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佐賀きずなピアノ

きのう11月15日のブログで、18日(日)に市民会館で開催されるコンポジウム気仙沼2018を紹介しました。この催しは今回で3回目。1回目は2016年ですが、住江一郎さん、大阪大学の稲場圭信さん、画家の加川広重さんとのご縁はさらにさかのぼります。本日は、「佐賀きずなプロジェクト」によって寄贈されたピアノに始まる、これまでの皆さんとのご縁や催しを振り返ってみます。


1:2014年:佐賀からのピアノお披露目     

市民会館のグランドピアノは、佐賀県の「佐賀きずなプロジェクト」で寄贈されたもの。2014年1月19日にそのお披露目としてコンサートが開催されましたが、企画とともにピアノを演奏してくださったのがコンポジウム気仙沼2018にも登場する住江(すみのえ)一郎さんでした。住江さんは佐賀県鹿島市のご出身です。

佐賀県からのピアノ寄贈については以前このブログでも紹介しました。寄贈の原資となった「義援金付きプレミアム商品券」の義援金総額は、9233万円にものぼり、気仙沼市内の学校や公共施設に計24台のピアノが贈られたのです。まさに佐賀との〈きずなピアノ〉。

2016年4月22日ブログ「佐賀からのピアノ」 

2014年
三陸新報2014年1月21日記事


2:2015年 レクイエム・プロジェクト       

2015年8月6日には、市民会館で「レクイエム・プロジェクト気仙沼2015」が開催されました。この催しでは、加川広重さんの巨大絵画「雪に包まれる被災地」と共にレクイエム(鎮魂歌)の合唱などもありました。コンポジウム気仙沼と同じく、大阪大学の未来共生プログラムが共催し、当時は大阪大学大学院准教授だった稲場圭信さんが企画に関わっています。コンポジウム気仙沼の前身の催しともいえるでしょう。8月7日の河北新報夕刊の記事では、〈(この催しの)仕掛け人は、再生を後押ししようと大阪から足しげく気仙沼に通う大阪大大学院准教授の稲場圭信さん〉と紹介しています。

2015年
三陸新報2015年8月7日記事


3:2016年 コンポジウム気仙沼①        

初回となるコンポジウム気仙沼2016が、8月19日に市民会館で開催されました。加川さんの巨大絵画「南三陸の黄金」を背景にコーラスや住江一郎さんのピアノの演奏のほか、大谷の大漁唄い込みも披露されました。

2016_20181115145507a56.jpg

三陸新報2016年8月21日記事の一部イメージ


4:2017年 コンポジウム気仙沼②        

第2回目となるコンポジウム2017が8月19日に開催されました。この回の加川さんの絵画は「太陽と星の間に」です。コーラスのほか住江さんのピアノも。そしてこの回では、気仙沼仏教会の協力で7回忌法要とあわせての復興祈願もとりおこなわれています。

2017年

三陸新報2017年8月20日記事の一部イメージ


5:2018年 コンポジウム気仙沼③        

そして今回のコンポジウム気仙沼2018が 11月18日に開催されます。加川さんの巨大絵画「共徳丸と海」を背景に、住江さんがピアノを演奏します。


佐賀県内全20市町で気仙沼の子供たちの教育環境の充実などを目的とした「佐賀きずなプロジェクト/義援金付きプレミアム商品券」が発売されたのは2011年10月のことでした。

その佐賀県の皆様によって気仙沼にまかれた種子を多くの皆さんの協力で育てたこことによる成果のひとつがコンポジウム気仙沼であると思います。多くの関係者の皆様のこれまでのご支援、ご協力に心から御礼を申し上げます。


なおコンポジウム気仙沼2018に関するお問い合わせは下記まで。島田さんは気中26回生で、八日町復興まちづくりの会の代表もつとめています。ご苦労さまです。どうぞよろしくお願いいたします。

お問い合わせ
気仙沼事務局:(島田呉服店内)島田英樹さん
0226-22-0286

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◎追加:テレビ番組情報

私のツイート @kechu20 ではすでにお知らせしましたが、気仙沼市唐桑の民宿「つなかん」菅野一代さんの7年間を追ったドキュメンタリーが放映されます。ほぼ日さんの〈ただいま制作中〉で知りました。

11月18日(日)テレビ朝日午前4:30~5:00

局によって放送日時が変わります。気仙沼ではつぎの放送予定です。

11月20日(火)東日本放送 26:00~26:30

どうぞ、録画などして是非ご覧ください。
今週はこれにて失礼いたします。良い週末をお過ごしください。
 
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tag : 佐賀 コンポジウム気仙沼

コンポジウム2018

8月30日ブログで、仙台メディアテークで開催された第21回加川広重 巨大水彩展「気仙沼」を紹介しました。宮城県在住の画家 加川広重さんが描いた巨大絵画を前にしたコンサートの様子を平野君が伝えてくれたのです。

この加川さんの絵画「共徳丸と海」の展示と、ピアノ演奏、コーラスや太鼓などのコラボレーションイベントが気仙沼で11月18日に開催されます。「コンポジウム気仙沼2018」。「コンポジウム」には、コンサートとシンポジウムの意味が込められています。11月10日の三陸新報でも紹介されていました。

コンポジウム

◎震災復興イベント
「コンポジウム気仙沼2018」
悠久の海 祈りから希望の水平線へ
11月18日(日)
13:30〜15:45(開場13:00)
気仙沼市民会館大ホール
(入場無料)

三陸新報の記事によれば、今年のオープニングでは巨大絵画「共徳丸と海」を「気仙沼ともしびプロジェクト」のキャンドルが照らすなかで、住江一郎さんがピアノを演奏するということです。そのほかつぎのプログラムも予定されています。

・水梨小学校児童による羽田神楽「鳥舞」
・合唱(気仙沼アマチュアコーラス連絡会)
・トーク「共徳丸と海 」(加川広重・大阪大学 稲場圭信教授)
・気仙沼市内の高校生による活動発表
・気仙沼太鼓学舎「ね」

プログラムのなかで加川さんとトークする 稲場圭信さんは、大阪大学大学院教授をつとめる宗教社会学者です。コンポジウム気仙沼は2016年から実行委員会主催で毎年開催され今年で3回目となりますが、すべて大阪大学「未来共生プログラム」併催となっています。大阪大学の皆さんのご支援にお礼を申し上げます。

昨年のコンポジム気仙沼は8月19日に開催され、気仙沼仏教会の協力を得て、7回忌法要とあわせての復興祈願もとりおこなわれました。今回は宗教を強く感じさせるプログラムは特に見当たりませんが、あえていえば、水梨小学校の皆さんによる神楽(かぐら)「鳥舞」でしょうか。これは本来、羽田神社に奉納するものでしょうから。そういうことでいえば、「ね」の皆さんの太鼓や、コーラスで歌われる楽曲にしても〈祈り〉と共にあるのかもしれません。

コンポジム気仙沼のことを調べているうちに、話は2014年にさかのぼることになりました。その話は明日ということにして、本日は11月18日のコンポジウムご案内のみにて。どうぞ皆様、今度の日曜日は市民会館にお出かけくださいますように。


(追記)本日の河北新報もコンポジウム気仙沼2018と加川さんの絵画を紹介していました。

11月15日河北新報配信記事
8月30日ブログ「加川広重さんの絵」

 

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沼のハナヨメの話

毎週日曜日の三陸新報に気仙沼や本吉地区の催し情報が掲載されますが、11月11日の記事に初めて知る催し情報がありました。11月22日(木)沼のハナヨメが語る気仙沼のほぼ日の7年(午後6時30分から気仙沼図書館)。

近いうちに気仙沼のほぼ日さんのサイトなど、なにか情報があるでしょうと思っていたのですが、目にせず。調べてみたら、気仙沼図書館11月1日のFacebookにつぎの画像と催し情報がありました。


ほぼ日の7年

気仙沼図書館では、今月から3つの新しい企画展示を開催しています。
①読書週間特別展示(新刊コーナー)
気仙沼市図書館では11月22日(木)18時30分より読書週間行事として『沼のハナヨメが語る気仙沼のほぼ日の7年』を開催します。行事開催を記念して、ほぼ日に関連のある本を集めた展示を行っています。気仙沼図書館へコトバを贈ってくださった糸井重里さんの著書や、気仙沼ニッティングの本など色々な本を集めました。行事は要予約となっておりますので、興味のある方はお早目に気仙沼図書館へお申し込みくださいね!(以下省略)


