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大島防潮堤に反対

2月20日の三陸新報に「防潮堤と防災に疑問〜まず生活、産業、避難道を」と題する投稿記事が掲載されました。投稿者は大島中学出身で気仙沼高校の同級生〈宮古屋〉熊谷雅裕君です。彼の防潮堤に関する投稿記事はこれが3回目となります。

雅裕三陸3
2月20日三陸新報投稿記事イメージ(クリックで拡大

投稿内容は、このブログでも紹介した、気仙沼市出身で関西学院大学の長峯純一教授ら大学関係者でつくる「気仙沼大島未来チーム」が行った気仙沼大島の「復興に向けたアンケート」結果をもとに、大島における防潮堤計画に強い疑問をなげかけています。簡単に言えば〈大島の防潮堤計画に反対する声〉といってよいでしょう。内容を抜粋して紹介します。

「防潮堤計画に対してクロス集計の結果、現行計画案支持9%、見直し希望64%、分からない27%と回答されました。つまり現行計画案に9割の人が賛成をしていないのです。どの防災減災対策を優先すべきか、11項目のうち3つ選択する問いでは、避難路22%。物資食糧備蓄19%、緊急放送システム17%の順で回答があり、防潮堤は11%でした。この2つの項目結果から、島民にとって今必要なのは防潮堤ではなく、震災時の正確な情報であり、避難路であり、物資食糧確保なのです。

震災から2年もたとうとしているのに、生活基盤である漁港修復や災害者用公営住宅の建設はほとんど進まず、命を守る避難路整備はまったく示されておりません。なぜそれらを先に造らず、防潮堤を優先するのですか。大島の財産の多くは海にあります。

防潮堤計画は知らないうちに着々と進み、用地買収の直前まできています。その中には震災を免れた家を壊したり、海を20メートル先まで埋めてまで造ろうと計画されています。

県や市はアンケートに示された島民の意向をくみ取り、計画を見直してほしい。大島振興協議会も計画を見直すよう働きかけてはどうでしょうか。第一、防潮堤の建設は住民の同意が必要なはずです。

30年度には橋が開通する予定です。その橋は出て行く人のためではなく、定住する若い人が入ってくる橋でなければなりません。しかし、このまま防潮堤が優先的に進められ、大島が将来発展する計画が立てられなければ、若い人や子供のいない、独居老人の島になります。

島民が一番心配している「人口流出」「少子高齢化」を防ぐため、行政、島民が一体となり、考え行動していくべきと思います。」

引用は以上です。記事の末尾には(大島中学校仮設住人)と記されていました。大島・浦の浜にあった雅裕君の実家〈宮古屋〉は津波で流出しました。お母様(熊谷すん子さん)は幸いにも無事で、雅裕君は東京から帰郷して〈宮古屋〉を再興しつつ仮設住宅でお母さんと奥さんの3人で暮らしています。

〈自分と同じ思いを持っている人が沢山いるだろうに、なんでその声がまとまって大きな力とならないのか〉。そんな現状へのいらだちが手にとるようにわかります。

2月13日ブログ「大島未来チーム」(アンケート内容紹介)

2012年6月25日ブログ「防潮堤は誰のため」(雅裕君1回目投稿)
2012年8月15日ブログ「大島の防潮堤計画」(雅裕君2回目投稿)
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テーマ : 東北地方太平洋沖地震義援金、災害援助
ジャンル : 福祉・ボランティア

tag : 気仙沼 気中20 気仙沼中学 気仙沼高校 防潮堤を勉強する会 防潮堤 森は海の恋人

プロフィール

気中20回生支援会

Author:気中20回生支援会
東日本大震災で被災した気仙沼中学校第20回卒業生(1967年3月卒/67~68歳)たちを支援する首都圏在住同級生を中心としたグループです。魚町出身東京在住の3年8組小田が書いています。

twitter:@kechu20

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