FC2ブログ

幻の南町復興案

連日、気仙沼の「魚町・南町まちづくりコンペ」の話で申し訳ありません。コンペの審査結果も出ることだし、そろそろおとなしくしようと思ってはいたのですが、きのう伝えたように審査は延期とのこと。それで本日もこの話。

3月15日の朝日新聞朝刊の「社説・余滴」という署名コラム。政治社説担当の松下秀雄論説委員が「復興へ、「緩さ(ゆるさ)」の勧め」と題し、南町紫市場やまちづくりコンペについて書いていました。〈社説・余滴〉とは、社説こぼれ話といったところでしょうか。

朝日松下 3月15日朝日新聞朝刊の紙面イメージ

まずは南町紫市場の話。これは中小企業基盤整備機構の事業として行われましたが、同機構の融通のきかなさはNHKスペシャル「気仙沼 人情商店街」を見た人ならおわかりでしょう。
そしてつぎは、まちづくりの話。南町紫市場の法人理事長で地区の自治会長もつとめる(あさひ鮨の)村上力男さんは、ほかの自治会長らと、にぎわいのあるまちづくりの勉強を始めたのだそうです。
〈スーパーや福祉施設をコンパクトに配置。マンションを建て、家を失った他地域の人にも入居してもらう。県が示す6.2メートルの防潮堤の代わりに、同じ高さの親水公園を設けて、人が行き交うようにする。そんな案を練った。「これなら、自分たちで一軒一軒説得する」。自治会長らから声があがった〉

しかし村上さんらは、この案を市の「魚町・南町まちづくりコンペ」に応募することは見送りました。応募条件にある復興交付金など国の制度の活用方法の明記が難しかったからです。
松下論説委員は〈これはもったいない。国が出せる総額を決め、その枠内で地域が自由に使える仕組みにできないのか。復興で大切なのは、地域の自治の力だ〉と述べ、〈国はもっと「緩く」働いてはどうか〉と結んでいます。

南町の人たちが応募をあきらめざるをえなかった〈まちづくりコンペ〉。私も応募要項をよく読みましたから、そのハードルの高さがよくわかります。
しかし、南町の人達が構想した復興案はどんなものだったのでしょうか。その〈幻の復興案〉をぜひ見てみたい。コンペで選ばれた案もあくまで参考案であるというならば、町のひとたちが考えた構想も今後のまちづくりの参考にしてはいかがでしょうか。

そういえば、昨日紹介したTBSのニュース映像に、NHKスペシャル「気仙沼 人情商店街」で紹介された坂本副理事長の顔や、あさひ鮨の村上力男さんがうつっていましたね。

TBS関連ニュース映像
12月10日ブログ「防潮堤のその後」
スポンサーサイト

テーマ : 東北地方太平洋沖地震義援金、災害援助
ジャンル : 福祉・ボランティア

tag : 気仙沼 気中20 防潮堤 大西隆 東日本大震災復興構想会議 南町紫市場 さんま寄席 まちづくりコンペ 気仙沼人情商店街

プロフィール

気中20回生支援会

Author:気中20回生支援会
東日本大震災で被災した気仙沼中学校第20回卒業生(1967年3月卒/67~68歳)たちを支援する首都圏在住同級生を中心としたグループです。魚町出身東京在住の3年8組小田が書いています。

twitter:@kechu20

最近の記事
全記事表示リンク

全ての記事を表示する

最新コメント
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

カレンダー
02 | 2012/03 | 04
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31
月別アーカイブ
カテゴリ
フリーエリア
RSSリンクの表示