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やっと帰ってきた

コヤマ菓子店の11月16日新店舗オープンについては15日のブログでもお伝えしました。そして16日当日の三陸新報にはオープン告知広告が掲載されていました。

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三陸新報11月16日掲載広告の一部イメージ


店主 小山裕隆さんのあいさつには「震災から3172日、おかげさまで元の場所で再掲することが出来ました」と記されています。住所は魚市場前1-31。以前の店舗と同じです。私は小山隆市君らが一生懸命にとりくんでいた〈仲町七夕まつり〉など、仲町大通りのイメージが強いので、コヤマの住所も仲町と思い込んでいましたが〈魚市場前〉なのですね。

広告にあった地図を拡大してみましょう。

地図

コヤマ菓子店の住所は魚市場前、はなまるうどんや宮脇書店は仲町、災害公営住宅は幸町です。店舗北側道路(魚市場中谷線)は大橋側からの右折ができないので、宮脇商店様手前を右折してくださいとの注意書きがありました。店舗脇には6台分の駐車場があります。


11月16日の三陸新報の記事面でもコヤマ菓子店/小山裕隆さんを紹介しています。シリーズ記事〈この地で歩む 頑張る人たち〉の62回目。見出しは〈父と約束 念願の再建〉です。

コヤマ記事
三陸新報11月16日記事


記事の結びを引用します。

〈2013年1月、店の再建を夢見ながら、病気でこの世を去った父・隆市さん(享年61歳)。きょう、ようやく父との〝約束〟を果たすことができる。「やっと、帰ってくることができたよ」「天国で見守ってくれた父に、そう報告するつもりだ。〉(引用は以上)

隆ちゃんの享年61歳。まだ若かった。元気でいれば68歳か。新店舗の2階に設けられた13席のカフェスペース「珈琲山荘」や人気メニューだったバナナジュースの復活は、裕隆さんからお父さんへの最高のプレゼントですね。隆市君も喜んでいることでしょう。

オープン当日の小山裕隆さんのブログのタイトルは「被災3172日めの気仙沼、そして、夢に向かっての1日め」。これまでは大震災からの日にちをタイトルにしていましたが、新店舗オープン後は夢に向けての日数を掲げていくようです。文中で「残念ながら、共に再建を誓った父は天国へ行ってしまいましたが、どこかでずっと見ています」と記しています。

裕隆さんの11月16日ブログ

元の場所に戻っての新店舗オープン。あらためてお祝いを申し上げます。おめでとうございました。

11月15日ブログ「NEWコヤマ菓子店」
  
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テーマ : 気仙沼
ジャンル : 地域情報

tag : コヤマ菓子店 珈琲山荘

NEWコヤマ菓子店

三陸新報のシリーズ記事〈今を見る「途上の街」〉。11月10日は、南気仙沼地区をとりあげていました。


コヤマ店舗
三陸新報11月10日記事より


わかるでしょうか。上の写真の右側にうつっているのが、市営幸町住宅(災害公営住宅)です。そして三角屋根が印象的な建物が、そうです、建設が進むコヤマ菓子店。方向的には河北ビル(現 中央公民館)のほうから撮影していますので、店舗の裏側ということになりますね。下の写真は約2年前2017年10月撮影です。

そのコヤマ菓子店の新店舗がいよいよ明日11月16日(土)にオープンします。

10月24日のブログでお伝えしたように、田中前の店舗は10月30日に閉店し、新店舗開店のための準備を進めていました。その間の工事推移などは、小山裕隆さんのブログでも紹介されています。建物の建設工事や什器の搬入など、開店までに仕事は多岐にのぼり、思いもかけないことも。そうしたことへの対応などもいろいろあったことでしょう。

しかしなんとかスタッフや関係者の全力をあげての努力で明日のオープンを迎えることができますね。きょうの深夜まで、もしかすると未明まで準備作業となるかもしれません。

そしてなんと明日オープンする新店舗2階のカフェスペースの名は「珈琲山荘こやま」です。ドリップでいれるコーヒー、そしてバナナジュースも復活かな。

震災前のコヤマ菓子店は新店舗とほぼ同じ場所にありました。故 小山隆市君(3年6組)が店主です。1階がコヤマ菓子店、2階が珈琲山荘。帰省するたびに隆市君に会いに珈琲山荘にいきました。その店内をなつかしく思い出します。

