目黒のコンサート

きのう2月28日、東京/めぐろパーシモンホールで開催された〈東日本大震災復興支援コンサート〉は素晴らしかった。行ってよかった。

開演前は、小ホールで土日開催された気仙沼物産展へ。多くの人で大盛況。また、気仙沼関連の催事でいつもお世話いただいているメンバーが今回もお手伝いにかけつけていました。本当にありがたい。

まずは物産展の写真を2枚。最初の写真の右下にうつっているのは、〈3月11日からのヒカリ〉のポスターです。募金への協力をよびかけていました。

物産展

イートイン

コンサートは撮影禁止だったので、開演前のステージを座席から。

IMG_1385.jpg

気仙沼出身のアナウンサー佐藤千晶さんの司会で始まったコンサートの第1部は、ヤマハ目黒吹奏楽団に気仙沼市民吹奏楽団からの8名が加わっての演奏。大編成での吹奏楽を生で聴くのは初めてでしたがとてもよかった。続いて、生島ヒロシさん。来賓の挨拶の長さなどをちょっとからかいながらの軽妙なトークを展開。その後に、気仙沼の大島小学校校長などもつとめ現在は大島児童館長の菊田栄四郎さんが話に加わります。菊田さんがスクリーンに映像をうつしながら、震災当時のことを話していくのですが、小さな命が失われたことなどに触れるとき、随所で言葉につまり目頭をおさえるのを見ていると、こちらまでグッと。2部の冒頭では、大島出身の詩人・童話作家 水上不二(みずかみふじ)さんの詩を歌にした『アスナロウの木』を大島小学校や大島中学校のみなさんが歌う映像も紹介されました。

15分ほどの休憩で始まった第2部は、熊谷育美さんから。エレクトリックピアノ1台を伴奏にしてのボーカルは、昨年に渋谷のライブで聴いたバンドをバックにしてのボーカルとはまた違ったしみじみしたものを感じさせました。つづく畠山美由紀さんは、Over the Rainbow(虹のかなたに)、テネシーワルツなど、皆がよく知るスタンダードナンバーから。小池龍平さんのギターと織原良次さんのベースをバックに歌いました。もちろん〈わが美しき故郷よ〉も。

そしてコンサートのエンディングは、美由紀さんに育美さんも加わって、〈花は咲く〉。何十回とテレビなどで聴いているこの曲ですが、今回聴いた〈花は咲く〉が一番。終了後、出口へと向かう気仙沼から来た女性が涙ぐんでいましたが、その気持ちがとてもわかる。いろんなことを思い出すのでしょう。

コンサート後に私は、会場でばったり会った小野寺久君の家に。鹿折中学出身で、気仙沼高校でいっこ下でした。自宅はホールから1分という近さ。昨年8月に奥様を亡くして今はひとりで暮らしています。まずは線香をあげてから、なんやかやと思い出話などを。そして駅に向かう帰りの道すがら、久君はお母様を、生島さんは妹さんをそれぞれ5年前の津波で失ったことを思い返しました。どんな気持ちで〈花は咲く〉を聴いただろうかと。

この素晴らしいコンサートそして物産展などを企画・開催してくださった目黒区、気仙沼の関係者の皆様、お手伝いくださった方々に心からお礼を申し上げます。ありがとうございました。

2015年8月27日ブログ「久君の奥様の訃報」
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支援者のみなさま

震災後、気中20支援会としての支援物資を気仙沼に届けたのは2011年3月25日のことです。小山達朗君(3年9組)と鈴木徳一君(3組)、千葉憲二君(4組)、それと板橋和夫君(9組)に加え、津谷出身のけせもい会メンバー諸橋茂君、協力スタッフの計6名。そして5月11日にも2回目の支援物資を徳一君と板橋君とが運んでくれました。そのときに、私が作成したチラシも一緒に持っていってもらいました。こんな感じ。



当時、小山隆市君一家が身を寄せていた古町の貝塚商店さんに支援物資を置かせてもらっていたのですが、そこにこのチラシも置いていたので覚えている方もいるかもしれません。

そして、ここに記した方々が、支援物資購入などの資金を寄付してくださいました。支援物資のほかにも、今回で5度目となる〈3月11日からのヒカリ〉の協賛や、先日の台湾南部の地震被災お見舞いなどにも使わせていただきました。また、2012年11月3日に南三陸ホテル観洋で開催された気仙沼中学校20回生「還暦祝い後1年・震災復興支援感謝の集い」に際しては、開催費用にあてて欲しいと気中20支援会として50万円をおくっております。(これはまだ使わずに大事にとってあるらしい)

いまあらためて支援者の方々のお名前を見ていても、本当にありがたいとあらためて思います。このチラシ作成時以降にも寄付をお寄せ頂いた方も含めて、つぎのブログでもお名前を紹介しております。このほかにも寄席などの催事やお店などでの募金に協力してくださった沢山の方もいらっしゃるのです。

2012年11月16日ブログ「支援者の皆様」

もうすぐ震災から5年。支援者の方々に、お寄せいただいた浄財活用についてご報告するとともに、あらためてお礼を申し上げます。本当にありがとうございました。

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気仙沼物産展開催

いよいよ明後日2月28日(日)は、東京・目黒区での〈東日本大震災復興支援コンサート〉。1日のブログでもお伝えしたように、畠山美由紀さん、熊谷育美さんはじめ、気仙沼ゆかりの方々が勢揃いします。そして、その関連イベントとして、前日の27日から28日まで開催される気仙沼物産展を紹介します。

2月1日ブログ「2/28コンサート」

物産展

<日時>
2月27日(土)10:00~19:00
2月28日(日)9:30~16:00(予定)
<会場>めぐろパーシモンホール 小ホール
(東京都目黒区八雲1-1-1)
<内容>
◎物販コーナー
フカヒレ、さんま、新わかめなど、美味しい特産品を販売
◎イートインコーナー「気仙沼食堂」
・気仙沼スープ400円・さんまくん・わかめおにぎりセット300円・わかめサラダ200円・あざら200円・さんまの佃煮セット200円・港町コーヒー200円・桑茶200円・蒼天伝特別本醸造300円(300ml瓶1本600円)いずれも予定価格です

