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マルテイの丁の字

三陸新報の連載「わが社の屋号」2月19日掲載の15回目は、メバチマグロやマグロなどを扱う〈斎勝商店〉さんでした。屋号は○印に丁の字〈マルテイ〉。前回のまるきた商店さんと同じく所在地は気仙沼市弁天町です。記事の写真にうつる本社・工場は、震災から4年後の平成27(2015)年5月に完成しました。

マルテイ
三陸新報2月19日記事より


この「わが社の屋号」連載記事の面白さは、各社の創業期の話が紹介されていることです。今回のマルテイさんの記事では創業を昭和初期としてありましたが、ネットの同社サイトでは大正としています。マルテイさんに限らず、創業年をどのように定めるかというのは、法人化時期とは違い案外難しいのです。記事には、初代の斎藤勝兵衛さんが、魚市場の仕事に携わっていた経験を生かし、魚町でサンマやヨシキリサザメ、エビなどの買い付けを行うようになったのが始まりとあります。これが大正の終わりごろから昭和のはじめにかけてのことだったのでしょう。当時の魚市場は旧エースポート、現在のムカエル(迎)近辺にありました。

斎勝(さいかつ)の名は、斎藤勝兵衛さんの名に由来します。そして、屋号の〈マルテイ〉には、〈仕事は丁寧に〉という意味が込められているといいます。丁寧の丁。

斎勝商店さんのサイトに企業理念が記してありました。そこにも〈仕事は丁寧に〉という言葉が。そして〈魚の美味しさをたくさんの人に伝える〉〈気仙沼メカジキのブランド化〉なども。

同社サイトには3代目 斎藤圭介社長のあいさつも。そこで震災について次のように記しています。〈(東日本大震で)当社も大きな被害を受けました。海に近い地区であったため、自宅も事務所も加工場も大津波で流失し、「大物一本」で勝負してきた私の手元には商売道具の手鉤一本だけがのこりました〉と。〈大物〉とは、マグロのことでしょう。

私は〈手鉤(てかぎ)一本〉という言葉から、初代 斎藤勝兵衛さんの創業時の姿を連想しました。〈丁〉の字には、〈働きざかりの壮年男子〉という意味もあるようです。創業時と震災後の事業再建のイメージが重なったのです。

斎勝商店サイト/会社情報
 
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テーマ : 気仙沼
ジャンル : 地域情報

tag : 屋号 マルテイ

プロフィール

気中20回生支援会

Author:気中20回生支援会
東日本大震災で被災した気仙沼中学校第20回卒業生(1967年3月卒/67~68歳)たちを支援する首都圏在住同級生を中心としたグループです。魚町出身東京在住の3年8組小田が書いています。

twitter:@kechu20

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