そして2011年の東日本大震災。近くの河北ビルの屋上から隆市君が撮影した写真には、店舗が崩れるように流される瞬間がうつっています。裕隆さんが撮影した動画とともに、NHKをはじめ何度もテレビで紹介されました。

田中前の旧市立病院の入口近くで店舗を再開したのは2011年8月4日のことです。隆市君からのメールには「小さな小さな店舗ですが、ここを第一歩として頑張っていこうと思っています」とありました。

しかしその隆市君が2013年1月14日に亡くなりました。胃を患ってのことでしたが、震災さえなければと多くの同級生が思ったことでしょう。

そして後を継いでの長男 裕隆さんがお母様と一緒によく頑張りました。南気仙沼地区の土地区画整理事業がなかなか進まないなかで、もとの店があった場所に新店舗を建設するという決断には勇気が必要だったでしょう。そして迎える明日の新店舗オープンです。明日の三陸新報にはその告知広告も掲載されると思います。一日早いのですが、心からお祝いを。おめでとうございます。

これまで以上に多くの人に愛される菓子店として成長することを願っております。どうぞ皆さま、新しいコヤマ菓子店をよろしくお願いいたします。
 

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ジャンル : 地域情報

tag : コヤマ菓子店

鉄道事業廃止区間

11月12日(火)、JR東日本は気仙沼線/柳津~気仙沼間と、大船渡線/気仙沼~盛間について、鉄道事業廃止の届出を行ったと発表しました。

11月12日付けのJR東日本のニュースリリースは、「気仙沼線(柳津〜気仙沼間)及び大船渡線(気仙沼~盛間)における鉄道事業廃止の届出について」と題して次の内容を。

「現在BRTにより運行している気仙沼線(柳津~気仙沼間)及び大船渡線(気仙沼~盛間) について、鉄道事業法第28条の2(事業の廃止)に基づき、本日付けで国土交通大臣に鉄 道事業廃止の届出を行いましたのでお知らせいたします。なお、BRTは道路運送法に基づき運行しており、鉄道事業の廃止による運行・サービス 水準の変更はございません。」(引用は以上)

なんかそっけないというか、まあ、法的な措置計画についてのリリースなのでそういうことでしょう。

これらの区間は、東日本大震災で被災したために線路敷地を使ってバスによる「BRT」(バス・ラピッド・トランジット)として運行がおこなわれてきました。気仙沼線は2012年8月、大船渡線は2013年3月からのことです。

これに対して地元からは鉄路復旧を求める声などもありましたが、JR東日本としての結論が出されたということのようです。河北新報の11月13日配信記事によれば、鉄道事業廃止予定日は2020年11月13日です。あくまで法的な事業廃止日ということになりますが、1年前に予定/計画を発表したということでしょう。

11月13日配信の河北新報記事から主要部を引用します。


「 JR東は鉄路復旧に多額の費用がかかることや乗客減少を理由に、BRTによる本格復旧を宮城、岩手両県の沿線自治体5市町に提案し、16年3月までに全市町の同意を得た。JR東は気仙沼線の柳津-気仙沼間のほか、鉄道を運行している前谷地(石巻市)-柳津間でもBRTを延長運行。大船渡線のBRT区間と合わせ、新駅の設置などを進めている。JR東広報部は「利用者の利便性向上を優先し、結果的にこのタイミングでの届け出になった。BRTは道路運送法に基づき運行し、鉄道事業廃止による運行・サービス水準の変更はない」と説明。沿線自治体には事前に説明したという。廃止届け出を受け、東北運輸局は関係地方公共団体などからの意見聴取を行う。」(引用は以上)

同記事の図解がとてもわかりやすい。赤くぬられているのがJRのBRT区間。そこに寄り添うというか、からむように紫色で示されているのが三陸沿岸道です。

区間図
河北新報11月13日配信記事より


行政としては、三陸沿岸道の全区間開通とBRT区間の利便性向上を求めていくということだと思います。バスを利用するBRTならではのメリットもあると思います。

このJR東日本の結論は予想されていたことといってよいでしょう。しかし、鉄路復旧を強く求めてきた方々の心情を思うと、このブログを書いていても、ちょっと言葉を選んでしまう。そんな気持ちを感じています。
 