このほか、サメ革のキーホルダー作り体験や気仙沼市観光キャラクター「海の子ホヤぼーや」との写真撮影なども楽しめます。
<アクセス>
◎東急東横線「都立大学」駅より徒歩7分
◎東急バス「めぐろ区民キャンパス」バス停下車すぐ
【渋34】 渋谷駅~東京医療センター
【多摩01】多摩川駅~東京医療センター
【黒07】 目黒駅~弦巻営業所
【都立01】成城学園前~都立大学駅北口

28日のコンサートは13:00開場、13:30開演、16:00終演予定ですから、少し早めに行って買い物をなさるのがよいでしょう。美由紀さん、育美さんの素晴らしい歌声も楽しみですね。会場でお会いしましょう。

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帰ってきた龍の松

震災後に「龍の松」と呼ばれていた気仙沼市岩井崎のクロマツが、2月17日に元の場所に戻されたとのことです。2月17日配信の仙台放送テレビニュースを紹介します。



ニュース内容を引用します。
〈気仙沼市岩井崎にあったクロマツは、震災後、「龍の松」と呼ばれ、復興へのシンボルとして、観光客などの注目を集めていた。しかし、津波をかぶって枯れてきたことから、市は、寄せられた寄付金2400万円をかけて、専門業者による保存処理を進めてきた。そして、17日、保存処理を終えた「龍の松」が、およそ7カ月ぶりに、元あった場所に帰ってきた。高さ2.7メートルの「龍の松」は、クレーンでつり上げられ、ゆっくりとコンクリートの基礎に下ろされていった。新たな「龍の松」は、枯れた幹をくり抜いて支柱を入れ、樹皮には防腐処置が施されている。さらに、横に伸びる枝の部分は、FRP(繊維強化プラスチック)で再現されている〉

引用は以上。2月27日には、保存記念の式典が行われるとのことです。

この保存処理を担当したのは、(株)乃村工藝社です。商業施設や美術館・博物館などの空間デザイン・施工分野で日本を代表する会社のひとつ。陸前高田の〈奇跡の一本松〉保存も同社の仕事です。

乃村工藝の名を見て思い出すのは、鹿折中学出身の高橋雅巳君。気仙沼高校美術部でふたつ下の後輩でした。私と同じく多摩美術大学に進みました。インテリアデザイン専攻で乃村工藝に就職したのですが、たしか7〜8年後、母親が営んでいた呉服店〈みよし〉を継ぐために帰郷しました。その後は、釣具やアウトドア用品を扱う〈ストリーム〉という店も手がけていましたが、その雅巳君の命を震災の津波がうばっていきました。

あれから5年か。震災さえなければなと、せんなきことをつい考えてしまいます。お店は、奥さんが東新城地区で〈MIXIMミキシム〉として続けているそうです。以前の鹿折かもめ通りにあった8店舗が集まっての仮設商店街〈東新城かもめ通り〉でしょう。どうぞ、近くにおいでの折にはお立ち寄りくださいますように。

2012年10月25日ブログ「雅巳君の遺志」
2011年6月6日ブログ「友人雅巳君の死」

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3.11からのヒカリ

震災の翌年2012年から行われてきた「3月11日からのヒカリ」プロジェクトが今年も行われます。例年どおり、私たち〈気中20回生支援会〉も協賛しております。今年で5回目。

からのヒカリ
プロジェクト公式ホームページより(画像クリックでジャンプ)

開催日:2016年3月11日(金)
時 間:18時30分から深夜0時まで
会 場:気仙沼市内湾(鼎が浦)
主 催:3月11日からのヒカリ実行委員会
後 援:気仙沼市 / 気仙沼商工会議所 /河北新報「リアスの風」/(株)三陸新報社 / K-NET
協 賛:一般社団法人気仙沼サポートビューロー/気中20回生支援会/e*thing(2月23日現在/現在も募集中です)

以下、プロジェクトの趣旨を公式サイトから引用します。

「 光 」
多大な犠牲への追悼を表すとともに、見る人の様々な想いを投影できる根源的なイメージとして静かに夜空 へと立ちあがります。
「 時 」
3月11日18時30分に防災無線から流れる「見上げてごらん夜の星を」のメロディーを合図に点灯し、深夜0時までの約20,000秒を祈りの時として刻みます。
「 場 」
3つの岬で囲まれた気仙沼内湾は、古来より3つの足に支えられた器を意味する「鼎(かなえ)」から「鼎が浦」と呼ばれてきました。そこは山・里・海が1つになって営みを育んできた場所です。

「このイベントはどこかの会場への集客を目的とはしておりません、気仙沼の内湾を望む地域であれば、どこにいてもご覧になっていただけると思います。皆様が生活されている場所から、空を見上げていただけましたら幸いです」(引用は以上)

今回も例年どおり、企業団体そして個人からの募金をおこなっています。個人募金は、5枚1500円のクリアファイルや1点1500円のポスター(A2サイズ)など。詳しくは募金サイトをご覧ください。
募金サイト
クレジットカードや、コンビニ振込に対応したオンライン募金はこちらから。
オンライン募金ページ

ことしも昨年同様にテキスト中継が計画されています。詳しくはまたあらためて紹介することにします。本日は、プロジェクトへの協賛報告と個人募金への協力のお願いにとどめます。どうぞよろしくお願いいたします。

公式Facebookはこちらから

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海神様来訪に感謝

2月20日(土)の〈海神様〉が無事終了したとのことです。21日の三陸新報がその様子を紹介していました。

三陸
三陸新報2月20日記事の一部イメージ

記事を一部引用します。
〈 気仙沼市の冬の風物詩「海神様」が20日、市内で行われた。鬼の格好をした男たちが家庭や事業所などを回り、子供たちの健やかな成長と商売繁盛、早期復興を願った。
五十鈴神社で魂入れをした後、ホタテの殻を身に付けた6体の鬼が、気勢を上げながら市内に繰り出した。気仙沼第二保育所では、泣きながら逃げる子供たちに、「お父さん、お母さんの言うこと聞げよ」「よい子にするんだぞ」などと気合を注入。子供たちは大粒の涙をぬぐいながら、元気な声で「はい」と答えていた。(中略)「海神様」は市民有志でつくる「甚六鬼の会」が昭和62年にスタートし、今年で30回目。気仙沼版「なまはげ」として知られている。(後略)〉