要予約で〈興味のある方はお早目に〉とのことなので、あわてての紹介です。図書館だよりにもつぎの情報がありました。

◎沼のハナヨメが語る気仙沼のほぼ日の7年
11月22日(木)18:30~20:00
(休館日ですが参加者を対象に18:00に開館するそうです)
定員:中学生以上30名(要予約)
講師:サユミ氏(気仙沼のほぼ日)

同日のFacebook投稿にはつぎの写真も。

ほぼ日文庫

気仙沼図書館の蔵書が、設立当初から市内の多くの企業家などによって支えられてきたことはよく知られています。いわゆる企業文庫。そこに〈ほぼ日〉さんも加わってくださったように感じております。ありがとうございました。

11月22日には、そうした〈ほぼ日〉さんと気仙沼の7年間の関わりを〈沼のハナヨメ〉サユミさんが語ってくれることでしょう。沼のハナヨメの話。お聴き逃しなきよう、予約はお早めに。

11月2日ブログ「あと1年でお開き」
 

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うれしいニュース

気仙沼ニッティングさんの10月31日のツイートで、11月1日のNHK「ラジオ深夜便」に御手洗代表が登場すると知りました。そして翌日。最近のラジオ視聴はPCやスマホでのラジコ利用が定番でしょうが、今回の私は枕元にラジオを置いてのレトロ視聴。というのも、2か月前に災害時用の発電機能付きラジオを買い換えたのです。これを試しに使ってみようという趣向。

ラジオ深夜便は通常23:15はじまりですが、1日はプロ野球の日本シリーズ延長戦の関係で24:10開始、つまり2日0:10からの放送となりました。仙台放送局からの生放送です。直前の御手洗さんのツイートには〈番組中ニュースが発表されるかも!?〉とありました。一体どんなニュースだろう。放送が始まり、いくつかほかの話題が紹介されたあと、女性アナウンサーの問いに応じての御手洗さんの話が始まりました。事前に気仙沼で収録した編み手さんたちの声なども。

そして終わりのほうに〈ニュース〉の紹介。それは、東京にお店をオープンするとの発表でした。これまで、東京・青山(住所は赤坂)のコーネルコーヒーにて月に一度の出張販売/出店をおこなっていましたが、自分たちの独立店舗をもつというのですから、聴いていた私にとってもまさにグッド&ビッグニュース。

1日付の同社サイトのお知らせに、うれしいニュースの報告として東京店の概要が記してありました。11月17日(土)のオープンで、店名は「気仙沼ニッティング東京」。場所は渋谷区千駄ヶ谷3丁目です。地下鉄「北参道」駅から1分の明治通り沿いといいますからとても良い場所ですね。

その後の情報によれば、しばらくは毎週金曜・土曜・日曜のみの営業とのことです。12時~19時。11月11日の〈今日は電話線を引きました〉というツイートからは、なにか気仙沼から東京に出てきて借りた一人暮らしのアパートに初めて電話がついたような(笑)、〈うれしくてわくわく〉する気分が伝わってきました。

11月4日の読売新聞の朝刊一面コラム「編集手帳」にも気仙沼ニッティングの名が登場しています。

読売ニッティング

11月4日読売新聞朝刊記事

この記事中に〈被災地支援として始まった取り組みが5年前、会社創設へとつながった。訓練を経て腕前を上げた地元の女性ら70人ほどが編み手を担う〉とありました。いまや70人もいらっしゃるのですね。今回の東京出店の知らせは、そうした気仙沼の編み手さんたちにとっても、大変うれしいニュースになったと思います。

気仙沼ニッティング公式サイト「お知らせ」
気仙沼ニッティング東京が、はじまります

 

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「マルニ」磯屋水産

三陸新報の連載「わが社の屋号」第9回目は気仙沼市港町の磯屋水産さんでした。


磯屋水産

三陸新報11月9日記事より


記事のはじめに〈もともとは果物屋として始まった〉とありました。つぎのようなことです。創業者の安藤八千代さんは、魚町の「磯屋商店」で働いていました。同店は八千代さんのお姉さんが営む果物屋さんです。そして1936(昭和11)年に、八千代さんは同商店の分店を南町に開業したそうです。その後、戦後の混乱期に果物の仕入れが困難になり、目の前に(旧)魚市場があったこともあり、鮮魚を扱う「磯屋魚店」に転換しました。1980(昭和55)年には(現)魚市場前に店を移転したのを機に現在の社名「磯屋水産」としたそうです。鮮魚の小売だけでなく、卸・問屋などの業務が「水産」の語句に込められているのでしょう。

魚町の〈磯屋商店〉も懐かしい。男山本店の向かって左側二軒目の角地。大きな看板がついていました。道路をはさんでさらに左の角地は老舗の魚問屋「村米(むらよね)」さんでした。その後は精工堂本店となりました。

記事には現在の屋号「マルニ」となるまでの経緯が記してあります。「磯屋分店」の時代には「○」の中に「若二」と記された「マルワカニ」だったそうですが、魚屋に転業する際に現在の「○二」(マルニ)としたそうです。

記事にある写真は昭和40年当時の南町の店舗。私の記憶にある磯屋さんです。道路をはさんで向かい側の通りには美味しいタコを扱う魚屋さんもありましたね。一信君(3年1組)の平塚商店のならび。磯屋の右側にうつっている店はどこだったかなあ。その後は、ラーメンの「くるまや」になったことがありました。左側は出羽(でわ)精肉店。この並びの向かい側は若生餅店、そして角は丸桝(まるます)食堂です。私の妻の母親の実家なのでよく知っています。

旧魚市場があったこともあり、以前のこの近辺は魚屋さんが多かった。築地の場外のようなものかもしれません。磯屋さんに向かって右に行って左に折れると、カネシチさん。あさひ鮨/村上力男さんの実家です。さらに行けば唐桑屋さんも。ひとつ内側に入った通りの日野屋旅館の左には、同級生の琴ちゃんや栄子さん(7組)の実家「石垣魚店」もありましたね。

現在の「磯屋水産」社長はみなさんよくご存じの3代目、安藤竜司さんです。震災を扱った番組などで竜司さんが登場するとき、そのかたわらにお母様の明子さん(75)もうつっていることがよくあります。明子さんは2代目の勝之さんと結婚しました。記事にその明子さんの言葉が紹介されています。〈震災後はゼロからのスタートだったが、お客さんに恵まれてここまでくることができました〉と。

磯屋さんの店が南町にまだあった頃、母が〈値段は少し高いけれどモノがいい〉と評していたことを思い出します。扱う魚の確かさが、〈福よし〉さんをはじめ、多くの料理店のプロからも信頼されるゆえんでしょう。

磯屋水産さんの公式サイトには、〈磯屋水産の歴史〉というページがあり、安藤八千代さんにはじまる詳しい話が紹介されています。三陸新報記事の写真もトリミングなしで掲載。その冒頭に大きく紹介されているのは、1950年代の大船渡沿線の顧客との集合写真です。たぶん平泉/中尊寺金色堂の覆堂前で撮ったものだと思いますが、磯屋さんの盛業ぶりがうかがえる写真です。

磯屋水産HP/磯屋水産の歴史

磯屋水産さんは、今年で創業82年とのこと。南町、魚市場前、そして港町と場所こそ変わりましたが、これからも気仙沼港に水揚げされる素晴らしい魚介類をプロの料理人や家庭に届けてくれることでしょう。
 

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気仙沼担当の皆様

11月2日のブログで、〈気仙沼のほぼ日〉があと1年、2019年11月で〈お開き〉になることを紹介しました。
このことは〈気仙沼のほぼ日〉が開所から7年を迎えた11月1日に正式に発表されましたが、同日から〈ほぼ日〉サイトで、〈これからも、またよろしく。「気仙沼のほぼ日」を、お開きにします。」という全6回の連載が始まりました。


ほぼ日

連載「気仙沼のほぼ日」を、お開きにします。のトップページ写真(クリックでサイトにジャンプ)