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tag : 大船渡線 気仙沼線 BRT

前康輔さんの写真

2020年版の気仙沼漁師カレンダーは、10月1日に販売が始まったのですが、なんというかまだ来年のカレンダーの話題が早すぎるように気がしておりました。しかしあっという間に11月となり、1日に注文したカレンダーが先週到着しました。ということで、本日やっとのブログ紹介です。


公式サイトより

気仙沼漁師カレンダー公式サイト


◎気仙沼漁師カレンダー2020
・サイズ:見開き B3 / 二つ折りタイプ
(2019年版より一回り大きくなっています。開くとB3、閉じるとB4サイズ)
・販売価格:¥ 1,500(税抜)
税込み1650円+送料350円で計2000円の支払いとなります。
・支払:気仙沼信用金庫本店への振込

・写真:前 康輔 
・デザイン:畑ユリエ
・編集/インタビュー:唐澤和也(Punch Line Production)
・プロデュース:BambooCut 
・企画/発行:気仙沼つばき会

この漁師カレンダーは2020年版で6回目となります。毎回、その撮影を担当する写真家の起用が話題になりますが、今回は前康輔(まえ こうすけ)さんです。

ご自身のサイトによれば、1974年生まれ広島県出身とのこと。雑誌の仕事を見ても、著名誌での写真がずらっとならんでいます。編集者からの厚い信頼がうかがえます。

毎週読んでいる週刊文春の「原色美女図鑑」でも撮っているので、前さんの仕事とは知らずにながめていたことも多かったのでしょう。なお同誌10月17日号で前さんが撮影した美女は橋本環奈さんです。前康輔さんのツイートにも、みんながよく知る芸能界などの華やかな顔ぶれが登場します。

そして、ところかわって今回の漁師カレンダー。昨年から何度も気仙沼で撮影していたようです。ツイートを追ってみると、昨年8月には2泊3日でカツオ一本釣りの漁船に乗り込んだり、ことし2月にはアナゴ漁も撮影しています。いずれも船酔いしたり、かなり体をはったりしての撮影です。カレンダー掲載の写真を見ても、空中のカツオや水中からの撮影など決定的瞬間をとらえた現場の空気感(や水中感)が伝わってきます。

カレンダー発売の翌日10月2日の前さんのツイートを紹介します。

「気仙沼つばき会のみなさんの気仙沼に対するリスペクトと、僕のわがままを全て聞いてくれた編集の竹内順平くんと、ライター唐澤和也さんの愛に溢れる文章と、アートディレクター畑ユリエさんの僕の写真に対する眼によって、作られたカレンダーです。」

つまりは、そういう素晴らしいカレンダー。竹内順平さんは、毎年この漁師カレンダーをプロデュースしてくれている株式会社バンブーカットの代表です。

こうしたカレンダーのデザインは、一度きめたフォーマットを踏襲していけば、一定のクオリティを実現しやすくなりますが、竹内さんらは写真家の起用/キャスティングはもちろんのこと、毎年あらたなチャレンジを試みているように感じます。今年は、カレンダー本体だけでなく、封筒のデザインにも工夫が見られました。畑ユリエさんの提案でしょうか。

封をして閉じる面、通常でいえば裏側に宛先欄を設け、表側全面にはカツオ一本釣りの瞬間を捉えた写真を配しています。しゃれていて、封筒の使い方としてとてもスマートだなと感心しました。つぎの写真でカレンダーに重ねてあるのがその封筒の表側です。印刷コストを考慮したのでしょう、モノクロです。こうした工夫や試みがとてもうれしい。

カレンダー

話が長くなりましたが、そうした気仙沼漁師カレンダー2020を、皆さまにも是非お求めいただきたく。どうぞよろしくお願いいたします。

これまで5回の漁師カレンダーについては各年、カレンダー紹介と関連テーマのふたつのブログを書いてきました。お手すきのときにでもお読みいただければと。

2014年版紹介ブログ/藤井保
 
関連ブログ「漁師カレンダー!」
2016年版紹介ブログ/浅田政志
 関連ブログ「写真家:浅田政志」
2017年版紹介ブログ/川島小鳥
 関連ブログ「小鳥さんの写真展」
2018年版紹介ブログ/竹沢うるま
 関連ブログ「写真家竹沢うるま」
2019年版紹介ブログ/奥山由之
 関連ブログ「経済産業大臣賞!」

 