つぎの2枚の写真は、魚町の日山商店を訪れた海神様のスナップ。妻の従姉(いとこ)の長女が二人目の産後を気仙沼で過ごしており、海神様の訪問を依頼しました。翌日には帰京しましたのでちょうど良いタイミングでした。

海神様 13-11-03 たて

家族、親戚とも海神様の訪問をとても喜んだとのことですが、私の息子は〈子供の恐怖感はトラウマになる〉と否定的。2枚の写真を見ても〈ほら、見てみなよ。こんなに泣いているじゃないか〉と。ま、そりゃそうだけれど。ここはひとつ見解の相違ということで。

今年の海神様は6体で、16名のメンバーが3班体制で約60カ所を回ったとのことです。相当に忙しかったことと思います。関係者の皆様、お疲れ様でした。ありがとうございました。

「甚六鬼の会」の準備や出発時の様子などは、メンバーのひとりである小山裕隆さんのブログでも紹介されています。こちらも是非ご覧ください。

2013年2月6日ブログ「隆ちゃんの海神様」

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再び慈済基金会へ

本日2月19日、このたびの台湾南部での地震災害へのお見舞いを申し上げるために、東新宿にある台湾仏教慈済(ツーチー)基金会の日本分会を訪問。これは斉藤恒四郎君(3年6組)の発案によるもので、会長の鈴木徳一君(3組)と私、小田明紀(8組)の3名でうかがいました。

仏教慈済基金会の副執行長 林秋里さん、林眞子さんのお二人が応対してくださいました。写真を3枚紹介します。

林秋里さん(右)と林眞子さん(左)です
おふたり

正面が徳一君、左が恒四郎君
4名

求めに応じて全員で。左端が小田
記念写真

お持ちしたお見舞いの文面はつぎのとおりです。

仏教慈済基金会 様

私たちは、気仙沼出身者の首都圏同年会「けせもい会」のメンバーです。このたびの台湾南部における地震によって被災された方々へのお見舞いを申し上げたくうかがいました。

今回の台南市周辺での被災状況や懸命の捜索の様子などをテレビなどで見るたびに、5年前の東日本大震災のときの記憶を重ね合わせました。そして、震災後に仏教慈済基金会様はじめ台湾の皆様から寄せられた多大なるご支援のことを思い出すのです。

地元の新聞などによれば、気仙沼市もお見舞金を台湾におくることを決めたとのことです。また、こうした行政の動きとは別に、市民による募金活動も始まっています。

復興途上にある気仙沼からの台湾被災地に対する支援には自ずと限りがあると思いますが、現地気仙沼の人たちの気持ちが私たちにはよくわかります。「あの時に大変お世話になった台湾の人たちに、こういう時にこそお返しをしなければ」。多くの人がいまもそう思っていることでしょう。本日は、その多くの人の気持ちを直接お伝えしたく、ここにまいりました。

あらためて、今回の地震でお亡くなりになった方々のご冥福をお祈りするとともに、被災された方々に対し、心からお見舞いを申し上げます。

2016年2月19日

気仙沼出身者首都圏同年会「けせもい会」


お見舞い文は以上ですが、これに加え、ささやかではあるものの気仙沼の人たちの気持ちをたくさん込めたお見舞い金を手渡しました。お二人とも、その気持ちがありがたいと大変よろこんでおられました。台湾の様子や気仙沼の復興の状況などを1時間半ほど話した後、求めに応じて5人の写真を撮ったのですが、林副執行長が見舞金の包みを手にしてうつっており、恐縮しました。

前回、慈済基金会を訪れたのは、2011年11月18日のこと。あの時にお会いした陳さんと呉さんと同じく、本日のふたりの林さんのお話しは大変おだやかで、感じ入るものがありました。

なお、今回の訪問とお見舞いは、気仙沼中学20回生だけでなく、周辺中学出身者を含む首都圏同年会〈けせもい会〉として。お見舞い金は気中20回生支援会に寄せられた支援金を使わせていただきました。

以上、皆様へのご報告といたします。また、お忙しいなか、応対していただきました林秋里さん、林眞子さん、そしてスタッフの方々にあらためてお礼を申し上げます。ありがとうございました。

2011年11月19日ブログ「慈済基金会訪問」
2011年10月17日ブログ「台湾からの支援」

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かもめ食堂再放送

本日は、テレビ番組情報。かもめ食堂再建に向けての千葉憲二君を紹介したBS朝日「オトナの社会科見学〜これぞ極上ラーメン」。昨年11月3日に放送された番組が来週火曜日2月23日に再放送されます。見逃した方もいらっしゃると思うのでご紹介。

1父と 2かもめ食堂
番組の一部イメージ(昨年の放送より)

◎2月23日(火)19:00〜20:54
◎BS朝日「オトナの社会科見学」
◎これぞ極上ラーメン
番組サイト

下記のブログで、この番組内容を画面イメージとともにお伝えしました。この番組では、澤井君や臼井君など、同級生の顔を見ることもできますので、是非ご覧いただければと。

2015年11月6日ブログ「かもめ食堂の憲二」

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鎮守の森をつくる

きのうのブログを書くために気仙沼市唐桑の早馬(はやま)神社ホームページを見ておりましたら、3月19日(土)に植樹祭が行われるとの記述がありました。ちょっと早いのですが、忘れないうちに紹介しておきましょう。

植樹祭
早馬神社Facebookより

以下、早馬神社Facebookより案内文を引用します。

 早馬神社では3月19日(土)、イオン(株)さまのご後援のもと 『東北復興ふるさとの森づくり「早馬神社」鎮守の森づくり植樹祭』が開催されます。

 震災で15mもの津波が襲い、大きな被害を受けた早馬神社の境内周辺に植樹活動を行い、将来、地域の皆様の命を守るとともに癒しの場となる「鎮守の杜」となり、豊かな環境保全林へと発展していくことを願い植樹を致します。開会に先立ち鮪立大漁唄込保存会による奉納唄い込みが行われたり、終了後には唐桑産のカキ汁やホタテなどの昼食をご用意しております。皆様振ってご参加くださいますようご案内致します。

