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漁港区域の拡大

今週はちょっと固めの話でスタートです。
5月2日の三陸新報に「気仙沼の漁港区域拡大が6月に前倒し」という記事。

ピクチャ 1 5月2日三陸新報紙面イメージ

私がこの記事に関心をもったのは、4月の復興フォーラム勉強会で菅原茂市長が漁港区域の問題について触れていたからです。魚市場周辺地域のかさ上げなどが石巻市などに比べて遅れているのは、この区域指定の違いも理由のひとつだというのです。

石巻の場合、魚市場周辺はかなり広域にわたって漁港区域に指定されていたため、国の予算を使っての早期の復興対応ができました。これに対し気仙沼は、市場周辺のごく狭いところしか指定区域となっていないのだそうです。記事によれば、市では今年10月ごろまでに拡大手続きをおえる予定でしたが、国や県の協力もあり6月に前倒しできるめどがついたとのこと。

これにより、区域内では地盤沈下した民有地を含めて国(水産庁)の水産基盤整備事業でかさ上げができ、道路や水道などの復旧も進めやすくなります。
でもね、いいことづくめの話ではないのです。漁港区域で漁港施設用地に指定されると、水産関係施設以外は原則として立地できません。そのため、すでに復旧した水産関係以外の建物は、立て替えなどに合わせて移転してもらうことになるのだそうです。

対象区域は、魚市場周辺18ha(ヘクタール)と鹿折地区11ha。地権者は約550人。市では、区域拡大への同意や売却/継続所有などの意向調査を急いで行っています。

5月2日の三陸新報1面には、この記事のほかにも、〈近海マグロはえ縄船の集団操業〉や〈遠洋マグロはえ縄漁業の収益性向上や省エネ化実証〉プロジェクトなど、今後への期待を感じさせる話が紹介されていました。

〈 気仙沼にもちょっと遅い春の訪れが 〉と書くと、少しきれいごとに聞こえるかもしれません。でも、こうした記事や同級生の事業再開のニュースを聞くと、本当に少しずつですが、みんなの懸命の努力によって物事が動き始めているように感じられるのです。
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テーマ : 東北地方太平洋沖地震義援金、災害援助
ジャンル : 福祉・ボランティア

tag : 気仙沼 気中20 漁港区域拡大 復興フォーラム 水産基盤整備事業

プロフィール

気中20回生支援会

Author:気中20回生支援会
東日本大震災で被災した気仙沼中学校第20回卒業生(1967年3月卒/67~68歳)たちを支援する首都圏在住同級生を中心としたグループです。魚町出身東京在住の3年8組小田が書いています。

twitter:@kechu20

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