テーマ : 気仙沼
ジャンル : 地域情報

tag : 気仙沼漁師カレンダー 前康輔

商工会議所の議員

10月7日のブログ「商工会議所女性会」で、女性会が創立40周年を迎えたこととともに、気仙沼商工会議所の1号議員選挙で38人が無投票当選したことをお伝えしました。そして10月24日、三陸新報に商工会議所の広告として1号議員38人の氏名広告が掲載されていました。

1号議員
三陸新報10月24日広告より


38人中に気中20同級生の、カネシメイチ/小山修司君(3年5組)、臼眞倉庫/臼井真人君(3年2組)が含まれていることは7日のブログでも記しました。

10月24日の三陸新報には、商工会議所の〈3号議員決まる〉との見出しで、定数10の議員名を伝えています。3号議員は、執行部の推薦によって選ばれます。

3号議員
三陸新報10月24日記事より

 
さらに11月2日の三陸新報には、11月1日に開催された気仙沼商工会議所の臨時議員総会での役員改選で、菅原昭彦会頭(男山本店)を再任したとの記事が掲載されていました。副会頭は岡本寛さん(岡本製氷)、清水敏也さん(八葉水産)、熊谷敬一郎さん(クマケー建設)。専務理事には加藤正禎さん(気仙沼商議所)がそれぞれ再任されています。

気仙沼を離れて暮らしていると、こうしたなにげない氏名広告や記事も、ついつい興味深くながめてしまいます。そこになんというか、気仙沼のいまの実業の世界を感じるのです。それと〈世代〉なども。真人君にしても修司君にしても、若手として商議所メンバーに加わった時代があったはず。そんなことを思いながら一人ひとりの名を追っておりました。

来年で創立70周年を迎える気仙沼商工会議所。議員や役員の任期は3年です。どうぞよろしくお願いいたします。
 

テーマ : 気仙沼
ジャンル : 地域情報

tag : 商工会議所

晃宏さんもゲスト

11月30日(土)、東京・大手町で「気仙沼を元気にする会」が開催されます。今回で11回目。前回は昨年5月26日に開催されました。

元気にする会

実行委員会 公式サイトより



◎第11回「気仙沼を元気にする会」

テーマ:気仙沼のいまを知り、かかわり続けたい方へ。

昔も今も「移住」がまちの活力となっている気仙沼。今回は最近移住した3人と、民間から地方創生に取り組む出身者が、気仙沼で暮らす楽しさ、気仙沼と関わることの面白さを全力で語ります。

スピーカー:
気仙沼市移住・定住支援センター「MINATO」/加藤拓馬(兵庫県出身)、 加藤航也(福井県出身)、 加藤広大(神奈川県出身)   インビジョン株式会社/小山晃宏(気仙沼市出身)
菅原 茂(気仙沼市長)
主 催:気仙沼を元気にする会実行委員会
共 催:一般社団法人気仙沼サポートビューロー
    気仙沼市移住・定住支援センター MINATO

日時:令和元年5月26日(土)
開場 10:30 講演 11:00 – 12:15
懇親会 12:20 – 14:30
会場:銀座ライオン大手町ファーストスクエア店
東京都千代田区大手町1-5-1
大手町ファーストスクエアB1
TEL : 050-3491-0733
会費:一般/5,000円 学生/2,000円
(ランチ・飲み物込み)

◎二次会
同会場にて 15:00 – 17:00
会費:2,000円

参加申込は、公式サイトのこちらから

驚いたのは、講演者のひとりとして小山晃宏さんの名があったこと。晃宏さんは、コヤマ菓子店の故 小山隆市君(3年6組)の三男。現店主 裕隆さんの弟です。そして彼が所属するインビジョン株式会社は、求人広告など人材採用系の広告代理店。2016年9月には、気仙沼で入社予定者の内定式をおこなっています。1泊2日海上内定式 in 気仙沼。これも小山晃宏さんの努力による企画だったのでしょう。どのような話をしてくれるのかわかりませんが、楽しみです。

MINATOの加藤拓馬さんは、一般社団法人まるオフィスの代表でもあります。まるオフィスは、MINATOの運営を市から委託されています。加藤さんらの活動はこのブログでも何度か紹介してきましたので、ご存じの方も多いことでしょう。2014年の元気にする会でも、まちづくりグループ「からくわ丸」事務局長としてゲスト参加しています。その後の回でも登壇していたかもしれません。