この連載は毎日更新されて11月6日(火)で最終回を迎え、いまは6回すべての内容を見ることができます。

ほぼ日|連載「気仙沼のほぼ日」を、お開きにします。

①まずは気仙沼の人たちにお知らせする、ありがとうの会。
②「ほぼ日」といっしょにいた7年。
③これからどうなりたいですか。
④とにかく明るいほうへ。
⑤「これだけ」ということはない。
⑥ひとつずつ、いちから考えるために。


第①回目では気仙沼の皆さんに来年の〈お開き〉とすることを伝える会での、糸井重里さんをはじめ皆さんのあいさつなどが紹介されています。②回目以降は、糸井さんと〈気仙沼のほぼ日〉の佐藤由美(サユミ)さん、斉吉商店の斉藤和枝さんの鼎談となっています。それぞれに印象深いのですが、第⑥回につぎのようなやりとりがありました。

(糸井)サユミちゃんがいてくれて、この事務所が7年もあり続けられたわけです。それは大きいことだと思う。
(サユミ)いや、みなさんのおかげです。
(糸井)当初は東京から誰かを派遣しなきゃいけないかな、と思ってました。こっちで嫁をやってくれるいる人がいたのは、ほんとうにありがたかった。東京から派遣していたら、当初の計画どおり、「気仙沼のほぼ日」は2年で終わっていたと思います。
(和枝)そうですよね。「気仙沼のほぼ日」イコール、サユミちゃんだからね。
(サユミ)みなさんのおかげで気仙沼の人になっていくんだというのが、ここの何年間の仕事だったという気がします。(引用は以上)


ご本人は謙遜していますが、サユミさんのおかげもあってこの7年間があったということでしょう。ありがとうございます。

2011年11月1日にはじまった気仙沼のほぼ日サイトでは、主にナカバヤシ(中林)さんという方が気仙沼の様子を伝えてくれました。常駐とはいわないまでもかなりの頻度で気仙沼に滞在し、活動のベースを整えてくださったのだと思います。2012年に入ってからは時折〈コイケ〉さんの名も登場します。

中林さんは2003年頃にほぼ日に入社し、2007年には「ほぼ日刊イトイ新聞」の創刊以来はじめてとなるトップページのリニュアルを担当しています。これはなかなか大変なこと。同様にこの先どうなるかやってみなければわからない気仙沼プロジェクトに、精鋭スタッフを担当者として投入ということだったのではないかと想像しています。

そして2012年4月21日の便りで、気仙沼さんま寄席のその後を伝えた後、中林さんは、とってもうれしいニュースとして〈この4月、「気仙沼のほぼ日」に新しいスタッフが入りました!」〉と、サユミさんを写真とともに紹介しました。サユミさんの投稿が始まるのは5月9日の記事から。

そうした経緯もふくめ、気仙沼のほぼ日便りを初めから読むと、気仙沼の復興や新しいまちづくり活動の7年間の記録になっていると感じます。是非みなさまもお読みいただければと。

気仙沼のほぼ日便り/2011年11月1日~

まだあと1年間お世話になりますが、まずはこの7年間のほぼ日さんのご支援に御礼を申し上げます。そして〈沼のハナヨメ〉ことサユミさんはもちろんのこと、ナカバヤシさんをはじめ初期の「ほぼ日」気仙沼担当者の皆様にも心から感謝を。ありがとうございました。
 

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漁師写真家の皆様

きのう11月7日のブログで、気仙沼漁師カレンダー2019と写真家の奥山由之さんについて紹介しました。この漁師カレンダーは、2019年版で5回目の発刊となります。2014年版に始まり、2015年はお休みしてその後は毎年です。

よくここまで続けてきました。5回にわたるカレンダーで撮影をお願いした写真家の皆さん、いわば〈気仙沼漁師写真家〉の顔ぶれをみれば、その素晴らしさと共に、各年の企画と制作の苦労がしのばれます。いま振り返ってみれば、初回2014年の藤井保さんを起用してのサンアドさんの制作に始まったことが、このカレンダーシリーズのクオリティを条件づけたように思うのです。言葉を代えて言えば、クリアすべきハードルも高くなりました。

いまや懐かしい初回2014年版のポスター/フライヤーを以下に。




2014年版漁師カレンダーのポスター/フライヤーイメージ


本日は2014年版の藤井保さんについて追加の話を少し。このブログで藤井さんを紹介したときにはマグライトの広告写真の素晴らしさを記しましたが、広告雑誌や年鑑などでその優れた仕事を見るたび、この方に気仙沼での撮影をお願いできたことのすごさを感じております。そして2013年当時には知らなかったのですが、藤井さんは写真家・瀧本幹也さんのお師匠さんでもあったのですね。

瀧本さんは、CREATORS STATIONというサイトでのインタビュー記事で、藤井さんに師事したきっかけをつぎのように語っています。〈ちょうどその時期(バブルがちょうどはじけた後)に、写真家・藤井保さんのJR東日本の「その先の日本へ。」を見て、すごくかっといいなと思ったんです。藤井さんの写真は、たくさん予算を使って、大がかりなセットの中で外国人モデルを撮影するような華やかな写真とは真逆でした。荒涼とした断崖に駅員さんがぽつんと立っている写真で、華やかさはないけど、心に突き刺さるような写真で。こんなアート作品のような写真を広告で展開していること、さらには、こんなに人を感動させることができるんだと思い、「師事するならこの人だ」と決意しました〉と。

2014年版の企画・制作会社である(株)サン・アドさんについては、このブログで創立メンバーのお一人であった開高健さんの〈創立のことば〉も紹介しました。さきほど確認しましたらサン・アドさんのサイト構造が変わってリンクがきれていたので修正しておきました。そのブログの日付を見たら、2013年11月8日。〈藤井保さんの写真を使った気仙沼漁師カレンダーは、このサン・アドさんの創立理念に沿った仕事というか〈作品〉になっていると感じました。すばらしい〉と記したのはちょうど5年前のことでした。


以上、初回2014年版についてのその後の話を記しましたが、各年カレンダーについての紹介ブログも再度お読みいただければと。2019年版をのぞき関連記事を合わせ2本ずつとなります。お手すきのときにでも。

末尾になりましたが、これまで気仙沼漁師カレンダーの写真を撮影してくださった写真家の皆様に心から御礼を。そして、気仙沼つばき会はじめ企画・制作関係者の皆様にも。今年も素晴らしいカレンダーができあがったようです。手元に届くのを楽しみにしております。


2014年版紹介ブログ/藤井保
関連ブログ「漁師カレンダー!」
2016年版紹介ブログ/浅田政志
関連ブログ「写真家:浅田政志」
2017年版紹介ブログ/川島小鳥
関連ブログ「小鳥さんの写真展」
2018年版紹介ブログ/竹沢うるま
関連ブログ「写真家竹沢うるま」
2019年版紹介ブログ/奥山由之
(各氏敬称略)

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奥山由之の写真集

ご紹介が遅くなりましたが、来年2019年版の「気仙沼漁師カレンダー」の販売が10月7日から始まっています。気仙沼つばき会が企画・発行し今回で5回目となるカレンダー写真の撮影は奥山由之(よしゆき)さんです。

漁師カレンダー
公式サイトより(画像クリックでサイトにジャンプ)


◎気仙沼漁師カレンダー2019
・サイズ:見開き B4 / 二つ折りタイプ
(昨年版より一回り小さくなっています。開くとB4、閉じるとB5サイズ)
・タイプ:1ヶ月1ページ(日曜はじまり)
・販売価格:¥ 1,500(税抜)
・送料:全国一律180円
・支払:気仙沼信用金庫への振込

気仙沼漁師カレンダー公式サイト

私が奥山さんの起用を知ったのは、雑誌「カーサブルータス」サイトの8月31日配信記事でした。〈独特の作風で写真や映像表現の在り方を模索ししつづける気鋭の写真家・奥山由之が、気仙沼の漁師たちの生き様を切り取った《気仙沼漁師カレンダー2019》が発売〉。いやあ驚きました。つぎの写真家は誰かと思っていたのですが、〈そうきたか〉と。このサイト記事では、冒頭の表紙写真のほかに4点の写真も紹介されています。

奥山さんのプロフィールは公式サイトにも掲載されていますが、ここではカーサブルータスから引用しておきましょう。「 2011年に《Girl》で写真新世紀優秀賞を受賞し華々しいデビューを飾った後、数々の写真集・写真展で作品を発表。現在は雑誌、広告、TVCMやミュージックビデオなど、幅広い分野で活躍し、『Forbes』2018年10月号にて、「世界に影響を与える30歳未満の日本人30名」の一人に選ばれるなど、世界中から注目を浴びている写真家・映像作家の奥山由之 」と紹介されています。

