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魚市場新施設落成

気仙沼市新魚市場の落成式典が3月16日におこなわれました。新魚市場と言うものの、全部が新しくなったわけではありません。気仙沼市魚市場の新施設落成で、その供用開始は4月1日です。3月16日の三陸新報最終面には、新魚市場落成を祝う連合広告が掲載されていました。その空撮写真部分を紹介します。

3月16日魚市場2
三陸新報3月16日掲載広告の一部イメージ


新施設は、既存施設(北棟・A棟・B棟)の南側(海に向かって右側)に拡張したもので、メカジキやサメ、マグロを扱うC棟と、サンマやサバなどを水揚げするD棟で構成されています。総事業費は181億円で財源にはすべて国の補助金が充てられました。16日の記事に掲載されていた配置図はつぎのとおり。写真と左右の関係が逆になります。


3月16日魚市場1
三陸新報3月16日記事より


今回の落成にいたる経過をこのブログの過去記事で追ってみます。まず、新魚市場の起工式がおこなわれたのは2016年1月7日のことです。当時の報道によれば、着工は用地取得に時間がかかるなどしたため予定より1年以上遅れたそうです。この時点では総事業費は約190億円で、完成は2017年3月の予定とされていました。結果的には約2年遅れての完成ですね。

2016年1月12日ブログ「魚市場新施設起工」

その後、魚市場前の防潮堤整備について、県の計画に対する魚市場を利用する漁協などとの合意に関する議論もありました。2016年11月28日の県による関係者への説明会では、一定の合意を得たとする県側に対して漁協側は合意との認識はないとするなどのズレが報じられています。

2016年12月1日ブログ「魚市場前の防潮堤」

しかしそんな認識のずれも解消というか沈静化したのだと思います。三陸新報2018年1月1日元旦特集では、新魚市場の概要を紹介していました。それによれば、C・D棟の完成予定は2018年5月末、E棟は2018年10月末とされていました。事業費は変わらず約190億円で、国の水産流通基盤整備事業費が充てられると記しています。

しかし、各棟完成予定時期は明らかにされたものの供用開始時期は未定となっていました。それは、県が魚市場背後地に整備する海抜5m(地上高約3m)の防潮堤工事との関係があったのです。市場施設の工事がある程度すすまないと防潮堤工事が始められません。そんなことで、E棟背後部の防潮堤が2018年9月上旬着工で同年12月下旬に完了予定だと。詳しくはわかりませんが、予定どおり進行したのだと思います。

(追記:3月24日の三陸新報によれば、この県が整備する魚市場前の防潮堤は、工事の遅れによって、2020年3月末まで工期が伸びたそうです。既報のことと思いますが見逃していたようです。同記事には、この工事は2017年2月に着工し、当初は本年度末の完成を目指していたとありました。この「本年度末」は2018年度末でしょう。2018年1月1日記事の「2018年9月上旬着工」という記述は誤記の可能性がありますね)

2018年1月12日ブログ「新魚市場イメージ」

以上のような経過をたどって3月16日の落成式典を迎えました。起工から3年。設計など計画段階を含めればもっと前から多くの人がこのプロジェクトに携わっていたでしょう。魚市場の開設者は気仙沼市ですが、新施設の事業費用141億円は国、背後の防潮堤は県の事業。当初の計画が諸般の事情で遅れてしまうとわかった時の担当者の気持ちを想像するとちょっとせつない。

そんなことを思いながら多くの関係者の皆様に東京から拍手を。気仙沼市魚市場の新施設落成、おめでとうございました。
 
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テーマ : 気仙沼
ジャンル : 地域情報

tag : 気仙沼市魚市場

プロフィール

気中20回生支援会

Author:気中20回生支援会
東日本大震災で被災した気仙沼中学校第20回卒業生(1967年3月卒/67~68歳)たちを支援する首都圏在住同級生を中心としたグループです。魚町出身東京在住の3年8組小田が書いています。

twitter:@kechu20

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