FC2ブログ

山内さんに棚橋賞

リアス・アーク美術館の学芸係長をつとめる山内宏泰さんの論文が、日本博物館協会の「棚橋賞」を受賞しました。12月23日の三陸新報が詳しく紹介しています。

棚橋賞
三陸新報12月23日記事の一部イメージ


棚橋賞は国内の博物館界で最も権威があるとされる賞とのこと。三陸新報の記事で受賞論文の骨子が紹介されていましたので引用します。

〈 棚橋賞は、日本の博物学の祖で、東京博物館(現・国立科学博物館)初代館長を務めた故・棚橋源太郎氏の功績をたたえて1962年に制定された。同協会が毎月発行する「博物館研究」の掲載論文から、毎年優秀な作品を選んで表彰している。
 山内さんは、昨年発行された10月号で「博物館が復興に果たす役割」と題した論文を発表。常設展「東日本大震災の津波と災害史」については、観覧者の防災・減災意識の向上や、地域が築き上げていきたものの最後の姿を残し、地域再生の資料とする狙いなどを述べ、「人を動かし、未来を守るための展示」と強調した。
 震災後の美術館再開は、住民の美術館活動に対する理解によって実現したと紹介。震災常設展の開始は、同館が以前から津波災害史研究を行っていたことや、地域住民が教訓を後世に残すことの必要性を認識していたために受け入れられたことも説明した。
 被災地の博物館の役割については、人々が地域再生を目指すに当たり、被災前の文化的要素を引き継ぐことができるよう、「必要とされる資料、情報を提示し続けること」とし、普段から地域のために何をすべきか考えることの重要性を述べた。〉(引用は以上)

同美術館の震災に関する常設展は、従来の博物館の展示常識と違っているといわれます。私は、昨年2月の東京・目黒美術館での「気仙沼と、東日本大震災の記憶」展で気仙沼における常設展の一端に触れたに過ぎませんが、その展示の独自性を十分に感じることができました。そして、展示被災物に添えられたテキストなどに対して、学芸員の想像力が過度に反映されているのではないかとの疑問があることも同時に理解できました。そんなこともあって、今回の受賞は、山内宏泰さんにとってはもちろんのこと、リアス・アーク美術館にとっても大変うれしいことだろうと感じたのです。

記事によれば山内さんは、今回の受賞を喜ぶと共に、「地域の皆さんと共に歩んできた成果が認められた。今後も美術館が地域のためにできることを模索し続けたい」と話したそうです。

山内さん、そしてリアス・アーク美術館関係者の皆様、このたびの受賞おめでとうございました。

2015年8月14日ブログ「高山登の教え子達」
スポンサーサイト



テーマ : 東日本大震災支援活動
ジャンル : 福祉・ボランティア

tag : 気仙沼 気中20 リアス・アーク美術館 山内宏泰 棚橋賞

プロフィール

気中20回生支援会

Author:気中20回生支援会
東日本大震災で被災した気仙沼中学校第20回卒業生(1967年3月卒/67~68歳)たちを支援する首都圏在住同級生を中心としたグループです。魚町出身東京在住の3年8組小田が書いています。

twitter:@kechu20

最近の記事
全記事表示リンク

全ての記事を表示する

最新コメント
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

カレンダー
11 | 2017/12 | 01
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31 - - - - - -
月別アーカイブ
カテゴリ
フリーエリア
RSSリンクの表示