はじめての「気仙沼を元気にする会」は、震災から約半年後の2011年10月22日に東京・恵比寿で開催されました。定員250名を超える300名以上の参加者でした。つぎのブログでその様子を紹介しております。

2011年10月24日ブログ「22日恵比寿報告」

そして今回で11回目。継続して企画と運営をになってきた実行委員会(実行委員長 熊田利英子さん)/気仙沼サポートビューローの皆さんに御礼を申し上げます。いつもありがとうございます。今年もよろしくお願いいたします。

皆様も是非ご参加ください。
 

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tag : 気仙沼を元気にする会

磯部さんとのご縁

震災後にこのブログを始めて8年半になりますが、コメント欄やメールフォームを介して、問い合わせなどのご連絡をいただくことがあります。

7月19日、東京の「いそべとし男声合唱団」の長田茂さんという方からコメント投稿が届きました。「いそべとし」は「磯部 俶」。早稲田大学グリークラブの専任指揮者をつとめるなど、多くの合唱団を指導された方。作曲家でもあり、気仙沼市立水梨小学校の校歌もその作品のひとつであることを、本年3月26日のブログ「水梨小学校の校歌」で紹介しました。

「いそべとし男声合唱団」は、磯部俶さんの呼びかけで早稲田大学グリークラブのOBを中心に1974年に結成されました。長田さんは現在その代表をつとめています。

◎長田さんからの依頼内容

連絡内容はつぎのようなことでした。

長田さんは、磯部俶さんが作曲した校歌について調べており、すでに15校ほどの楽譜を収集済みでした。そのなかには、気仙沼市立階上(はしかみ)小学校の校歌も含まれています。そしてさらに調べていくうちに、私のブログ「水梨小学校の校歌」にたどり着いたというのです。

気仙沼市立水梨(みずなし)小学校の校歌が磯部俶作品であることは、このブログを読んではじめて知ったそうです。まさに〈新発見〉。しかしそこには、同校が少子化のため閉校になってしまったことも記されていました。新たな磯部作品の手がかりを得たと思ったら、4か月ほど前に閉校していたわけですから、その落胆ぶりが容易に想像できます。

そして長田さんは、水梨小校舎の壁面に貼ってあったと思われる楽譜のコピーかなにかを送ってもらうことができないかと。磯部俶作品として水梨小学校校歌をしっかりと残しておきたいとのお願いでした。

この依頼に対して、私は「関係者にたずねてみます」とすぐに返信しました。というのも、心当たりがあったのです。家内の小中高時代の同級生である加藤美貴子さんが水梨小学校の教壇にたっていたはずだと。そしてすぐ、加藤さんに連絡をとってみると〈どこかに保存されているはずなので探してみます〉との返事がありました。

その後の細かな経過は略しますが依頼を受けて1週間ほどあとに、加藤さんから長田さんへ磯部俶直筆楽譜のコピーや関連資料が発送されました。そして間もなく長田さんから、楽譜ソフトで浄書された水梨小校歌の楽譜がご丁寧にも私にも届いたのです。もちろん、加藤さんにも。8月1日のことでした。


◎長田さんの寄稿文

9月中旬、長田さんから封書が届きました。そこには「いそべとし男声合唱団ニュース」が。このニュースレターは第428号といますから、団の活発な活動がうかがわれます。そのなかに長田さんの寄稿文「消えた学校の校歌が、生き返った~磯部先生の校歌を探して」が掲載されていました。許可を得ましたので、その画像を紹介します。長田さんからの視点で、上述した経過が記されています。

会報記事
いそべとし男声合唱団ニュース第428号(2019年9月発行)より


しかしこうして振り返ってみると、いろいろな偶然が重なったことにあらためて驚きます。まさに〈縁は異なもの味なもの〉。

加藤美貴子さんが妻の同級生、それも私もよく知るごくごく親しい人でなかったら、ことはこうスムーズに運ばなかったでしょう。加藤さんが、水梨小学校閉校にあたっての記念誌制作をお手伝いしていたことも幸いしました。

◎気仙沼のコーラス活動
 
加藤さんは水梨小学校で学級担任とともに全校音楽集会の指導もおこなうなど、音楽に深くかかわってきたのです。そのあと階上(はしかみ)小学校に転任し、同校で退職しました。