・日時:平成28年3月19日(土)雨天決行
・午前10時00分~12時00分
(受付開始午前9時20分)
・会場:早馬神社境内前広場(気仙沼市唐桑町宿浦75)
・規模:参加者約200名
・植樹本数:約2,000本(樹種/シラカシ、タブノキ他)
・服装:軽装にてスニーカー又は長靴でお越し下さい。
・主催:早馬神社
・後援:イオンワンパーセントクラブ
神社に備え付けの参加申込書に必要事項をご記入の上、早馬神社社務所へお申込みください。(遠方の方は電話申込可)(引用は以上)


募集人数についてチラシでは100人、Facebookでは参加者200人とありますが一般募集人数と関係者を含んだ参加人数の違いだと思います。

この植樹祭を後援するイオンワンパーセントクラブは、イオングループ各社が寄附・協賛する公益財団法人。東日本大震災における支援活動のひとつとして、〈鎮守の森づくり〉支援もおこなっています。2013年8月の気仙沼市一景島神社での2500本の植樹もこの活動の一環としておこなわれました。

このほか、イオングループは、気仙沼周辺での植樹を積極的に支援しています。気仙沼大島の亀山での植樹も2013年から3カ年計画で進め、今年も継続して開催されることでしょう。

こうした活動をバックアップしているのが唐桑町鮪立(しびたち)出身の村上教行君です。唐桑中学から気仙沼高校に進み、首都圏同年会〈けせもい会〉のメンバー。イオングループの経営幹部として要職を歴任、現在はイオン顧問、イオンモール会長、イオン東北代表をつとめています。今回の早馬神社植樹祭についても、村上君の配慮があるのだろうと推測しております。

3月19日(土)。どうぞ早馬神社の植樹祭におでかけください。そしてイオングループのご支援に対してあらためてお礼を申し上げます。いつもありがとうございます。

2015年9月29日ブログ「イオンの植樹支援」
2012年10月18日ブログ「木を植えています」

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日篭・神様遊ばせ

2月8日のブログで〈神様あそばせ〉について書きました。その記事で〈気仙沼市唐桑町の早馬(はやま)神社ホームページの年中行事の説明の中にある「日篭・神様遊ばせ」の〈日篭〉ひかご?がどういうことなのかはわかりません〉と書きました。そして、そのままにするのも気持ちが悪いので、早馬神社さんにメールで問い合わせたところ、丁寧な返信をいただきました。本日はその内容を紹介します。

早馬神社

早馬神社ホームページのイメージ(クリックでジャンプ)

ホームページでは〈日篭〉と略字を用いて書いてありましたが、〈日籠〉は〈ひごもり〉のことだそうです。以下、解説の文面を引用いたします。

◎日籠について

日籠(ひごもり)とは日中(昼間)、神社に籠(こも)って神様に祈願をすることを指します。個人個人で祈願される場合は手術の成功や病気平癒、大漁祈願を願うことが多くローソクを灯して祈願されます。昔は夜籠り(よごもり)も行われ、一晩中籠ってお願いをしました。

日籠の中でも年始と年末に行われ、地区ごとに毎年同じ日に行われる行事を「神様遊ばせ」とも言います。神様にお米やお酒、お菓子の他、種々のお供え物を供えて1年の安泰を祈願し、その後、お供えした食品をお下げして食べ、神様と人が神人共に時間を過ごします。神様が遊ばせになる、神様と共に遊ぶという意味があります。

日籠、夜籠の名称は全国的にあるかと思われますが、「神様遊ばせ」に関しては唐桑が発祥かと思われます。古くは「おかみさま」で行われていた行事を、神社近くの地域の氏子からの依頼により早馬神社でも始めることとなりました。そこから気仙沼に広がっていったと思われます。今現在では当時沢山いた「おかみさま」も唐桑では全員亡くなられ、神社でのみ行われています。

早馬神社での神様遊ばせは地区ごとに女性達が神社に集まり、新年には平穏無事を願い、12月には報賽(ほうさい/1年の感謝)を行います。ローソクを旧暦の月の本数灯し、御祈願を行った後、お菓子やお煮しめを食べながらワイワイ雑談をして楽しみ時間を過ごします。昔は女性達が前年の暮れからお正月のお松納めまで休みなく働き、神様遊ばせだからと胸をはって出掛けることができ、その慰労とストレス解消の意味もありました。また、同じ地区の人達同志の結びつきを強くする効果もあったようです。(引用は以上)


梶原忠利宮司さまがまとめてくださったとのことで恐縮しました。唐桑における〈神様あそばせ〉の由来、背景がよくわかりました。ありがとうございました。

説明のなかにある〈おかみさま〉は、たしか〈おがみさま〉とも呼ばれたはずです。東北地方北部では〈イタコ〉とも。私が小さなころの気仙沼市魚町では、近所の人が亡くなると〈口寄せ〉という集まりがあって、〈おかみさま/おがみさま〉に来てもらい、亡くなった人からのメッセージを拝聴する風習がありました。私自身に参加経験はないのですが、母が〈今日は誰それさんの家で口寄せがあるので行ってくる〉と語っていたことを覚えています。

1年ほど前だったか、一ノ関市で〈最後のおかみさま〉が亡くなったとの新聞記事を見て、このブログで紹介しようと思いつつそのままになってしまいました。また、〈神様あそばせ〉についても、遠野地方などでは〈オシラサマ遊ばせ〉を行うそうなので、両者の関連など興味がつきません。本日は、早馬神社さんにお教えいただいた内容の紹介にとどめますが、この話題についてはまたあらためて。

今回、早馬神社様には大変お世話になりました。かさねてお礼を申し上げます。

2月8日ブログ「神様をあそばせる」

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震災未来イメージ

先日の土曜日2月13日、このブログでも紹介した目黒美術館「気仙沼と、東日本大震災の記憶 ―リアス・アーク美術館 東日本大震災の記録と津波の災害史」展へ。初日ということで、リアス・アーク美術館の学芸員である山内宏泰さんの特別講演会も開催されました。