私がちょっとしたきっかけで奥山さんを知ったのは2011年。彼が20歳のころですかね。キヤノンによる新人写真家の登竜門とされる「写真新世紀」の優秀賞をすでに受賞していたと思います。ただし、優秀賞5名中の1名で、その中からのグランプリ受賞は逃しました。奥山さんの受賞作品『Girl』は審査員のHIROIXさんによって選出されています。HIROIXさんは、2000年度/第26回木村伊兵衛写真賞を受賞していますが、同賞の第34回受賞者が2016年版漁師カレンダーを撮影してくださった浅田政志さんです。

奥山さんのその後の活躍はまさにあれよあれよという間で、雑誌などのメディアでその名を目にすることが増えました。私は雑誌「EYESCREAM」で3年続いた奥山さんの連載「君の住む街」を書店で毎月ながめておりました。ポラロイドカメラによる被写体は、若い女優というよりもむしろガールフレンドを思わせ、街の中での一瞬を独特の空気感のなか〈ちょっとピンボケ〉で捉えていました。

この連載は、2017年に同名の写真集として刊行されましたが、前年2016年には第47回(平成28年度)講談社出版文化賞/写真賞を受賞しています。これは定評あるとても大きな賞。それまでの写真や映像などの作品集『BACON ICE CREAM』や、「SWITCH」ほか諸雑誌での人物写真が受賞作品です。付け加えれば、第42回受賞者は2017年版漁師カレンダーの川島小鳥さんでした。

今回の撮影で奥山さんが使用したのは小型のフィルムカメラです。カーサブルータス記事によれば、漁師たちに「本当にこのカメラでいいのか?」と言われながら、80本以上のフィルムに彼らの勢いを写し撮ったということです。

ひとつエピソードを紹介しておきましょう。奥山さんは、先月10月6日に緑あふれるオープンエアの会場でウェディングティーパーティーをひらきました。お相手はフードエッセイストの平野紗季子(さきこ)さん。私は彼女のインスタグラムが大好きで投稿をいつも楽しみにしています。写真もいいけど個性的な文章が本当に素晴らしい。なんていうのだろうその感性は才能としかいいようがありません。漁師カレンダーのつぎは料理カレンダーかもしれませんね。そんなお二人のパーティーについては、FASHION SNAPのつぎのサイトにて。

FASHION SNAP

詳細は略しますが、小さなころから表現とか映像といった世界を身近にしながらシティボーイとして育った奥山さん。都会的で現代的な感性によるその作品群のなかで、気仙沼の漁師をテーマにした今回の写真は異彩を放つことでしょう。

どうぞ皆様も、このカレンダー形式の漁師〈写真集〉とともに2019年を元気にお過ごしいただければと。ご注文は冒頭に紹介した公式サイトにて。どうぞよろしく。



 

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「臼福」ファミリー

三陸新報の連載「わが社の屋号」10月19日掲載の第8回目は臼福本店さんでした。

臼福本店
三陸新報10月19日記事の一部イメージ


臼福本店の屋号は「チガイヤマ ホシイチ」(違い山 星一)と呼ぶそうです。知らなかった。記事のなかで、4代目で会長の臼井賢志さん(76)も、〈屋号で呼ばれることはまずありません〉と語っています。〈屋号〉といっても、印(マーク)と名称(ネーム)の二つの側面があるということでしょう。

臼福さんは、初代の臼井福治郎さんが魚町で1882(明治15)年に創業したそうです。マグロやカツオなどの魚問屋としてスタートしましたが、1939(昭和14)年に3代目の福治さんが漁船漁業経営に乗り出しました。遠洋カツオ船やトロール船なども手がけた時代があったそうですが、現在は遠洋マグロ船6隻を所有し世界の海で活躍しているとのこと。

記事にあった屋号の由来が大変興味深いものでした。初代の福治郎さんが創業する前に奉公していたのが八日町の老舗「浜田屋」で、その屋号が「チガイヤマ ジュウイチ」。福治郎さんが独立するときに、「ホシイチ」としてのれん分けされたというのです。「浜田屋」さんは、醤油や味噌、清酒の醸造元。昭和の時代にはスーパーマーケットのハマダを経営していました。ジュウイチ(十一)の印は、プラスマイナス(±)のような組み合わせです。『けせんぬま写真帳』(昭和52年 気仙沼商工会議所発行)に、大正11年当時の濱田酒造店の写真が掲載されているのですが、その看板に清酒銘柄「濱松」の名が記されています。

三陸新報の記事に紹介されている写真は、1937(昭和12)年ごろの臼福本店。私の記憶にある魚町海岸通りの建物はこれと同じです。たしか外壁は銅板でふかれていたように思います。

のぼりにあるお名前は「臼井壯志」さん。〈武運長久〉〈歓送〉の文字が見えますから出征記念の集まりでしょう。壯志さんというのは、年代からすると福治さんのご兄弟かなと思ったのですが違いました。私も生前の姿をよく知る3代目の福治さんが襲名する前の名とのこと。〈たけし〉さんと読むそうです。2代目である福治さんはお婿さんで本名は賢吾でした。

4代目の賢志さんの名には壯志さんの〈志〉と賢吾さんの〈賢〉が、そして壯志さんの〈壯〉は孫で5代目の現社長 壯太郎さんの名に引き継がれているということでしょう。

こうした細かな話は臼福さんの親戚である臼井真人(まこと)君(3年2組)に聞きました。真人君のお父さんは3代目の福治(壯志)さんの弟(三男)。その間の二男は、臼井弘君(4組)のお父さんです。臼真倉庫、福寿水産と、それぞれが父親から受け継いで経営する会社には〈臼〉と〈福〉の字が冠されています。これもある種の〈のれん分け〉といってよいでしょう。

本日は、魚町の臼福さんファミリーストーリーということで。
 

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市民オーケストラ

10月29日の三陸新報に、気仙沼市民吹奏楽団定期演奏会の広告が掲載されていました。

10月29日演奏会
三陸新報10月29日掲載広告


◎気仙沼市民吹奏楽団
第31回定期演奏会
11月11日(日)午後2時開演(1時半開場)
気仙沼市民会館大ホール
入場無料
お問い合わせ カンノ楽器
0226-22-0520

このブログを書くにあたって調べていたら、市民吹奏楽団創立30年について報じる河北新報の2017年11月27日配信記事がありました。それによれば、同楽団は1988年に気仙沼中学の吹奏楽部OBが中心となって設立されたというのです。ありゃま、そうなると私ともちょっと縁があるかなと。

以前のブログ「ベルマークの時代」にも書きましたが、私は気仙沼中学2年生のときに生徒会長(学校市長)選挙に立候補した(というか、させられた)ときの公約のひとつが、「ベルマークを集めてブラスバンドをつくろう!」。なぜブラスバンド結成を願ったのか、その理由はなにせ50年以上前のことで思い出せません。そして選挙に当選してベルマークも集め始めたのですが、1年間で手に入れた楽器はトロンボーン1本。しかしその後、PTAが寄付を集めてブラスバンドが結成されました。今思えば遠洋漁業の隆盛で気仙沼の景気もよかった時代でした。1967年3月、気中卒業式ではその演奏に送られながら退場したのです。かなり大げさに言えば、ベルマーク収集とともに蒔かれた種が20年後に市民吹奏楽団として花開いたか(笑)。

気仙沼市民吹奏楽団は、ブラスバンドというよりもウインド(wind)オーケストラの名がふさわしい。そして市民による市民のための、つまりシビック・オーケストラです。今回の曲目の冒頭に掲げられているのも、オーケストラにふさわしくシベリウスの交響詩「フィンランディア」。

広告の3曲目に掲げられているのは、NHK大河ドラマ「西郷(せご)どん」のメインテーマです。私は毎週このドラマを見ていますが、オープニングはいつも見ごたえ、聴きごたえを感じます。作曲は富貴晴美(ふうきはるみ)さんです。大阪生まれの33歳で、国立音楽大学作曲専攻を首席で卒業。第36回日本アカデミー賞優秀音楽賞(『わが母の記』)を最年少で受賞した後も2度、同賞を受賞するなど、映画やドラマ、CM音楽などで活躍しています。

