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鉄道事業廃止区間

11月12日(火)、JR東日本は気仙沼線/柳津~気仙沼間と、大船渡線/気仙沼~盛間について、鉄道事業廃止の届出を行ったと発表しました。

11月12日付けのJR東日本のニュースリリースは、「気仙沼線(柳津〜気仙沼間)及び大船渡線(気仙沼~盛間)における鉄道事業廃止の届出について」と題して次の内容を。

「現在BRTにより運行している気仙沼線(柳津~気仙沼間)及び大船渡線(気仙沼~盛間) について、鉄道事業法第28条の2(事業の廃止)に基づき、本日付けで国土交通大臣に鉄 道事業廃止の届出を行いましたのでお知らせいたします。なお、BRTは道路運送法に基づき運行しており、鉄道事業の廃止による運行・サービス 水準の変更はございません。」(引用は以上)

なんかそっけないというか、まあ、法的な措置計画についてのリリースなのでそういうことでしょう。

これらの区間は、東日本大震災で被災したために線路敷地を使ってバスによる「BRT」(バス・ラピッド・トランジット)として運行がおこなわれてきました。気仙沼線は2012年8月、大船渡線は2013年3月からのことです。

これに対して地元からは鉄路復旧を求める声などもありましたが、JR東日本としての結論が出されたということのようです。河北新報の11月13日配信記事によれば、鉄道事業廃止予定日は2020年11月13日です。あくまで法的な事業廃止日ということになりますが、1年前に予定/計画を発表したということでしょう。

11月13日配信の河北新報記事から主要部を引用します。


「 JR東は鉄路復旧に多額の費用がかかることや乗客減少を理由に、BRTによる本格復旧を宮城、岩手両県の沿線自治体5市町に提案し、16年3月までに全市町の同意を得た。JR東は気仙沼線の柳津-気仙沼間のほか、鉄道を運行している前谷地(石巻市)-柳津間でもBRTを延長運行。大船渡線のBRT区間と合わせ、新駅の設置などを進めている。JR東広報部は「利用者の利便性向上を優先し、結果的にこのタイミングでの届け出になった。BRTは道路運送法に基づき運行し、鉄道事業廃止による運行・サービス水準の変更はない」と説明。沿線自治体には事前に説明したという。廃止届け出を受け、東北運輸局は関係地方公共団体などからの意見聴取を行う。」(引用は以上)

同記事の図解がとてもわかりやすい。赤くぬられているのがJRのBRT区間。そこに寄り添うというか、からむように紫色で示されているのが三陸沿岸道です。

区間図
河北新報11月13日配信記事より


行政としては、三陸沿岸道の全区間開通とBRT区間の利便性向上を求めていくということだと思います。バスを利用するBRTならではのメリットもあると思います。

このJR東日本の結論は予想されていたことといってよいでしょう。しかし、鉄路復旧を強く求めてきた方々の心情を思うと、このブログを書いていても、ちょっと言葉を選んでしまう。そんな気持ちを感じています。
 
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テーマ : 気仙沼
ジャンル : 地域情報

tag : 大船渡線 気仙沼線 BRT

プロフィール

気中20回生支援会

Author:気中20回生支援会
東日本大震災で被災した気仙沼中学校第20回卒業生(1967年3月卒/67~68歳)たちを支援する首都圏在住同級生を中心としたグループです。魚町出身東京在住の3年8組小田が書いています。

twitter:@kechu20

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