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羽田神社お山がけ

気仙沼にある羽田(はた)神社の伝統行事「お山がけ」が今月おこなわれます。9月28日の三陸新報にはつぎの広告が掲載されていました。

9:28お山がけ
三陸新報9月28日掲載広告

この〈お山がけ〉については、このブログでも紹介してきました。7歳になる男児が、甘えを断ち切るために祖父や親戚など、父親以外の大人と一緒に羽田山を登るもので、約400年の歴史があるといわれます。2000年12月には国の重要無形民俗文化財に指定されました。

この広告を紹介しようと思ったのは、そこに示された内容が伝統にのっとったものであるなとあらためて感じたからです。

まずは旧暦8月15日と16日におこなわれるということ。旧暦ですから、現在の暦でいつになるかは年によって変わります。そして祈願の場が、男子は〈奥の院〉ですが、女子は〈拝殿〉でという形になっていること。男子のためにおこなわれるという基本が守られているようです。

10月4日(水)午前9時30分からは水梨小学校児童による羽田神楽(はたかぐら)が奉納されます。水梨小学校(児童20人)は2018年4月に松岩小学校への統合が計画されていますが、保護者らの反対の声も強く再延期やむなしという状況になっています。先日も紹介した月立小(児童30人)の鹿折小への統合と同じような壁に直面しているのです。

水梨小には〈羽田神楽〉、月立小には〈早稲谷鹿踊(わせやししおどり)〉と、それぞれが地域に長く伝わる民俗行事の継承に熱心にとりくんできました。以前にみた新聞記事のなかに、小学校の統合によってそれが途絶えてしまうのではないかという懸念の声があったように記憶しています。もちろん、市の教育委員会は統合先の小学校でも継続して伝承に取り組むと答えていたはずです。

子供の健康な成長を願って続いてきたこの〈お山がけ〉ですが、現代では少子化という大きな時代の波の中でおこなわれるのだなあと実感します。そして同時に、400年ものあいだ伝承されていることの価値やありがたさも思い知らされるのです。

2016年9月23日ブログ「羽田の「お山がけ」」
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テーマ : 東日本大震災支援活動
ジャンル : 福祉・ボランティア

tag : 気仙沼 羽田神社 お山がけ 水梨小

プロフィール

気中20回生支援会

Author:気中20回生支援会
東日本大震災で被災した気仙沼中学校第20回卒業生(1967年3月卒/67~68歳)たちを支援する首都圏在住同級生を中心としたグループです。魚町出身東京在住の3年8組小田が書いています。

twitter:@kechu20

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