大河ドラマのオープニング曲はもちろんNHK交響楽団の演奏ですが、吹奏楽曲としてアレンジされた「西郷どん」はどんな感じでしょう。皆さん、今度の日曜日はぜひ市民会館へ。気仙沼のシビックウインドオーケストラをどうぞお楽しみください。


なお、今年3月の東京「東日本大震災復興支援コンサート」での市民吹奏楽団の演奏についてはつぎのブログで紹介しております。

3月16日ブログ「知恵を持つ海」

 

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あと1年でお開き

きのう11月1日、〈気仙沼のほぼ日〉が開所から7周年を迎えました。この日の〈沼のハナヨメ。〉ではサユミさんが、7周年のお知らせに続き〈そして… あと、1年で、お開きになります〉と記されていました。


沼のハナヨメ

気仙沼のほぼ日/11月1日/沼のハナヨメ。の一部イメージ(画像クリックでサイトへ)


サユミさんも記しているように、気仙沼のほぼ日は当初2年間ということで活動をスタートしました。そして2年が経過するにあたり、ほぼ日の代表である糸井重里さんが活動期間の延長を表明したとき、大変うれしく思ったことを覚えています。商品やサービスを提供して利益を生み出すといった拠点ではありませんので、経営としてその継続についての判断を毎年おこなってきたことでしょう。これまでの7年間、あと1年を加えての8年間の〈投資〉は相当なものでしょう。

11月1日には、ほぼ日で〈「気仙沼のほぼ日」を、お開きにします。〉という全6回の連載記事がスタートしました。第1回目は、10月3日に糸井さんが気仙沼で開いた〈ありがとうの会〉(ごはんの会)の様子が紹介されています。この日、斉吉さんのの店「鼎・斉吉」にこれまでの活動を通じて知り合った方々が集まりました。記事には糸井さんのあいさつも紹介されているのですが話し始めた糸井さんは言葉につまってしまうのです。私はそこに、言葉よりも多くのメッセージや心情を感じてしまいました。記事には「気仙沼のほぼ日」の事務所をお開きにすると決めたのは、今年(2018年)の夏頃でしたと記されています。

この連載記事は是非皆様にもお読みいただければと。本日2日は第2回目も掲載されています。

ほぼ日/「気仙沼のほぼ日」を、お開きにします。


気仙沼のほぼ日の1年後のお開きについては、10月16日の河北新報がニュースを配信していました。ヤフーニュースにも転載されましたので、目にした方も多いことでしょう。そこには、糸井氏さんが関係者に送った手紙の一文を紹介しています。「場所としての事務所や看板はなくなりますが、気仙沼と『ほぼ日』の人と人との関係は続きます」と。


冒頭に紹介したサユミさんの〈沼のハナヨメ。〉の文面はつぎのように続きます。

〈「なくなる」と言うとどうしてもさみしくなっちゃうのですが、あと1年ありますので! それに、明るいほうが、気仙沼らしいと思いますので、あと1年、盛り上げていきたいです! みなさま、どうぞよろしくお願いします! 〉

こちらこそ。あと一年間、どうぞよろしくお願いいたします。
 

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菅原清さんの絵画

きょうから11月。先々月のことになってしまいましたが、本日は9月22日の三陸新報に掲載されていた絵画の話題を紹介します。気仙沼向洋高校の新校舎完成を祝い、埼玉県ふじみ野市在住の同校OBである菅原清さん(87)が絵画を寄贈したとのこと。描かれているのは岩井崎の潮吹き岩です。

菅原清さん

三陸新報9月24日記事の一部イメージ


記事によれば、菅原さんは気仙沼の魚町と隣接する太田の出身で、向洋高校の前身である気仙沼水産高校を卒業しました。約50年前から埼玉県で理容業を営むかたわら絵画制作を続けているそうです。

記事には油彩とありましたが、モノクロ写真でみると日本画の顔料のような質感を感じさせます。岩井崎の風景を知るものとして、その抽象化の加減もよくわかり、とてもいい絵だと思いました。潮の吹き具合も皆がこうあって欲しいという思いを反映してなかなかのものです。

記事には洋画家という紹介もありました。理容業の現役を引退して、いよいよ絵画に専念ということでのことかもしれません。しかし私は、理容業を本業としながら絵を続けてきたということこそが、なによりも素晴らしいと感じました。

ネットの中にあった2008年の記事によれば、30歳ぐらいから油絵を始めたそうです。庭にたてたアトリエでほぼ毎日、描いていると。当時10年前の菅原さんの絵のテーマは「合掌造り」です。「宮城の漁港で生まれ育った私にとって、昔の民家や田畑は、原風景。心が落ち着くテーマなのでしょうね」とも。

向洋高校に寄贈された絵画の制作がいつ頃なのかはわかりませんが、合掌造りよりもさらに〈原風景〉であろう岩井崎を、120号(194×130cm)の大作として描いた菅原清さんの心境を想像してしまいます。そして、自らが学んだ高校の後輩たちにその絵を見てもらいたいという気持ちも。絵も素晴らしいけれど、目には見えないその背景はさらに。

菅原さんはいま87歳。ますます元気に絵筆を握ってほしいと願わずにはいられません。ありがとうございました。

ウェブbe side/趣味の達人⑦油絵 菅原清さん

 

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KSS42/秋保温泉

仙台地区を主な中心地区とする同年会「KSS42」(昭和42年中学卒気仙沼・仙台三陸会)が秋の懇親会として秋保温泉への一泊旅行を開催したそうです。同会のサイトに画像とともに記事が掲載されていました。



KSS42サイトより

KSS42サイト

今回の旅行には仙台近辺のほか、気仙沼や福島、東京から18名の参加があったそうです。勢揃いした写真のなかに懐かしい顔がありました。石川清一君です。後列右から3番目の青の帽子。気仙沼高校の美術部で一緒でした。松岩小学校に転校するまでは気仙沼小でしたから知っている人も多いことでしょう。デザインが突出してうまかった。東京造形大学に進んだ後、仙台でデザイナーをしていました。

後列左から3番目は吉野信雄君(気中3年1組)です。今年2月からKSS42の代表幹事を小山達朗君(同3年9組)に代わりつとめています。そのほかのメンバーも、みな元気な様子でなによりです。

私は勝手に土・日曜日を利用しての旅行かと思ったのですが、よく見たら日・月曜だったのですね。会社勤めが多い〈現役世代〉ですとなかなか難しい日取りですが、私たちのように66〜67歳ぐらいになるとこれもありということでしょう。

吉野君によれば、〈おとなの遠足/秋保編〉。みんな元気にやっていますよという、仙台からの初秋の便りでした。

6月6日ブログ「KSS42の仲間たち」
 

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Kport5周年ライブ

俳優の渡辺謙さんがオーナーの気仙沼市港町「K-port(ケーポート)」が、11月に5周年を迎えます。同店ではこれを記念して、渡辺謙さんとシンガーソングライターの尾崎亜美さんによるライブイベントを開催します。11月4日(日)夜に2回の公演がおこなわれます。


ライブ
K-port公式フェイスブック より


◎ライブ詳細
11月4日(日)
第1回公演 17:00開場 17:30開演
第2回公演 19:30開場 20:00開演
料金 お一人様 5000円
◎予約方法
店頭またはお電話にて(全席自由席)
◎問い合わせ先
Tel:0226-25-9915 Fax:0226-25-9914
Mail:kport.2013.11.25@gmail.com

K-port がオープンしたのは、2013年11月25日。2015年11月27日には、2周年記念ライブとして「尾崎亜美 and friends」をおこなっています。尾崎さんとのK-portでのライブは2度目のこととなります。

告知の画像に謙さんがトランペットを吹く姿がうつっています。高校時代にはは吹奏楽部でトランペットを担当していたそうです。音楽大学への進学も考えたそうですが断念し、演劇の道に進んだとのこと。11月4日のライブでも謙さんのトランペットとボーカルを聴くことができるでしょう。

K-portのあの広さですから席数も限られていると思います。どうぞお早めのご予約を。なお、料金5000円中の500円を子供達のための基金「K-port貯金箱 」に入れさせていただきますとのことです。どうぞよろしく。
 

