大きな痛手」(気仙沼の仲買人)

小松船長らは国に補助の延長を求める方針ですが、実現するかは不透明です。

「支援がなければ、やっていける会社(船)、半分あるかないか」(小松安弘船長)

気仙沼の復興に欠かせない近海はえ縄船は、先行きの見通せない航海を強いられています。」

引用は以上です。
加工場があってこその魚の買い付けです。魚市場が復旧しても、その後工程を担う加工場が整備されなければ、気仙沼の水産加工業の業務サイクルが完結しないということなのですね。

南気仙沼と鹿折地区の漁港区域指定の拡大についてブログで紹介したのは一昨年6月のこと。それから約2年。公的補助や支援の期限があるなか、水産加工場の再建を準備している方々や漁業関係者が今日までどんな気持ちで過ごしているか。その苦渋が感じとれるニュース映像でした。


2012年6月12日「漁港区域の拡大2」
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tag : 気仙沼気中20気仙沼中学

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気中20/小田

Author:気中20/小田
このブログは、東日本大震災で被災した気仙沼中学校第20回卒業生(1967年3月卒/71~72歳)たちを支援する首都圏在住者「気中20回生支援会」ブログとして始めました。いまは、気仙沼出身東京在住者による気仙沼情報ブログとして、魚町育ちの小田(気中3年8組)が書いています。

Twitter: @kechu20

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