目黒美術館
同展会場エントランス

午後2時からの講演会は70名の定員でしたが、あっという間に満席、関心の高さがうかがえました。詳細は略しますが、リアス・アークでの震災記録展示の意味や独自性を理解することができてとてもよかった。

同展では、被災現場と被災物の写真パネル約260点が展示物されていますが、山内さんのお話を聴いたあとで見ると、それが単に5年前の被災写真であることを超えて、この東京でもかならず起きる大震災の未来イメージでもあることを強く感じさせました。この展覧会を東京で催すことの意味のひとつでしょう。

同展は3月21日(月)まで開催されていますので是非おでかけください。

◎会 場:目黒美術館(目黒区目黒2-4-36)アクセス
◎会 期:2月13日(土)〜3月21日(月)
◎時 間:10:00~18:00 入館は17:30まで。
◎休館日:月曜日 ただし、3月21日(月曜日・休日)は開館
◎観覧料:無料

なお3月1日には、青山ブックセンター本店で、美術批評家 椹木野衣(さわらぎ・のい)さんと山内宏泰さんのトークイベントが催されます。有料講座ですが、関心があるかたは是非に。

◎椹木野衣トーク&レクチャーシリーズ
「震災以後の世界~ジャンルの破壊と溶解。創造の地平を目指して」番外編

震災から5年
気仙沼 リアス・アーク美術館と
Don’t follow the wind から考える
未来を担う美術館と展覧会

日時:3月1日(火)19:00〜21:00
料金:1944円(税込)
定員:110名
会場:青山ブックセンター 本店
東京都渋谷区神宮前5-53-67

詳細は、こちらのサイトから。

椹木さんは昨年、雑誌『美術手帖』の連載『後美術論』で〈リアス・アーク美術館〉の震災関連展示20頁にもわたり論じています。その内容については、昨年8月16日のブログで紹介しました。おてすきのときにでもご覧いただければと。

2015年8月16日ブログ「高山登の教え子達」

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台湾地震災害見舞

2月6日に、台湾の南部で起きたM6.4の地震。震源に近い台南市では複数のビルが倒壊し、捜索活動が現在も進められています。2月10日の三陸新報によれば、この災害に対して気仙沼市では、見舞金100万円をおくることを決めるとともに、市役所窓口などに募金箱を置いて市民に協力を呼びかけているとのことです。

2月10日台湾
三陸新報2月10日記事の一部イメージ

東日本大震災後に、台湾から気仙沼に寄せられた支援についてはこのブログでも何度か書いております。総額は11億円にものぼります。今回の三陸新報の記事にも、その内容が紹介されていましたので、あらためて紹介します。

「台湾紅十字会は日本赤十字社を通じて6億円を寄付。鹿折地区の災害公営住宅に併設される仮称・市民福祉センターの建設資金として活用されることが決まっています。また、台湾佛教慈済(ツーチー)基金会は、関係者が来市し、市内約8千世帯に対し、1世帯当たり3〜7万円を支給。総額は4億5千万円に上った。台湾道教団体からも4160万円が義援金として寄せられた。」(引用は以上)

また、三陸新報の記事では書かれていませんが、2月10日配信の河北新報記事によれば、気仙沼漁業協同組合の超低温冷凍庫の再建にあたって台湾の非政府組織(NGO)からの支援を受けたとのことです。その内容を調べてみると、これは慈善団体「ワールド・ビジョン」の支援のこと。金額はわかりませんでしたが、その中に占める「ワールド・ビジョン・台湾」からの寄付金額が極めて多いとの情報がありました。

台湾の皆様からの支援は気仙沼に対してばかりではありません。昨年12月14日に開業した南三陸病院とその関連施設の建設資金約56億円のうち、22億2千万円は台湾紅十字会の支援によるものです。

なお、気仙沼市からの見舞金は日本赤十字社を通じて台湾紅十字会におくられます。また、募金箱は市役所正面玄関、市立病院などに置くほか、気仙沼漁業協同組合などの団体にも協力を要請し、3月15日まで呼び掛けるとのことです。

今回の台湾の地震でお亡くなりになった方々のご冥福をお祈りするとともに、被災された方々に、心からお見舞いを申し上げます。

追記:
2月11日の三陸新報によれば、被災した台南市の大学に通ったことがある小野寺紀子さん(オノデラコーポレーション常務)が声をかけて、市内の事業主らと募金活動を始め、まずは22カ所で共通のステッカーを貼った募金箱を設置しました。寄せられた支援金は上記ブログ記事にも記した台湾佛教慈済基金会におくり、復興に役立ててもらうそうです。なお、募金箱は3月13日まで設置します、活動に協力してくれる商店や事業所などを募集しているとのことです。問い合わせは下記まで。

090-3001-4490(小野寺さん)

2015年12月14日ブログ「台湾の皆様に感謝」
2011年11月19日ブログ「台湾慈済基金会訪問」

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ジャンル : 福祉・ボランティア

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安倍昭恵さん発言

安倍首相夫人・昭恵さんは、かねてより巨大防潮堤に反対の姿勢を表明し、気仙沼にも何度か視察に訪れています。その昭恵さんが、12月8日の夜に東京都内で講演を行い、被災地沿岸の防潮堤について、「いらないものは造らないでほしい」と訴えたそうです。日本テレビが配信したニュース映像を紹介します。

昭恵さん
画像クリックでサイトにジャンプ

このニュースによる安倍昭恵さんの主要発言はつぎのとおりです。

「海が見えなくなることによって、海の近くに住んでいるという意識もなくなってしまうので、もしかしたら次に津波が、大きい津波が来たときに逃げ遅れて、防潮堤があるにもかかわらず、多くの人が亡くなるということも考えられるんですね」

「防潮堤によって景観も失われ、生態系が変わってしまうこともある」

「住民の中にもやはりいらない、あるいはもっと低くしてほしいという意見があっても、一度、決まったものがどうにも動かないのがこの国の仕組みだ」

「いらないものは造らないでほしいし、1回決めても、必要なければ勇気を持って、そう言える社会にしてほしい」(発言引用は以上)