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産業まつりの沿革

10月12日のブログで、第34回 気仙沼市産業まつりを紹介したときに、「産業まつりは以前、〈気仙沼・本吉地方産業まつり〉だったのが、いつから〈気仙沼市産業まつり〉になったんだろう。そう思って調べて見たら、ちょっと長い話になりそうなので、これは来週にでも」と書きました。本日はその調査結果です。

まずはいつもの荒木英夫編「気仙沼文化史年表」。この中に、ふたつの記述がありました。

1983 昭和58年11月6日 第1回 市産業まつり開かれる

〈市産業まつり〉は〈気仙沼市産業まつり〉の略記でしょう。会場は記されていませんが、その後の経過を考えると魚市場と推定するのが妥当だと思います。そして翌年につぎの記述が。

1984 昭和59年10月28日 第1回気仙沼・本吉産業まつり開かれる

前年の気仙沼市単独開催は第1回のみで、翌年から本吉郡各町が加わった新しい産業まつりになったようです。文化史年表に会場の記述はありませんでしたが、気仙沼・本吉地域広域行政事務組合サイトの沿革記述に「第1回気仙沼・本吉地方産業まつり」の付記として「気仙沼市魚市場」とありました。沿革に記述があることからみて、これは、同組合の関連催事として始まったのではないでしょうか。

ちょっと説明を加えると、気仙沼・本吉地域広域行政事務組合が設立されたのは1971年(昭和46年)です。この時点では、気仙沼市と本吉郡の各町(唐桑町、本吉町、志津川町、歌津町など)で構成されていたはず。組合のもっとも大きな事業は広域消防です。それからリアス・アーク美術館なども。

組合の設立後、市・町の合併があいつぎます。たとえば、2006年3月に気仙沼市と唐桑町が合併、2009年9月に気仙沼市と本吉町が合併など。詳細は略しますが、現在の組合構成は、気仙沼市と南三陸町の1市1町です。

話を気仙沼・本吉地方産業まつりに戻します。2011年は東日本大震災のため、産業まつりを開催することはできませんでしたが、翌年2012年に第28回「気仙沼・本吉地方産業まつり」が開催されました。しかし、会場は気仙沼市魚市場ではなく気仙沼市本吉総合体育館。そして同会場で「 気仙沼市本吉産業まつり2012」も開催されたのです。市のサイトにあった、2012年のポスターを紹介しておきましょう。

28回産業まつり

翌年2013年も本吉総合体育館を会場にふたつのまつりが開催されましたが、「気仙沼・本吉地方産業まつり」は名称が変わり第29回「気仙沼市産業まつり」に。この年は、気仙沼市魚市場を会場として第1回目となる「市場で朝めし。」が開催されました。このときのポスター/チラシに〈産業まづりみだいに買い物もすっぺし!〉というキャッチフレーズが記されているのは、3年にわたって魚市場で産業まつりが開催されていないという背景があったのですね。

そして、2014年は気仙沼市魚市場に会場が戻り「第30回気仙沼市産業まつり」が開催されました。となりました。この年から「気仙沼市本吉産業まつり」とは会場も開催日も分離しての開催となり今に至っています。

こうして整理していくなかで、いくつかの疑問が残りました。ひとつは南三陸町の関わりです。南三陸町は2005年11月3日第1回南三陸町産業フェア(志津川会場)を開催しています。それ以前の南三陸町や旧 志津川町の気仙沼・本吉地方産業まつりへの参加が具体的にどのようなものだったのか、具体的なことがわかりませんでした。

それと、「産業まつり」は今年34回ということなのですが、第1回から数えてみると、震災があった2011年のほかにもう1回の休止があるようです。それがいつのことなのかはわかりませんでした。

今日もちょっと長くなってしまいましたが、産業まつりの沿革は以上のようなことです。これらを踏まえていえば、「気仙沼市産業まつり」という名称使用を厳密にいえば1983/昭和58年が第1回目、そして第2回目が2014年。今回は第6回目といってもよいでしょう。2014年の開催企画時に、この「産業まつり」名称の継承、面倒なことをいえばその正統性や回数の数え方などについての議論もあったかもしれません。

そうした様々な事情の変化をのりこえて、このたびめでたく34回を迎えることができた10月24日の産業まつり、そして同時開催される〈市場で朝めし。〉に是非お出かけくださいますように。詳細は下記のブログにて。

10月12日ブログ「10/28 産業まつり」

 

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伍代さん「えん旅」

伍代夏子さんがNHK BSプレミアム「えん旅」の収録で気仙沼を訪れたのは知っていたのですが、放送はまだ先のことだと思って紹介もせずにおりました。そうしましたら、月曜22日に菊田裕美君(3年1組)から〈見ましたか〉とのメールを頂きました。21日(日)の放送だったのですね。裕美君は、いつもなら小田が紹介するのにおかしいなと思ったのでしょう。土日は母の一周忌で仙台に行っていたこともあり、番組表を見ていなかったのです。「きらり!えん旅~伍代夏子 宮城・気仙沼市へ」は21日午後1時からの放送でした。

ネットで調べましたら、五代夏子さんがインスタグラムに気仙沼での写真を何枚かあげていました。その中には気仙沼大島での臨時船「ひまわり」菅原船長と菊田榮四郎さんとの写真や〈お魚いちば〉、そして、唐桑の民宿「つなかん」でのこんな2枚の写真も。

えん旅
伍代夏子さん公式インスタグラム より

伍代夏子さんの投稿文を紹介しておきましょう。
「Iターン、Jターン…安住の地を求めて移住する人が増える中、ペンターン女子(ペニンシュラターン)と名乗り、この気仙沼唐桑町へ移住して町おこしのために活動する頼もしい女子達と…📷 2枚目はみんなで❣️ #nhkbsプレミアム #きらりえん旅 #気仙沼 #ペンターン女子 #伍代夏子」

2枚目にペンターン女子としてうつる人の何人かは、目黒のさんま祭で松圃虎舞で太鼓をたたいていました。根岸えまさんもうつっています。右から3人目の男子は、牡蠣養殖〈戸羽平〉の〈やっくん〉こと畠山政也さんです。私は今年2月の〈ちょいのぞき気仙沼/モニターツアー〉では政也さんが操船する船にのせてもらい船上で牡蠣やほたてをごちそうになりました。最高でした。

伍代夏子さんのインスタグラムには、9月下旬におこなわれた代々木八幡の例大祭で神輿とともにうつる写真もあげられていました。私の仕事場は渋谷区富ヶ谷で代々木八幡の氏子の皆さんが多い地区。そのため、私の通勤路にもふたつの神酒所が設けられます。そして毎年、神酒所近くの寄付者芳名掲示板のトップに五代さんの名があるのを見るたび、ご主人 杉良太郎さんとのお住まいがこの辺にあるのだろうと思っておりました。奥様の名にしているところが奥ゆかしいと。

しかし今回しらべてみると違っていました。井の頭通りの区画整理まで水道道路商店街にあった鮮魚店「市六水産」がご実家だったのです。魚屋さんの二人娘の2番目と聞くとなんか親近感がわいてきます。気仙沼で〈お魚いちば〉を訪れたときにもそんな話が出たのではないでしょうか。

なお、実家の話ということで付け加えれば、代々木八幡宮が小説家 平岩弓枝さんの生家、実家であることは有名な話。こちらは一人娘。ご主人が宮司をつとめています。ご参考まで。

ということで、私も含めて未見の方は、「きらり!えん旅」再放送を是非ご覧いただければと。どうぞよろしく。

最後になりましたが、伍代夏子さん、気仙沼への〈えん旅〉、ありがとうございました。

◎きらり!えん旅~伍代夏子 宮城・気仙沼市へ
(再放送)
NHK BSプレミアム
10月26日(金)午後3:30~
 

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本田鼎雪の絵画展

気仙沼では、10月6日から11月11日まで第48回市民文化祭が開かれています。市民会館を主会場に茶道や華道、各種舞台、文芸など様々な部門での発表が順次おこなれています。

10月4日の三陸新報にそれぞれの開催日時のリストが掲載されていました。そのなかに、今回はじめて参加する「風待ち・まちなか美術館」がありました。内湾地区の歴史的建造物である「小野健商店土蔵」「武山米店」「角星店舗」「三事堂ささ木」の4施設で、10月29日(月)から約10日間にわたり、つぎの展示がおこなわれます。


