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髙橋阿子の「早瀬」

ちょっと前のことになるのですが、1月22日の三陸新報にうれしい記事が掲載されていました。気仙沼出身の髙橋阿子(あこ)(本名:範子)さんの作品「早瀬」が、第65回 日本伝統工芸展の金工の部で日本工芸会奨励賞を受けたとのこと。


1月22日高橋さん
三陸新報1月22日記事の一部イメージ


私は髙橋さんにお会いしたことがあります。2000年のことかと思うのですが、気仙沼高校在京同窓会が新宿ヒルトンホテルで開催されました。総会後は鼎が浦高校同窓会と合同での懇親会となるのですが、そのときにお会いしたのです。範子さんは、気仙沼中学同級生の高橋正彦君(3年3組)のお姉さんでした。つまり実家は魚町にあった「高橋板金」。

当日は京都から上京しての参加だったと思います。そうした縁を知り、同級生らと新宿のカラオケ屋さんだったかでの2次会にもお誘いしました。たしか京都に戻る電車の都合だったかで途中で退出されたので、メイン道路までお送りしたことをおぼえています。同じ魚町で育った気仙沼小・中の先輩ですから失礼のないようにと(笑)。3学年上の気中17回生だと思います。

高橋さんは、1967年に鼎が浦高校を卒業後、京都市の池坊短大に進学し、稼働を学ぶなかで花器に興味を持ち、この道へ入ったそうです。受賞した作品は蝋型鋳銅花器「早瀬」。高さ28.5cm。記事によれば蝋(ろう)型は鋳金の一種で、蜜蝋や木蝋で原型を作るのが特徴とのこと。

「早瀬」は、自宅近くの加茂川の流れを表現したいとの長年の思いで、約5か月かけて自宅の工房で制作しました。記事に高橋さんのコメントが紹介されています。「ようやく認められたことは、作家として大変うれしい。思ったものを表現できるよう、さらに技術を深めていきたい」と。〈ようやく作家として〉というのは、これまでに入選はしていたものの、入賞はこれが初めてのことだからでしょう。

これまでの髙橋阿子さんの日本工芸会における作品はこちらから。今回の受賞作品を含め10点が紹介されています。すべて蝋型によるもので、伝統的な手法を用いながらも、現代的な感性を静かにまとっているところが持ち味でしょう。

日本伝統工芸展の展覧会は各地を巡回して開催されています。日本橋三越での東京展や仙台三越での仙台展がすでに終了しています。紹介が遅れ申し訳ありません。

髙橋さん、このたびの日本工芸界奨励賞受賞、おめでとうございます。継続しての作家活動と作品に久しぶりに触れることができてうれしく思いました。これからも元気に制作を続けられますように。


なお、髙橋さんの弟さん正彦君が気仙沼市技能功労者として表彰されたことについては、下記のブログに記しました。正彦さんや範子さんの実家「高橋板金工業所」は100年以上続く工場ですが、震災で魚町にあった自宅や工場は全壊し、田谷の倉庫を改築して再開したことなどを紹介しています。

2015年11月27日ブログ「気仙沼の名工表彰」
 
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テーマ : 気仙沼
ジャンル : 地域情報

tag : 髙橋阿子 髙橋板金

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気中20回生支援会

Author:気中20回生支援会
東日本大震災で被災した気仙沼中学校第20回卒業生(1967年3月卒/67~68歳)たちを支援する首都圏在住同級生を中心としたグループです。魚町出身東京在住の3年8組小田が書いています。

twitter:@kechu20

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