なんと、水梨小だけでなく階上小の校歌も磯部俶さんが作曲したもの。私はこの偶然にもおどろきました。両校を去るときの卒業式では、加藤さんも歌唱指導したであろうそれぞれの校歌が歌われたはずです。

加藤さんは、気仙沼の合唱グループにいまも属しています。たしか〈若草コーラス〉だったかな。気仙沼はアマチュアコーラスが盛んで、気仙沼市アマチュアコーラス連絡会も組織されています。

震災後には同連絡会の企画で、磯部さんと強いつながりがある早稲田大学グリークラブが復興支援コンサートを開催してくださいました。2012年3月24日、気仙沼プラザホテル。早稲田大学男声合唱団 コール・フリューゲル30名の皆さんの歌声に、加藤さんはもちろんのこと、気仙沼稲門会/早稲田OBをはじめ参集していた皆さんがうっとりしたとのことです。今回の水梨小校歌楽譜に関するお手伝いが、グリークラブの皆さんへの恩返しのひとつになるとすればなによりです。
 
この気中20ブログ「水梨小学校の校歌」がきっかけでつながった長田さん、そして磯部俶さんとのご縁。こうしてふりかえってみても本当にうれしいできごとでした。そして私がありがたく感じたのは、長田さんが合唱団ニュースの文末に私の文章を引用してくれたことです。長田さん、ありがとうございました。本日の記事もその文をもって結びとします。

「 3月17日の閉校式では出席者全員で校歌を斉唱したそうです。子供たちやその父兄、そして多くは同校の卒業生であろう地区の人たちは、いろんなことを思い出しながらこの校歌を歌ったことでしょう」

3月26日ブログ「水梨小学校の校歌」

以上のブログ記事は、掲載前に長田さんと加藤さんに確認いただきました。加藤さんからの返信メールのなかには、磯部俶さんの楽譜についてのこんな一文がありました。〈このつながりがなければ、日の目を見ることのなかった直筆楽譜です。なにか、偶然ではかたづけられない強いご縁を感じています。本当にありがとうございました 〉。お礼を申し上げなければいけないのは私のほう。いろいろとありがとうございました。
 

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tag : 磯部俶 水梨小学校 校歌

吹奏楽団の演奏会

気仙沼市民吹奏楽団の定期演奏会が11月10日(日)に市民会館で開催されます。11月3日の三陸新報に広告が掲載されていました。

コンサート
三陸新報11月3日掲載広告より


◎気仙沼市民吹奏楽団
第32回 定期演奏会
日時:11月10日(日)13:30開場 14:00開演
会場:気仙沼市民会館 大ホール
入場無料

広告には、演奏予定曲目が記されていました。

・吹奏楽のための第三組曲(アルフレッド・リード)
・NHK大河ドラマ「いだてん」メインテーマ
・平成アニメコレクション
・ルパン三世メドレー
・HAMARAINYAによる唄と踊り
・和田アキ子コレクション
・その他

私は気仙沼市民吹奏楽団の演奏を4度聴いています。いずれも〈めぐろパーシモンホール〉で開催された東日本大震災復興支援コンサートです。2016年から毎年、気仙沼市民吹奏楽団と目黒吹奏楽団による混成楽団がすばらしい演奏を聴かせてくれました。今年3月のコンサートでは、気仙沼から10名の楽団員が上京し、5曲を演奏。「HAMARAINYAによる唄と踊り」では、気仙沼高校ダンス部(旧鼎が浦ダンス部)6名が法被を着て登場し踊ってくれました。

こうして市民会館で気軽に吹奏楽を楽しめるというのはとてもいい。うらやましい。

曲目も親しみやすいものが多く、楽しいコンサートになりそうですね。11月10日、市民による市民のためのウィンド・オーケストラをどうぞお楽しみください。

2018年の目黒での演奏についてはつぎのブログにも記しました。

2018年3月16日ブログ「知恵を持つ海」

 

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tag : 気仙沼市民吹奏楽団

8年間の活動に幕

「気仙沼のほぼ日」さんは、11月1日に〈お開き〉になりました。閉所にあたって魚市場前「みしおね横丁」で開かれた〈またあおうねの会〉の様子を、11月5日の三陸新報が伝えていました。見出しは、「8年間の活動に幕」糸井さん「また来ます」。