10月4日風待ち美術館
三陸新報10月4日記事より一部を抜粋


それぞれ興味深いテーマが並んでいますが、私の目を引いたのは三事堂ささ木さんでの「潮の画人・本田鼎雪展」です。本田鼎雪(ていせつ)さんは気仙沼で多くの絵を描いた日本画家。気中同級生の洋子さん(3年3組)のお父様です。鼎雪さんのカツオの絵にまつわる話は以前このブログで2度ほど紹介しました。

展示会名に〈潮の画人〉とありました。気仙沼市史では鼎雪さんについて〈鰹をはじめ、水産物の画も多く、その画風は静岡・高知・鹿児島にも名が知られ〉と記しています。今回の展示会名では、〈魚〉や〈鰹〉といった即物的な表現ではなく〈潮/うしお〉としていることに雅味を感じました。その〈潮の画人〉本田鼎雪さんの絵画をまとめて見ることのできる機会は気仙沼でもなかなかないでしょう。

三事堂ささ木「潮の画人・本田鼎雪展」は10月29日(月)から11月9日(金)まで。9:00~17:00。土日曜日はお休みです。どうぞお出かけください。

2016年12月15日ブログ「日本画家 本田鼎雪」
2017年2月1日ブログ「カツオがつなぐ縁」

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室根マツリバ行事

室根神社特別大祭/マツリバ(祭場)行事が今週末、10月26日から28日までの3日間、岩手県一関市室根町のJR大船渡線「折壁(おりかべ)」駅近くでとりおこなわれます。相馬野馬追い、塩竃祭りとともに「東北3大荒祭り」のひとつとされています。

マツリバ
一関市観光サイトより

一関市観光サイト「室根神社特別大祭 マツリバ行事」

国の重要無形民俗文化財も指定されているこの祭は、奈良時代の養老2年(718)に紀州熊野大社/熊野神(くまののかみ)の分霊が室根山に勧請(かんじょう)されたことにちなむものです。そして今年2018年は、それから1300年になることから〈勧請1300年祭〉ともされています。

特別大祭の日は、熊野神が勧請された旧暦閏年(うるうどし)翌年9月19日とされ、同17日からがマツリバ行事とされてきましたが、平成19年からは新暦10月最終週の金土日の開催となっています。近年の室根神社特別大祭開催年を調べてみると、2010年、2013年、2015年、そして今回の2018年となります。新暦(太陽歴)閏年は約4年に1度ですが、旧暦(太陰暦)では閏年・閏月の数え方がずいぶん違うようです。

室根神社とマツリバ行事は、気仙沼市唐桑町とも深いつながりを持っています。今から1300年前に、熊野神の分霊をのせた小舟が黒潮にのり5か月をかけて到着したのは現在の気仙沼市唐桑町舞根(もうね)でした。鮪立(しびたち)に到着し舞根神社を仮宮としたとの説明も見かけましたが、その鮪立は舞根を含む地域名という可能性もありますね。(追記:室根神社の縁起などでは、唐桑浜の鮪立に到着し仮宮に安置された後、舞根に移されたとしているようです。こうした経緯についてはあらためて紹介しようと思います)。大祭/マツリバ行事が唐桑湾からの「御潮(御塩)汲み」から始まるのは、このことに由来します。祭の様々な役割は「神役(じんやく)」と呼ばれ、古くからその役を担う各地区の家々が定められていますが、そのひとつ御塩献納役(御塩役)は舞根の「畠山家」が務めています。

その畠山家との関係はわかりませんが、舞根の畠山重篤さんはその著書『森は海の恋人』の一節〈森の神と海の神〉をつぎのような「御潮汲み」の情景ではじめています。

「夜も明けやらぬ気仙沼湾口で、肌を突き刺す冬の季節風を真正面に受けながら、遙か彼方に見え隠れする霊峰室根山に向かって手を合わせている白装束に身を固めた漁民の姿があった。やがて、小船の魚艙(かめ)の中から取りだした、花瓶のような竹筒に海水を汲み、もう一度、うやうやしく山に手を合わせると、舞根の港を目指して船を静かに進めた。白装束の漁民は、これから始まる室根神社大祭の、清めの海水を汲んでいたのである。(中略)

 因みに、舞根(もうね)の語源は牟婁峯(むろね)といわれ、そのルーツは、遥か和歌山県牟婁郡へと、黒潮の路づたいに続いているのである。このような歴史的繋がりから、室根村の人びとは、私たちを舞根さんと呼んで、日頃から親しみを感じている間柄であった。」(引用は以上)

重篤さんはこの後、室根山に木を植えるという漁民の想いを当時の室根村 加藤村長さんに伝えたときの様子を記しています。加藤村長は、神社にほど近い見晴らし広場と呼ばれる神社林を解放する手はずを整えてくれたといいます。実にありがたいことです。舞根と室根の1300年近くの縁がなければ、「森は海の恋人」の活動もいまとは違ったものになっていたかもしれません。

以前にこのブログでも紹介した郷土芸能劇からくわ物語「海の古道」の2017年公演や今年の東京公演は〈熊野神勧請1300年記念バージョン〉として演じられました。340年ほど前、海の古道/黒潮は紀州から唐桑に鰹一本釣りの漁法を伝えてくれました。そして1300年前には熊野神も。マツリバ行事は、陸にあがった分霊の後日譚(ごじつたん)といってよいかもしれません。熊野から唐桑へ、黒潮によってつながれた縁が、さらに室根へとつながるネクストストーリーです。

今週末の室根神社祭/マツリバ行事は、室根地区の人たちはもちろんのこと、唐桑の人たちにとっても特別な祭となることでしょう。

一関市公式サイト「室根神社特別大祭について」
一関市公式サイト「室根神社特別大祭の歴史」

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tag : 室根神社 マツリバ行事

八瀬の山ぶどう酒

10月3日の三陸新報にこんな広告が掲載されていました。八瀬(やっせ)ワイン。気仙沼の八瀬地区にぶどう園があることは知っていましたが、ワインもつくっていたとは。

10月3日ワイン発売
三陸新報10月3日掲載広告


◎八瀬ワイン直売所(八瀬ぶどう園)
気仙沼市台339の4
090-7072-3376(田島さん)
毎月8日・18日・28日に販売

地元の山葡萄で造ったワイン。面白いなあ、飲んでみたい。いくらするんだろう。そんなことを思っていたら、翌日10月4日の三陸新報に紹介記事が掲載されていました。

10月4日ワイン

三陸新報10月4日記事の一部イメージ


記事を要約します。田島憲司さん(69)が営む八瀬ぶどう園では2009年に市外の業者に醸造を委託してワイン生産を始めました。その後、一般販売を計画しましたが、販売許可がおりませんでした。その理由は、当時、市内赤岩港にあった田島さんの自宅が震災の津波で被災しみなし仮設に入っていたためだったそうです。しかし今年、自宅を再建することができ、販売免許を取得しました。

販売するのは赤ワイン2種。岩手県花巻市のエーデルワインが醸造した「八瀬」(720ml/5000円)と、仙台秋保醸造所による「YASSE」(720ml/3600円)です。農園の収穫作業などを助けるサポーターに優先的に贈るため、一般販売は、「八瀬」2016年産を100本、2011年産までを若干数。「YASSE」は2015、16、17年産をそれぞれ20本ほどの販売となります。

ネットの情報では、田島憲司さんは「気仙沼産ワインを作りたい」と思い立ち、2004年にまずは開墾から始めたそうです。三陸新報の記事にサポーターのことが記してありましたが、八瀬ワインサポートクラブのメンバーになると、①ぶどう作り~収穫までの作業体験、②ぶどう狩り入園料 1年間無料、③ワイン試飲会の開催とお礼のワインなどがあるそうです。年会費は1万円です。

また田島さんは、月立(つきだて)小学校の児童を毎年、ぶどう狩りに招待しています。素晴らしい。いろいろと苦労があるなかで、地元小学校児童の招待を継続するのはなかなかできないことだと思います。

なお、河北新報8月20日配信記事によれば、八瀬ぶどう園の今年のぶどう狩りは8月18日から9月中旬ごろまで行われたようです。去年は長雨でぶどう園を開園できないほど不作だったそうですが、今年の出来はまずまずとのこと。