このニュースでは、東日本大震災の被災地の沿岸部の防潮堤について、「全長約400キロメートル、費用は約1兆円を予定しており、全額を国が負担することにしている」と説明しています。

来月で震災から5年。これまでも国会の一部で防潮堤計画見直しの声があがるものの、大きな流れにはなりません。なぜなのでしょうか。不思議でしかたがありません。今回の安倍昭恵さんの発言が新たな議論のきっかけになってくれればとも思うのですが。

2014年10月6日ブログ「昭恵さんスピーチ」
>2013年12月5日ブログ「昭恵さんと防潮堤」

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ケセン語と気仙沼

気仙沼がなにかとお世話になっている渡辺謙さんが胃ガンの手術を受けていたという昨日のニュースには驚かされました。幸い初期のものということですので、療養後に元気な姿を見せてくれると思います。

さて、2月6日の三陸新報によれば、気仙地方に伝わる方言「ケセン語」についての気仙沼市民文化講座が2月21日に開催されます。講師は、このブログでも何度か紹介した大船渡市在住の医師 山浦玄嗣(やまうら・はるつぐ)さんです。

ケセン語
三陸新報2月6日記事のイメージ

◎気仙沼市民文化講座
「ケセン語と気仙沼」
◎2月21日(日)午後1:30〜
◎気仙沼市本吉町「はまなすホール」

講座は2部制で、1部では山浦さんの講演「ケセン語を楽しむ」や詩の朗読、2部では山浦さんが主宰する「劇団ケセン」の団員による道楽息子をモチーフにした朗読劇「竈返し息子の帰還」が繰り広げられます。

入場は無料ですが入場整理券が必要です。整理券は気仙沼市教育委員会やはまなすホールのほか、市内の図書館、公民館で取り扱っているとのことです。

問い合わせ:
気仙沼市教育委員会生涯学習課
電話0226-22-6600内線124

昨年の10月に大船渡市民文化会館で劇団ケセンによる『ケセンの詩』公演がありましたが、気仙沼での催しは初めてのことではないでしょうか。私は山浦さんの活動がもっともっと気仙沼でも知られて欲しいと思っています。どうぞご都合のつく方はおでかけください。

2014年10月16日ブログ「山浦玄嗣氏の受賞」
2011年6月3日ブログ「ケセン語の山浦さん」

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千田選手五輪逃す

12月7日におこなわれたフェンシングのワールドカップ(W杯)ドイツ大会の男子フルーレ団体戦で日本は6位におわりました。その結果、代表メンバーのひとりだった気仙沼出身の千田健太選手は、8月のリオデジャネイロ五輪出場を逃しました。残念。

千田選手

三陸新報2月9日記事の一部イメージ

一方、太田雄貴選手は、団体での出場はなくなりましたが、男子フルーレ個人で世界ランキング2位にあり五輪出場が確実視されています。その太田選手は、7日のツイッターで、「同期の健太とどうしても一緒に五輪に行きたかったです。 健太と一緒に戦った代表の10年間は本当に財産です」と述べていました。

応援していた私たちも残念ですが、一番残念なのは千田選手でしょう。結果はこういうことでしたが、五輪出場をめざして厳しいトレーニングを続けてきたわけですから。

最後に、千田健太選手の8日のツイートを紹介しておきます。

〈長かったオリンピックレースが終了しました。 終点まで辿り着けず、とても不本意ではありますが、これまで陰で支えて頂いた方に対してはとても感謝しております。誠にありがとうございました〉

〈リオ五輪本戦では、同い年の仲間である太田雄貴が個人戦に出場します。 皆様、引き続き応援宜しくお願い致します〉

リオ五輪をめざしていた千田選手への多くの応援、ありがとうございました。

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神様をあそばせる

前回2月 5日のブログの結びに「〈神様が喜ぶ〉と書いたら、気仙沼の〈神様あそばせ〉という行事というか集まりの名を思い出しました」と記しました。本日はこの話。

私が中学生だったころの記憶は、〈きょうは、だれそれさんちで、神様あそばせがあるんで行ってくる〉と言う母に、それってなあにと聞いたこと。〈神様をあそばせる〉という言葉が面白く感じられたのです。その後は〈おぢゃこのみ〉(主婦らのお茶飲みの会)的な集まりと理解しておりました。

いまは仙台で暮らす母に電話で聞いてみると、〈神様あそばせは、近所の女の人たちが集まるんだけど、どんなことをしたかなあ。思い出せないなあ。細かいことは忘れてしまったけれど、たしか、小正月のときにやるんだよ。年末や正月で忙しかった奥さんがたの慰労会みたいなところもあったんじゃないかなあ〉とのこと。先月末に満93歳となったので、記憶の衰えはやむを得ないでしょう。

ネットで調べてみると、気仙沼市唐桑町の宿浦にある早馬(はやま)神社のホームページの年中行事の説明で「日篭・神様遊ばせ」をつぎのように記しています。〈日篭〉ひかご?がどういうことなのかはわかりません。

◎日篭・神様遊ばせ
 神と人が一体となる神事、神と共に遊ぶ神事である神様あそばせ。
 年の始め、地域ごとに各家々の人達が集まり一年の家族、地域の無事を祈る志願祈祷を執り行い、神職の講話、後に御神酒、お茶、茶菓子、お煮しめを頂きながら地域の人達と和を広げ神、人と一体となってその時間を過ごす。
 この海に面した唐桑の土地柄男性は遠洋漁業など海上の仕事に従事したため女性が家を守り、安全を祈る役目であった。ゆえに参加する者のほとんどが女性である。また、女性が堂々と一日遊べる日でもあり楽しみにしている方も多い。
 年末には再び集まり一年の無事を感謝し、報賽の祈祷を行う。いつの時代から始まったのか不明であるが、昔から伝わる唐桑の習慣、伝統である。(引用は以上)

