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気仙沼エネルギー

おとつい5日、気仙沼高校の同級生である大島〈宮古屋〉熊谷雅裕君からメール。
「先週発売の週刊新潮6月6日号の64ページに気仙沼商会の高橋正樹社長の記事が載っている。ご連絡まで」

高橋正樹
週刊新潮6月6日号 記事の一部イメージ

早速見てみると、2月のブログで紹介した三陸飼料の記事と同じく、三菱商事のPR記事として、地元の間伐材を活用した木質バイオマス発電事業を行う気仙沼地域エネルギー開発が紹介されています。三菱商事復興支援財団は、気仙沼信用金庫と「気仙沼きぼう基金」を設立し、復興のための企業支援活動を行っているのです。ちょっと長めですが、記事の一部を紹介します。

〈 「気仙沼の希望を繋ぐためのエネルギーを何とかしたいなと」。こう語るのは気仙沼地域エネルギー開発の高橋正樹社長(50)だ。高橋はガソリンスタンド(GS)を地元中心に18店舗展開し、90年余の歴史を有する気仙沼商会の社長でもある。彼は東日本大震災の翌日には給油を再開させた気骨の男だ。

「震災当日はGSで社員面談をしていた。尋常でない揺れに、直ちに山に逃げるように指示しました」。自分も車で避難。渋滞のため途中で車を乗り捨てると、歩いて帰宅した。家族の安否を確認し、共に近くの役所のある高台に避難した。間もなく役所の下の通りでは、クラクションが鳴りっ放しの車があちこちで何台も水に浮き始めた。
高橋は状況を修行時代に上司だった昭和シェル石油の亀岡常務(現副社長)に携帯メールでレポートした。
夜に避難した小中学校では暖を取る手段がろうそくしかないほど混乱していた。稼働可能なGSは2店しかなかったが、高橋は諦めず、一夜明けると、「停電していたので計量機の付属ポンプを手で回し、地下タンクから給油した」。

初日は1台10リットル限定で給油。やがて東京消防庁や愛知県警から大量給油の要請がきた。高橋は市役所内の災害対策本部へ駆け込むと衛星電話を副市長から借りた。昭和シェル石油の亀岡常務と繋がり、1日に3回、定時連絡を容れるよう命ぜられ、タンクローリーを手配してもらえた。3日後には香藤会長がわざわざ電話に出てくれたが、「高橋君…と行ったまま絶句してしまった。身を案じ、電話口で泣いてくれる人がいることに安心感を抱き、勇気がわいたという。その後、魚市場再開のための市の会議に、エネルギー会社として参画。採算度外視で給油船を購入する。「気仙沼の産業をとにかく早く興し、皆の希望を繋ぎたかった」。

求められて市の震災復興市民委員会にも参加。元々スローフード協会の一員で、「森と山と海の町」を作るため、持続可能な環境実現を目指していた高橋は、市の復興計画の一つの柱である「再生エネルギーの導入」に向け、昨年4月、気仙沼地域エネルギー開発を起業した 〉

引用は以上です。この後に、気仙沼地域エネルギー開発(株)についての説明が続きます。同社は、地元の間伐材を木製チップに加工し、これをガス化して発電します。この過程で発生する熱も地元企業に供給する循環型事業です。発電プラントは欧州製で、その購入には気仙沼信用金庫と三菱商事復興支援財団による支援があったそうです。冒頭に述べた「気仙沼きぼう基金」でしょう。

記事の最後に高橋正樹さんの言葉が記されています。
「高校、大学、新卒社会人時代を東京で過ごしたが、淡々とした寂しげな葬式を見た時、地元に帰りたいと思った。以来、自分の生きた証を示したいとずっと考え、地域のために行動してきた。ガスエンジンによるバイオマス発電が稼働すれば、日本初となる。地域の活性化のためにも成功させたい」

発電は来年3月に開始される予定とのこと。その成功を願うとともに、三菱商事さんはじめ関係者の皆様のご支援にお礼申し上げます。

2月14日ブログ「三陸飼料の復旧」
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テーマ : 東北地方太平洋沖地震義援金、災害援助
ジャンル : 福祉・ボランティア

tag : 気仙沼 気中20 気仙沼中学 高橋正樹 気仙沼地域エネルギー開発 気仙沼商会

プロフィール

気中20回生支援会

Author:気中20回生支援会
東日本大震災で被災した気仙沼中学校第20回卒業生(1967年3月卒/67~68歳)たちを支援する首都圏在住同級生を中心としたグループです。魚町出身東京在住の3年8組小田が書いています。

twitter:@kechu20

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