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村井知事への質問

12月6日(木)の朝、羽鳥さんのテレビ朝日系列「モーニングバード!」で気仙沼の防潮堤問題をとりあげていました。玉川徹さんのコーナー「そもそも総研」で、大谷地区を中心とした、どちらかといえば防潮堤に反対する立場からの問題提起でした。これはあらためて紹介しましょう。

12月1日の三陸新報は、気仙沼市民有志による〈防潮堤を勉強する会〉の発起人が11月30日に宮城県庁で村井知事に〈地域にあった整備を要望した〉と伝えています。この要望書は11月16日に気仙沼市の菅原市長に提出したものと同じ内容です(11月19日のブログをご参照ください)。

県1 県3
県4 県2
写真左上:知事に要望書を手渡すのは、発起人のひとり菅原昭彦さん(気仙沼商工会議所副会頭)/左側

堤防整備に住民の意見と合意を尊重することなどの要望に対し、村井知事はつぎのように答えたそうです。
〈堤防の高さの差が出る選択肢は出せる。もう少し時間をほしい〉〈要望はしっかり受け止めたいが、時間をかければ背後のまちづくりの絵が描けない〉〈行政は常に最悪のことを考えなければならない。雪が積もる真冬の真夜中に津波が襲来しても、命を守れる地域を築きたい〉

この要望書と合わせ、知事からの回答をお願いする〈質問状〉も提出されています。質問状の内容は〈防潮堤を勉強する会〉のホームページで読むことができますが、会の承諾を得て、ここに転載いたします。


<質問事項>

1. 海岸保全基本計画を主務大臣に提出する予定はいつですか?

2. 1も含め、気仙沼市域の各海岸の海岸保全計画案の説明、住民合意形成、実施設計までの日程を教えて下さい。

※9月の門脇河川課長様のご回答では、1回目の住民説明会での住民意向を汲んだ再度の計画案の住民説明にはニーズに応え開催に工夫をするとお答え頂いておりますが、他の災害復旧の説明会の折りに防潮堤についても一部説明をしている感があり、その事は自体は悪いことではありませんが、それが防潮堤に関しての説明会の全てになってしまうのではないかと心配しております。
  防潮堤の建設は住民や圏域にとって非常に大きな問題でありますので、きちんと説明会開催のタイトルや目的に明示し、利権者のみならず市域に周知して開催することを住民は希望しています。

3. 宮城県議会でも出ておりましたが、理解が出来ませんでしたのでお尋ねしますが、「住民との合意形成をした」とはどの様な過程、状況、状態をイメージされておりますか?

4. 被災地の置かれた状況、復旧復興の時間的、精神的制約から、住民の合意形成には、住民との意見交換で汲みあげた意向を反映した計画案を複数準備し、住民説明会を開催し、合意形成するのが合意も早いと考えますが、現在のところ説明会から次の説明会の合間も長く、また中々その様な準備で開催されていない様にお見受け出来ますが、複数案の選択肢を準備して進めることはお約束頂けますか?

※議会の答弁でも気仙沼市震災復興市民委員会などへも必要に応じて早い時期から住民に説明してきたとされておられましたが、市民委員会への説明会は昨年末頃に市民委員会が要請して実施したものであり、加えて、海岸にこのような巨大な堤防を建設することは考えられず、内陸側にセットバックする事が可能なのであればそうした案を絵にして出して欲しい(本年2月に絵としてご回答頂いている)など、住民が受け入れやすい計画案を要望していたにも関わらず、本年7月に気仙沼市域で説明された案は、どれも海岸淵での堤防ありきの計画で、挙句は観光名所や海水浴場の真上にそのものが無くなってしまう様な計画案が示されていることを非常に残念に思い、今後もこの様に県が進めれば、復旧復興はどうしても遅れることになりかねないと心配するため質問するものです。

5. 今回の津波での従来からあった巨大堤防(例えば田老)の津波に対する功罪の検証結果が明確にされていなように考えます。国で実施した結果を教えて下さい。どこかに公開されているのであれば教えて下さい。

6. 当初の計画案の根拠となっているシュミレーションの内容について、本会第1回の勉強会で講師を務めて頂いた門脇課長さんからも内容と結果の周知が不足していたお話がありましたが、シュミレーションについて、前提条件、設定条件、結果としての各浜の予想津波高、痕跡高、差、誤差修正高、その理由、計画高、差、その理由、その他必要な詳細があれば教えて下さい。

以上、宜しくお願い申し上げます。

質問事項は以上です。かなり具体的な内容で、発起人の方々の問題意識がよく理解できると思います。少し長いのですが、是非みなさまにも共有いただきたく、紹介させていただきました。

防潮堤を勉強する会 ホームページ
11月19日ブログ 「防潮堤」要望書
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テーマ : 東北地方太平洋沖地震義援金、災害援助
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tag : 気仙沼 気中20 気仙沼中学 防潮堤を勉強する会 森は海の恋人 防潮堤

プロフィール

気中20回生支援会

Author:気中20回生支援会
東日本大震災で被災した気仙沼中学校第20回卒業生(1967年3月卒/67~68歳)たちを支援する首都圏在住同級生を中心としたグループです。魚町出身東京在住の3年8組小田が書いています。

twitter:@kechu20

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