本吉唐桑商工会のホームページの〈唐桑の歴史〉の中にも記述がありました。

◎神様あそばせ
「 常に自然と向き合ってきた唐桑の暮らし。突然に襲う天変地異や事故から家族を守るため唐桑の人々はいつも祈ってきた。そのひとつが『神様あそばせ』。部落内の1年間の幸せを願って、年の始めに家々の代表者が集い地区内の神社へお参りをする。
 宿地区では、毎年総勢2~30人で近くの諏訪神社、熊野神社をまわり、早馬神社でご祈祷を受ける。オガミサマ(巫女)信仰の厚い中区では、オガミサマに1年を占ってもらう。「○月頃火事があるかもしれない」。そんな言葉に身をひきしめる。そして1年を無事に過ごすと、年の終わりに“果たし”をする。再びみんなで集まり、神様に感謝するのである。古来から伝わる唐桑の暮らし方だ。いつの時代から始まったのか、その語源は何なのか、年配の人たちもわからないという。」(引用は以上)

なるほどね。だけど、これは私の知る昭和30〜40年代の気仙沼市魚町の〈神様の遊ばせかた〉とはちょっと違うなあ。と思っていたら、鹿折(ししおり)中学36回生のブログ「鹿中36会」のなかに、私の記憶に近い説明がありました。

(前略/はじめに上述した早馬神社HPの説明の引用がありますが略します)ということらしいのですが、手っ取り早く言えばおばちゃんだずが40〜50人くらい集まって騒ぎまくるということ。我々の母親くらいの世代の人が中心なので、お母さんが出席したことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか?

白菜漬け、お煮しめ、ゆで笹かまにしょうゆと味の素かけたもの(激うま)等を食べながらの飲み会です。しむけんのバカ殿に使われるようなおばちゃんの笑い声が、2時間くらい続くので、自分が小さい頃はその異様な雰囲気に恐れをなしていました。

実家を出てからは、しばらくその声を聞いていませんが、おばちゃんの持つパワーというか、その世代の方々が持つ力強さを今ではとても懐かしく感じます。「負けでらんないね」(ブログ引用は以上)

鹿中36会は昭和42・43年生まれとのことですので、現在47〜48歳の方々。16歳ほど私たち気中20より若いのですが、そのお母様がたの〈神様の遊ばせ方〉は私の母の世代と同じようですね。

でもなあ、鹿折も魚町も5年前の津波で大きな被害を受けました。小正月のあたりに地区の主婦が集まって遠慮のないおしゃべりをくりひろげた〈神様あそばせ〉も今は無理でしょう。神様を遊ばせる場所が今はないのです。という結びがうまいのかうまくないのか。よくわかりませんが、新しい週がはじまりました。元気にやっていきましょう。

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海神様のポスター

気仙沼版「なまはげ」として親しまれている〈海神様〉が2月20日(土)に行われます。2月2日の三陸新報でも紹介されていました。下の写真は、〈甚六 鬼の会〉の一員コヤマ菓子店小山裕隆さんのブログから拝借した〈海神様〉のポスター。

海神様

〈子供達の健やかな成長〉〈家内安全〉〈商売繁盛〉〈招福到来〉などの文字が見えます。

同級生の故 小山隆市君(3年6組)らによって始められた〈甚六 鬼の会〉によるこの行事は、今年で30回目。当日は、午後2時に魚町の五十鈴神社(お神明さん)を出発します。出発の前に、海神様への魂入れなどをおこなうのでしょう。神社での市民の見学も歓迎しているとのことです。

例年どおり、訪問する家庭や事業所、そして一緒に活動してくれるメンバーも募集しています。申込みや問い合わせは下記の事務局までお電話ください。

事務局:090-5235-6641(小山)

主催グループだけでなく、応援してくれる人があってこそ行事が継続します。どうぞ、お時間の許す方はぜひ五十鈴神社にて〈海神様〉を激励してあげてください。怖い顔をしつつ神様が泣いて喜ぶと思いますので。

と、結びに〈神様が喜ぶ〉と書いたら、気仙沼の〈神様あそばせ〉という行事というか集まりの名を思い出しました。これについては、またあらためて。今週はこれにて失礼いたします。

1月18日ブログ「30回目の海神様」

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tag : 気仙沼 気中20 気仙沼中学 海神様 甚六鬼の会

3種競技での挑戦

気仙沼出身のパラリンピアン佐藤真海さんが、2020年の東京大会に向けて走り幅跳びではなくトライアスロンで挑戦することは1月のブログ「人知れず流した涙」でもお伝えしました。2月2日の読売新聞夕刊が、その佐藤さんの強化合宿参加を伝えていました。

佐藤真海

読売新聞2月2日夕刊記事の一部イメージ

トライアスロン(3種競技)は、スイム(水泳)750m、バイク(自転車)20km、ラン(競走)5kmでの競争。合宿は1月中旬の4日間、宮崎市で行われました。

真海さんは昨年4月に男児を出産しました。そして、育児との両立を考えて、自宅近くでも練習できるトライアスロンへの転向を決めたそうです。

記事は、義足選びについて、次のように書いています。

〈義足選びもポイント。自転車は日常生活用、ランニングは走り幅跳びのウォーミングアップ用を使ったが、「長く走るほど、脚へのダメージがこれまで以上にある。海外の速い選手がどういう義足を使っているかリサーチが必要」と話した。〉(引用は以上)

育児や家事をしながら練習を続けるのはたやすいことではありませんが、まずは日本代表選出をめざして頑張って欲しいと思います。気仙沼の多くの人も応援していることでしょう。

3種競技(トライアスロン)に育児を加えた4種競技(テトラスロン)はないものかと思ってみたりもして(笑)。

1月13日ブログ「人知れず流した涙」

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三陸のかもめ食堂

三陸新報のシリーズ記事「復興へ一歩 いらっしゃいませ」。12月13日には新京本郷店が紹介されていました。そして今年。1月31日は、昨年11月19日に千葉憲二君(3年4組)が復活開店させた〈かもめ食堂〉。

かもめ食堂

三陸新報1月31日記事の一部イメージ

5名のスタッフの表情がいいですね。開店当日の写真を見る機会がありましたが、皆さんまだ緊張していたような印象でした。少し時間が経って、肩の力が抜けてきたのでしょう。この調子で、〈かもめの笑顔〉を定番サービスのひとつに加えていただければと。それは決してたやすいことではありませんが、とても大事なことと思います。