三陸記事
三陸新報11月5日記事の一部イメージ


記事の後半を引用させてもらいます。

〈「ほぼ日」の活動は当初、2年間の予定だったが、「気仙沼の人たちが友だちみたいになった。いい気になって居続けた」(糸井さん)と、8年にわたって支援してきた。

セレモニーには糸井さんと関わりのあった約50人が参加。菅原茂市長は「糸井さんに教えてもらったことがいっぱいある。気仙沼を故郷と思って、これからもお付き合いを」などと感謝。

糸井さんは「8年間ありがとうございました。縁もゆかりもない人間が、気仙沼の人たちに面倒を見てもらって感謝しかない。やりかけている用事があるのでまた来る。多くの人に憧れられる気仙沼になることを願っている」とあいさつした。

東北各地の応援団OBらで組織する社会人の応援団「青空応援団」が激励に駆け付け、「ほぼ日」の活動をねぎらうとともに、市内で活動する団体にエールを送った。〉(引用は以上)

記事でも紹介されている気仙沼へのバスツアー「マジカル気仙沼ツアー2019 そして、またあおうねの会」については、つぎのほぼ日/テキスト中継でご覧ください。「青空応援団」の皆さんの応援の様子も紹介されています。三陸新報記事写真の右側にうつる「サユミ」さんへのエールなども。是非ご覧ください。

ほぼ日/テキスト中継

11月1日、三陸新報に掲載された〈ありがとうございました「気仙沼のほぼ日さん」〉の全面広告はこちらのブログで。

11月1日ブログ 今日は「出船送り」
 

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tag : 気仙沼のほぼ日

文化の日の展覧会

11月3日、文化の日。家内とふたりで六本木のふたつの展覧会に。グッドデザイン賞受賞展とバスキア展です。

①グッドデザイン賞受賞展
        
気仙沼の〈復興デザイン [気仙沼内湾ウォーターフロント・「迎」ムカエル・「創」ウマレル(PIER7)]〉が、2019年度グッドデザイン賞を受賞したことは10月11日のブログでお伝えしました。

その「グッドデザイン賞受賞展」が10月31日から11月4日まで東京ミッドタウン六本木で開催中とのことでのぞいてみました。

2019年度のグッドデザイン賞受賞デザインは約1400件とかなり多く、気仙沼〈復興デザイン〉の展示場所がどこなのかよくわからず。係員にたずねてやっとたどりつきました。〈商業・公共空間〉などの展示スペース。こんな感じ。左から3枚目が気仙沼のパネルです。

会場

写真撮影が許可されていたので、パネル内容も。細かなことは別にしてイメージということでご覧いただければと。

パネル


10月11日ブログ「グッドデザイン賞」


②バスキア展

グッドデザイン賞受賞展にさきだって、六本木ヒルズ/森アーツセンターギャラリー「バスキア展」へ。日本初となる本格的な展覧会ということなのですが、正直に申し上げてさほどの感激というか感興をおぼえませんでした。そんななかでいいなと思ったのは、写真撮影が許可されていたつぎの作品。


バスキア

ジャン=ミシェル・バスキア《無題(ドローイング)》(Collection of Larry Warsh)


この展覧会で一番大きな作品だったと思います。左右4mぐらいあったかもしれません(追記:調べたら、横3.46mでした)。こうした大きな作品はやはり実物を見ないとね。1986年、バスキアが25歳ぐらいのときに描いたものです。2年後1988年、27歳で亡くなりました。

1997年に三越美術館で開催されたバスキア展にはまだ幼稚園児だった息子もつれて家族3人でいきました。40点ほどの展示でしたが、ひとつひとつの作品をとても興味深く、面白く見ることができたのです。息子も大興奮。買ってあげた図録はいまも書棚にあることでしょう。

しかし考えてみると、それは22年前のこと。私は45歳。その感性、感覚はみずみずしいとはいえないまでも、いまほど衰えてはいなかったはず。今回のバスキア展は〈イマイチ〉みたいな生意気なことを言っておりますが、イマイチなのは私のほうかも。ということで本日はオシマイ。
 

テーマ : 気仙沼
ジャンル : 地域情報

tag : グッドデザイン賞 バスキア

明日へ in 気仙沼

NHKの人気番組の公開収録やイベントを開催する「NHK公開復興サポート 明日へ」。12月1日に、気仙沼の4か所を会場にしておこなわれます。題して「明日へ in 気仙沼」。番組すべての観覧申込が11月6日(水)午後11時59分に締め切りとなっています。


