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夜行バス物語

昨日1月22日のNHK総合テレビで、「池袋発三陸行き 夜行バス物語」の再放送を見ました。9日の放送を見逃していたのです。

毎日夜9時、東京の池袋駅から三陸地方へ出発する夜行高速バス「けせんライナー」。震災の後、その利用者は例年の2倍に増え、震災から12月までで約4万人が利用したとのこと。気仙沼、陸前高田、大船渡、釜石、終点の山田町までは10時間です。

震災で父親と祖母を亡くしてお墓参りに向かう人。気仙沼でのボランティア活動に向かう若者。陸前高田の仮設住宅に住む親戚2家族にと言いながらいちごを手にして乗り込む女性は「姪っ子が喜ぶと思って」。大船渡に向かう男性は、〈亡くなった親父の墓前にそなえる〉カップ酒(「八海山」でした)をもっています。でも、墓は津波で流されてもうないのです。そんな「人々の様々な思いを乗せて被災地に向かう夜行バスの物語」です。

約30分の番組の冒頭、気仙沼に帰るひとりの若い男の人が紹介されました。佐々木智行さん。あれっ、もしかして「シェ・ササキ」の?

やはりそうでした。「シェ・ササキ」は、南町の紫さんの入口の右側にある洋菓子店。文信堂書店に向かって左側にありました。以前は茶まんじゅうなどの和菓子を扱っていました。10年近く前になるでしょうか、3代目となる息子さんが東京かどこかで修行して帰郷、洋菓子店として新たにスタートしたのです。

帰省時にはじめてその店をみたときには、「すっかりこじゃれた店になっちゃって」と、その行く末をちょっぴり心配した(失礼)のですが、シュークリームなどとても美味しくて、小さかった私の息子も、気仙沼に帰ったときの大好物になりました。「リアスシュー」でしたかね、注文を受けてから、シュー皮にクリームを注入します。

その店も津波ですっかりやられてしまいました。その後、私は妻と〈ササキはどうしたかねえ。聞かないねえ〉などと話しておりましたが、仮設店舗「福幸小町~田中通り」8店舗のなかに、その名を発見したのです。

NHKの番組で佐々木さんは、一時はあきらめたときもあったけれど、復活を望む声を聞き、〈その言葉に力をもらって〉再開にこぎつけることができたと話していました。流されてしまった製菓用具を東京で入手しての帰りにこの夜行バスを利用したのだそうです。「なんとかクリスマスまでに再開しようと思って」
お店の再開には、500万円もの新たな借金をしたとのこと。新幹線ではなく、少しでも安いバスを利用したのでしょう。

番組の映像では、私も見覚えのある智行さんのお母様が元気に接客する姿もうつっていました。あの家族でやっている雰囲気がとってもいいんだよね。
場所は、田中前のモスバーガーとソフトバンクの向かいとのこと。アンカーコーヒーさんなども入っている仮設店舗「福幸小町」の田谷前店舗です。

同級生小山隆市君の「コヤマ菓子店」を紹介することが多いこの気中20ブログですが、本日は特別に「シェ・ササキ」のご紹介ということで。まずはよろしく。

1月4日ブログ「復興店舗の紹介」
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テーマ : 東北地方太平洋沖地震義援金、災害援助
ジャンル : 福祉・ボランティア

プロフィール

気中20回生支援会

Author:気中20回生支援会
東日本大震災で被災した気仙沼中学校第20回卒業生(1967年3月卒/67~68歳)たちを支援する首都圏在住同級生を中心としたグループです。魚町出身東京在住の3年8組小田が書いています。

twitter:@kechu20

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