1月31日(日)には、このブログでもご紹介したTBC制作の「愛と希望のラーメン」のテレ放送がありました。なかなかよかった。これについてはまたあらためて。

三陸新報の記事の結びを紹介しておきましょう。

〈スタッフが喜んでいるのが、女性客が増えていること。1人で来店する女性もあり、県外から訪れる人も少なくない。「わざわざ足を運んでもらい、うれしい。気持ちよく食べてもらうためにも、これからも笑顔を絶やさず、接していきたい」とスタッフは口をそろえる〉(引用は以上)

そうか、口をそろえたか。千葉憲二君がなによりもそれを求めているのでしょうね。出汁(だし)やスープのレシピも大事だけれど、心からの〈かもめの笑顔〉がなによりも大事だと。かもめ食堂の営業時間は午前10時から午後3時、そして午後5時から9時までです。是非ご来店を。

最後に、ブログ表題の〈三陸のかもめ食堂〉について。これは〈三陸新報に掲載されたかもめ食堂の紹介記事〉の意。地元の気仙沼ではローカル紙〈三陸新報〉を〈三陸〉と略称しますからね。これをPCブログ画面できれいに揃う8文字にするにはどうするか。悩んだあげく〈三陸地方〉をかけあわせ、〈三陸のかもめ食堂〉といたしました。

57577の短歌。575の俳句。これらを超越する究極の57の世界。〈さんりくの かもめしょくどう〉。結構、気に入っています(笑)。

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震災の記憶と記録

きのうに引き続き、2月の目黒区の催事情報です。忘れないうちに。

目黒美術館では、2月13日(土)から3月21日(月)まで、「気仙沼と、東日本大震災の記憶 ―リアス・アーク美術館 東日本大震災の記録と津波の災害史」展を開催します。

目黒美術館2
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◎会 場:目黒美術館(目黒区目黒2-4-36)アクセス
◎会 期:2月13日(土)〜3月21日(月)
◎時 間:10:00~18:00 入館は17:30まで。
◎休館日:月曜日 ただし、3月21日(月曜日・休日)は開館
◎観覧料:無料

以下、目黒美術館サイトの展覧会情報から一部を引用します。

リアス・アーク美術館は、発災から2年が経った2013(平成25)年4月、常設展示「東日本大震災の記録と津波の災害史」を公開しました。これは、同館が中心となり、震災発生直後から行なった気仙沼市と南三陸町の被災状況の調査、記録活動を基にしたもので、撮影した被災現場写真 約30,000点、収集した被災物 約250点から厳選した資料群に、新聞や過去に起きた大津波に関する資料を加えた約500点で構成されています。(中略)

(目黒美術館の)本展は、「東日本大震災をいかに表現するか、地域の未来の為にどう活かしていくか」をテーマに編集された、この「東日本大震災の記録と津波の災害史」を、東京地区で初めて大規模に紹介するもので、被災現場と被災物の写真パネル約260点、被災物(現物)11点に関係歴史資料を加えて展覧いたします。そして、リアス・アーク美術館の特色あるもう一つの常設展示、地域の歴史・民俗資料をまとめた『方舟日記―海と山を生きるリアスな暮らし―』をもとに、生活文化資料を特別展示し、気仙沼・南三陸地域が育んできた豊かな地域文化の一端もご紹介します。(引用は以上)

なお、本展の関連催事として、リアス・アーク美術館の学芸係長である山内宏泰さんの特別講演会も開催されます。

◎特別講演会「震災をどのように定義するべきか」
2月13日(土) 14:00~15:30
講師:山内宏泰(リアス・アーク美術館 学芸係長)
会場:目黒区美術館 1階 ワークショップ室
定員:70名 聴講無料

このブログでも、同美術館の〈震災記録展示〉については何度か書きました。しかし私自身は、残念ながら震災後にリアス・アーク美術館は訪れたことがありません。ですから、この目黒美術館の展覧会にて、その一端に触れようと思っています。ご都合のつく方はぜひおでかけください。

2015年8月14日ブログ「高山登の教え子達」
2014年4月17日ブログ「震災記録展示図録」

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2/28 コンサート

きょうから2月です。まさにあっという間にという感じ。そして本日は2月のイベント情報です。2月28日(日)に、目黒区と目黒区芸術文化振興財団の主催で〈東日本大震災復興支援コンサート〉が開催されます。

目黒コンサート2
画像クリックで公演情報サイトへジャンプ

第1部は、気仙沼市民吹奏楽団とヤマハ目黒吹奏楽団による混成楽団のコンサート。トークゲストは生島ヒロシさん(気中19回生)です。第2部は、畠山美由紀さんと熊谷育美さんのコンサート。そして1部2部とも、司会はフリーアナウンサー佐藤千晶さんと、みなさんよくご存じの気仙沼出身者がせいぞろい。

時間は、13:00開場、13:30開演、16:00終演予定、料金は全指定席で1,000円。チケットは下記のインターネット予約のほか電話予約(03-5701-2904)も可能です。お早めにどうぞ。なお、会場の〈めぐろパーシモンホール〉(東京都目黒区八雲1-1-1)は、東急東横線の「都立大学」駅から徒歩7分。

チケットピア予約
イープラス予約

生島さんは気仙沼中学の1年先輩ですが、美由紀さん、育美さん、千晶さんの3人は松岩中学の出身です(と書いたのですが、育美さんは条南中学出身でした。大の仲良しなのでてっきり中学の同級生と思いこんでおりました。気仙沼の演劇塾「うを座」などで一緒だったのですね。お詫びして訂正します)。この3人が揃う機会というのはなかなかないと思いますよ。

当日の会場では、気仙沼市物産展や震災復興パネル展も開催されるそうです。どうぞお誘い合わせのうえおでかけを。会場でお会いしましょう。

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プロフィール

気中20回生支援会

Author:気中20回生支援会
東日本大震災で被災した気仙沼中学校第20回卒業生(1967年3月卒/64~65歳)たちを支援する首都圏在住同級生を中心としたグループです。魚町出身東京在住の3年8組小田が書いています。

twitter:@kechu20

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