明日へ
NHK案内サイトより


現在、NHKサイトで観覧を募集しているのはつぎの10番組です。会場別にご紹介

◎ 気仙沼市民会館
・明日へ つなげるコンサート
◎気仙沼小学校
・うまいッ!
・すてきにハンドメイド
・震災を詠む2019
・囲碁フォーカス
・ガールズクラフト
・ワンワンとあそぼうショー
・Foorinとパプリカをおどろう!
・クローズアップ現代
◎気仙沼中学校
・サンドウィッチマンの天使のつくり笑い
◎海の市(観覧募集なし)
東日本大震災関連展示

上記番組のほか、気仙沼小学校では「NHKパラリンピックチャレンジスタジアム」「災害列島生きるスキル/つくってまもろう」も公開ということなのですが、上記サイトでの観覧募集はされていないようです。これからでしょうか。

市民会館での「明日へ つなげるコンサート」は、鳥羽一郎さんやゴスペラーズ、大原櫻子さんらが出演します。気仙沼中学校での「天使のつくり笑い」はサンドウィッチマンさんのほか、オアシズ、チョコレートプラネットの皆さん。たぶん申込が多いので残席わずかかと。どうぞお早めに。

NHK公開復興サポート/案内サイト
 

テーマ : 気仙沼
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今日は「出船送り」

きょうは「気仙沼のほぼ日」さん〈お開き〉の日です。2011年11月1日の事務所開設からちょうど8年間。糸井重里さんをはじめほぼ日の皆さんには本当にお世話になりました。

2012年11月1日、糸井さんは〈ほぼ日/今日のダーリン〉でつぎのように記しています。

「今日、11月1日は、『気仙沼のほぼ日』ができた日です。なにをするか、あんまり大きなことは言えないけれど、居場所があれば、「忘れない」ということだけはできる。そのくらいの気持ちで、はじまったことです。とにかく、「二年はいる」と約束しましたが、もう一年経っていました。あと一年は‥‥ちょっと短いかなぁ‥‥。二年という時間を、それなりにちゃんとした長さとして決めたつもりでしたが、想像以上に短いものですね」2012年11月7日ブログで紹介)

「2年はいる」との約束が8年間にも。気仙沼の多くの人の胸にある、一言ではとても言いつくせない感謝の気持ち。その思いを込めた広告が本日の地元紙「三陸新報」に掲載されています。


気仙沼のほぼ日
三陸新報11月1日掲載広告より


糸井さんらには内緒で進めた広告企画だったようです。お声がけいただき私の名も加えてもらえたのはなによりのことでした。本日の三陸新報は記事面でも、気仙沼のほぼ日閉所を、8年前の開設時の糸井さんがうつる写真とともに伝えています。

今朝、気仙沼でこの感謝広告を見た糸井さんのツイッターでの反応はこちらです。

七福神とともに糸井さんがのる船の帆には、丸にほぼ日のほ。マルハならぬマルホの印です。出船送りの人々のなかにはラグビー日本代表リーチさんも?。この小技をきかしたイラストレーションは、きのうのブログでも紹介した奥原しんこさんによるもの。

文章もよかった。みんなの気持ちをくみとってやさしい言葉にしてくれました。きょうのブログは、余計なことを書くよりも、この広告の文章を引用させてもらいお開きといたします。


8年前、あの大混乱の中での事務所開設に
私たちはどれだけ励まされたことでしょう。
一緒になにかを起こすたび
新しい視点を教えていただきました。
そして「楽しさ」を学んだこと
それこそが、私たちがほぼ日さんから授かった宝です。
今日でお開きになるのは少しさびしいですが
この宝が消えることはありませんし
いつでも「おかえりなさい」です。
なぜならここは港町・気仙沼。
紙面でにぎやかに
気仙沼のほぼ日さんを出船送りいたします。

ありがとうございました
「気仙沼のほぼ日」さん
  

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プロフィール

気中20回生支援会

Author:気中20回生支援会
東日本大震災で被災した気仙沼中学校第20回卒業生(1967年3月卒/67~68歳)たちを支援する首都圏在住同級生を中心としたグループです。魚町出身東京在住の3年8組小田が書いています。

twitter:@kechu20

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