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内湾防潮堤の障壁

14日、朝日新聞が気仙沼の内湾地区防潮堤について記事を配信しています。村井県知事が、津波が来た時に上部が立ち上がる「可動式」にする案を住民に示したことを明らかにしたというのです。記事を読んでみると、13日のブログでも紹介した1月10日付け河北新報記事の内容を知事が定例記者会見で正式に発表したということのようです。

朝日新聞1月14日配信記事
河北新報1月10日配信記事

朝日新聞記事の後半部を引用します。

「提案によると、海面からの高さが5・1メートルのコンクリート製の防潮堤を造るとしていた約750メートルの区間のうち、一部を高さ4・1メートルに抑え、上部に高さ1メートルの金属製の壁を設ける。金属壁はふだん畳んでおく。「海が見えなくなる」と反発する商工業者ら住民の声に配慮したという。金属壁を設ける区間は、当初の計画と比べて25倍の費用がかかるという。村井知事は「非常にお金がかかり、どこでもできるものではない。人口の集積がある、この地域に限定的にする」と話した。」

引用は以上です。河北新報の記事では〈地元が要望する堤高とはまだ開きがあり、調整には時間がかかりそうだ〉としていましたが、朝日新聞の記事はリード部で〈住民が求める全国初の「可動式」を県が提案したことで、決着に向けて一歩前進しそうだ〉としており、ニュアンスの違いがあります。

そして本日15日の三陸新報は、つぎのように伝えています。

三陸知事記事
三陸新報1月15日記事のイメージ

「(村井知事は)市が求めている1.3mでの適用は理論的に説明がつかず、認められない」と発言し、地元が要望する高さとの差については背後の盛り土高で調整することを期待した。(中略)「全国に例はないが、住民合意を得られるなら国も認めてくれることになった」と復興予算で整備する方針を示した。フラップゲートを採用することで整備費用は1平方メートル当たり240万円ほど上積みされるため、「人口密度や合意形成の難航を考えると、内湾地区に限定される。他地区では無理」と語った。」

引用は以上です。

〈25倍の費用がかかるけれど、住民合意を前提になんとか国にも認めてもらったので、特別にフラップゲートを採用してやるよ〉ということなのでしょうか。高さを低くすれば、フラップゲートも25倍の費用も必要なくなるのにと思うのは私だけではないでしょう。住民と知事の間にはまだ大きな壁があると思います。
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テーマ : 東北地方太平洋沖地震義援金、災害援助
ジャンル : 福祉・ボランティア

tag : 気仙沼 気中20 気仙沼中学 防潮堤を勉強する会 防潮堤

プロフィール

気中20回生支援会

Author:気中20回生支援会
東日本大震災で被災した気仙沼中学校第20回卒業生(1967年3月卒/67~68歳)たちを支援する首都圏在住同級生を中心としたグループです。魚町出身東京在住の3年8組小田が書いています。

twitter:@kechu20

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