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海との共生を望む

9月11日(水)の毎日新聞夕刊に防潮堤に関する寄稿文が掲載されていました。寄稿者は、東北大学教授(環境考古学)の安田喜憲(よしのり)さん。見出しは、「海と共生望む被災地〜本末転倒の防潮堤建設優先」

YASUDA 9月11日毎日新聞夕刊寄稿のイメージ(クリックで拡大)

安田教授は、科学者の責任にも言及しながら、行政が守るべきものの順番が逆転していたのではないかと問いかけています。「まず住民の生命を守るためには、住民が美しい故郷で豊かな暮らしができることを最優先すべきだった。あと30年後に来るか来ないかもわからない津波から生命を守ることを最優先したのは、間違いだったのではないか。」

詳細は略しますが、結びの部分を以下に引用します。
「人間は巨大なコンクリートの防潮堤に囲まれては暮らせない。人間の命は美しい自然、生きとし生けるものの命が輝く自然に囲まれてこそ輝くのである。たとえ巨大なコンクリートの防潮堤によって50年に一回訪れる津波の被害から逃れることができたとしても、大地の生命力が萎え、海の命の輝きと隔絶され、美しい風土が失われ、人と人のコミュニティが失われた中で、人は暮らせないし、生きてはいけないのである。
住民が望むのは、海と共に生き続ける日々の暮らしの快適性である。美しい海を眺め、潮騒の音を聞き、海の匂いをかぎ、海の豊かな魚介類を獲って共に助け合いながら暮らす。それが縄文時代以来、1万年にわたって日本人が行ってきたことである。それが海辺で生きるということなのである。」

引用は以上です。
記事の最後に、安田教授が基調報告を行う比較文明学会のシンポジウムが紹介されていました。

◎比較文明学会のシンポジウム
◎災害と文明〜東日本大震災と防潮堤問題を考える
◎9月22日(日)14時~17時(無料・予約不要)
◎東海大学代々木キャンパス4号館(渋谷区富ヶ谷2-28-4)
小田急線「代々木八幡」駅または「代々木上原」駅下車徒歩10分
京王井の頭線「駒場東大前」駅下車徒歩10分
地下鉄千代田線「代々木公園」駅下車徒歩10分

比較文明学会HPシンポジウム紹介

巨大防潮堤計画に対する疑問の声はこうして学会からもあがっているわけですが、目を気仙沼に転じてみれば、県の計画進行は今もなお着々と進んでいるように感じています。
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テーマ : 東北地方太平洋沖地震義援金、災害援助
ジャンル : 福祉・ボランティア

tag : 気仙沼 気中20 気仙沼中学 防潮堤を勉強する会 防潮堤 森は海の恋人 安田喜憲

プロフィール

気中20回生支援会

Author:気中20回生支援会
東日本大震災で被災した気仙沼中学校第20回卒業生(1967年3月卒/67~68歳)たちを支援する首都圏在住同級生を中心としたグループです。魚町出身東京在住の3年8組小田が書いています。

twitter:@kechu20

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