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太田地区「風土記」

10月27日のブログで、三陸新報10月7日論説「太田地区の再生に思うこと」を紹介しました。そこには、気仙沼の太田飲食街の歴史が記されていました。

10月27日ブログ 「太田」地区の歴史

本日紹介するのも太田の〈かつてのにぎわい〉についてです。

NHK-BSプレミアム「新日本風土記」の2022年6月10日放送回は「気仙沼」でした。本年3月11日に再放送もありました。

この放送のなかで、太田飲食街もとりあげられています。録画が残っていたので、その放送内容を紹介しましょう。

◎始まりは「港町ブルース」

太田紹介は「港町ブルース」をバックに、つぎのナレーション(NA)で始まりました。「三陸沖の豊かな魚を追って、気仙沼には日本各地から漁師がやってきました。海の男と港の女のせつない恋を歌ったヒット曲があります」

(流す涙で割る酒は〜だました男の味がする〜)
(テロップ:港町ブルース 1969年)

(NA)「夜になるといつも街の一角でこの歌が響いていました。港から坂をのぼった太田飲食街。当時は三陸きってのにぎわいでした」




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このナレーションの後に絶妙のタイミングで港町ブルースのきめどころ「けせん〜ぬま〜」が入ります。そして場面は変わって、太田の坂。

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坂をのぼるのは、サンマ船(第81豊清丸)船頭の中舘捷夫(なかだて・かつお)さんと、元新聞記者(三陸新報)の三浦博光さんです。

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(中舘さん)「ここへ来てね。みんなしてね、一緒に仲間同士で飲んだり食ったりしてね、夜をあかしたもんだよな」

坂の先にあるのは「王将マーケット」です。

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ナレーションは、昭和40年代の太田飲食街の盛況をつぎのように。

(NA)「昭和40年代には、80をこえる店が軒をつらね、なかには一晩の売上が1千万円をこえるキャバレーもあったとか」

(中舘さん)「今日があって、明日がないという感覚がとにかく自然に身についているもんだから、陸(おか)に来たら、もう、また助かってきたな、命あるなと思って飲み食いして、また出てってね、がんばって。そのくりかえしだった」

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(NA)「しかしその後、気仙沼にも水産資源の減少や後継者不足の波が襲います。
太田でも4年前、最後の1軒が閉店しました」

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太田紹介は、かつての伝説の店の話に移ります。村上ハツミさんのお店「アミーゴ」です。

(NA)「遠ざかるにぎわいの記憶。かつてこの路地にあった伝説の店の物語」

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(NA)その名は「アミーゴ」。友達。

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アミーゴの手前、右側のコインランドリーは「亀の湯」さんだと思います。アミーゴの奥には「ゴールド」のネオンも。

ここからはアミーゴのママ、村上ハツミさんやご主人秋夫さんの話が始まりますが、略します。

◎太田「飲食旅館街」ゲート

私がなつかしく思ったのは、冒頭に紹介した太田「飲食旅館街」のゲートサインです。左右に、ふとんなどを扱っていた小田繊維さんの広告表示もありますね。小田さんの雅秋さんはひとつ上、その弟の善紀さんはひとつ下。私と同姓ですが親戚ではありません。右上には「倉元」さんの名も。多くのお店に酒類を届けていたことでしょう。

ゲート

中学や高校のころ、夕方にはこの太田のゲートを左に見ながら帰宅していました。右の角は山友薬局、左の角は食料品店の宝屋さんだったかな。そのまた左は加幸さん。中井殖君(3年8組)のお母さんの実家です。

太田入口近くにあった銭湯「亀の湯」さんは、2017年5月1日の読売新聞夕刊によれば1886年(明治19年)開業とのこと。その記事には、〈水揚げを終えた漁師たちが盛り場に行く前に汗を流していった〉とも。しかし、2017年5月6日の営業を最後に廃業しました。131年の歴史に幕を閉じたのです。

2017年5月4日ブログ「亀の湯 5/6に廃業」


私が太田で飲み歩いていたわけではないのですが、なんかいろんなことを思い出します。気仙沼の漁業を中心に景気がよい時代の記憶がよみがえるせいでしょうか。

太田地区飲食街の盛衰。いま私の脳内にながれている歌は、「港町ブルース」です。

今週はこれにて。
 
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ジャンル : 地域情報

tag : 太田地区

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気中20/小田

Author:気中20/小田
このブログは、東日本大震災で被災した気仙沼中学校第20回卒業生(1967年3月卒/71~72歳)たちを支援する首都圏在住者「気中20回生支援会」ブログとして始めました。いまは、気仙沼出身東京在住者による気仙沼情報ブログとして、魚町育ちの小田(気中3年8組)が書いています。

Twitter: @kechu20

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