八瀬地区には、上記広告の地図中にも示されているカフェ「YASSE COFFEE(ヤッセコーヒー)」が2013年にオープンしています。そしていまワインの〈八瀬〉と〈YASSE〉。新たな〈八瀬ブランド〉商品の登場といってよいでしょう。
 

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「山田大名行列」

10月20日(土)21日(日)の両日、気仙沼市本吉町で、市の無形民俗文化財にも指定されている〈山田大名行列〉が開催されます。気仙沼観光推進機構のサイト「気仙沼さ来てけらいん」のイベントページではつぎのような写真を掲げて紹介しています。この写真がすばらしい。

山田大名行列
気仙沼さ来てけらいん/イベントページより

気仙沼さ来てけらいん/イベント/山田大名行列


山田大名行列は、現在の気仙沼市本吉町山田地区で197年前の文政4年(1821)に疫病が流行したとき,御嶽神社(みたけじんじゃ/本吉町津谷舘岡)に平穏を祈願したところ疫病がおさまり、住民がその御礼として大名行列をつくり神社に奉納したのが始まりとのこと。両日の行列コースは、10月18日(木)の三陸新報に案内広告が掲載されていますが、概略はつぎのとおりです。

◎10月20日(土)
 中道線交差点付近 14:00~15:00頃
◎10月21日(日)
 本吉総合支所前 9:00~9:20頃
 津谷街往路 11:10~12:00
 津谷街復路 14:00~14:50

山田大名行列は通常は3年に1度の開催ですが、2007年のつぎは翌年2008年にも開催されています。これは観光キャンペーン/仙台・宮城デスティネーションキャンペーン(DC)の一環として特別に開催されたようです。そしてその2008年の3年後であれば2011年開催となるはずでしたが、東日本大震災のために中止となり、一年遅れて2012年に。その次は2015年、そして今回2018年の開催となりました。

ちょっと記憶に自信がないのですが、私が小さな頃の気仙沼みなとまつりで、一度この大名行列を見たような気がするのです。当時の港まつりはトラックの荷台にしつらえた舞台での踊りもあれば、自動車の後ろにつくられた木のフレームに太鼓をくくりつけての打ちばやし行列など、なかなかのものでした。私は魚町坂口の坂の上から下の国道をながめていたのですが、その中に大名行列の一群もあったようなないような(笑)。その後に見た記憶はありません。

なお、「気仙沼さ来てけらいん」サイトをはじめ、多くの紹介サイトで神社名を御岳神社と表記していますが、正しくは〈御嶽神社〉。〈岳〉は新字で〈嶽〉が旧字(正字)です。三陸新報の記事や案内広告の地図では正しく〈御嶽神社〉の表記を用いています。

三陸新報の山田大名行列の案内広告には、疫病平癒への感謝にかわり〈大震災鎮魂 復興祈願〉の文字がありました。山田地区の人々はその時々の願いを胸に、200年近くにわたり祈り続けてきたのでしょう。
 

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tag : 気仙沼 山田大名行列

祝 宮脇書店気仙沼

本日10月18日の三陸新報の第一面に掲載されていた広告。宮脇書店 気仙沼があす10月19日にオープンするとの告知です。

宮脇書店
三陸新報10月18日掲載広告


この広告をうれしくながめた人が多いのではないでしょうか。広告文にもあるように仲町にあった大きな店舗は大震災で流失しました。その宮脇書店がまた仲町にかえってきたのです。地図を見ると、道路をはさんで元の店舗があった場所の向かい側という感じでしょうか。とはいえ、震災前の道路のとりつけは大きく変わっているのでしょうね。災害公営住宅の幸町住宅1号棟の向かい側。ツルハドラッグに隣接しています。

宮脇書店 気仙沼は、(株)千田商事さんが経営しています。代表の千田紘子(こうこ)さんは、宮城三菱自動車販売(株)の会長をつとめる千田満穂(みつほ)さんの奥様です。

手元に平成26年発行の「千田満穂 五十年のあゆみ/不倒五十年 つぶれずに」があります。千田満穂さんが気仙沼市三日町で「千田自動車センター」を創業してから50年を迎えたことを記念して発刊したもの。このなかに「株式会社千田商事 宮脇書店 気仙沼 平成9年12月」との記述がありました。千田満穂さん59歳のときです。満穂さんは千田商事の会長をつとめているようです。この年月が会社設立か開店なのかわかりませんが、今年で21年が経過したのですね。

仲町をはじめ、南気仙沼地区に住民が本格的に戻ってくるのはこれからだと思います。今回の宮脇書店さんの再建オープンがこれからのまちづくりへの追い風になることを願っております。

広告に「鎮魂のカリヨン」の紹介がありました。10時・15時・20時に鐘の音が仲町に響きます。鐘の名に〈鎮魂〉を冠した千田満穂さん紘子さんご夫妻の気持ちを想像しながらこの広告を拝見したところです。

宮脇書店 気仙沼の再建オープン、心からお祝いを申し上げます。

2015年3月24日ブログ「千田さん創業の時」

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tag : 気仙沼 宮脇書店 千田満穂

屋号に込めた希望

私がいつも楽しみにしている三陸新報の連載「わが社の屋号」。本日は、6回目と7回目を合わせてご紹介します。まずは10月3日掲載の第6回目〈マルマタ〉さんです。

マルマタ

三陸新報10月3日記事の一部イメージ


昭和初期に初代の小野寺文雄さんが魚市場で商売を始め、2代目の昭夫さん(故人)が1965年ごろに妻の艶子さんと一緒に仲買を始めたそうです。

私が面白く感じたのは、屋号「マルマタ」の由来です。南町でちくわ製造をおこなっていた本家の「カネマタ」(小野寺又兵衛さん経営)から文字をとったと。〈又〉を共通にして、矩(かね)を丸(まる)にしたわけですね。直角のかね尺が矩です。このように、本家、分家で屋号を派生させていくということがよくおこなわれていたのでしょうね。

魚町で思い出すのは、カネジュウとカクジュウもたしか本家・分家の関係だったのではないでしょうか。カネダイ(佐藤家)とカクダイ(菅原家)がさかのぼってどうだったかはわかりません。

本家のカネマタさんがちくわを製造していたとのことですが、気仙沼の魚町坂口にあった私の実家の向かって右隣はカネサ/斉藤家でちくわをつくっていました。カネマタ、カネサ、カネジュウ、カネシメイチ、カネセン。気仙沼の〈カネ・グループ〉ともいえるでしょう(笑)。


つぎは10月11日掲載の第7回目〈フジミツ岩商〉さんです。

フジミツ

三陸新報10月11日記事の一部イメージ


屋号「フジミツ」は、富士山にちなんでいます。創業者の岩渕光男社長は33歳のときに鮮魚仲買・加工などの商売を始めました。しかし、その直前に腰のヘルニアを患い静岡市内の病院に入院したのです。

当時、歩行訓練を兼ねて外出した際に目にとびこんできたのが富士山。その雄大な姿に心が奮い立ったといいます。そして一時は深刻な病状だったそうですが完治し、独立を果たしたのです。屋号には「日本一の生鮮カツオ水揚げ港である気仙沼で一番になる」。屋号にはそんな決意も込めたそうです。

2001年、フジミツ岩商さんは気仙沼魚市場で最も生産カツオを買い付ける優良取引業者となり、以来、その座を守り続けているそうです。屋号に込めた思いを実現したのです。


マルマタさんもフジミツ岩商さんも、昭和の時代に創業しています。これまで紹介してきた会社にくらべて新しい屋号といってよいと思うのですが、ほかの屋号と同じものをつけるわけにはいきません。ですから、いろいろと苦労して屋号をつけたのではないでしょうか。しかしそれは、創業や独立という希望あふれる苦労だったことでしょう。
 

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まちなか計画認定

10月12日に、気仙沼市が申請した内湾地区の「まちなか再生計画」を復興庁が認定したというニュースを翌日に知り、とてもうれしかった。以前に聞いていた、この再生計画の話はどうなったのだろうと思っていたからです。

10月14日の三陸新報の記事はこんな感じ。私の喜びの大きさにくらべるとちょっと小さいか(笑)

まちなか再生

三陸新報10月14日記事の一部イメージ


記事を少し引用します。

〈まちづくり会社「気仙沼地域開発」(菅原昭彦社長)が今後国に補助金を申請し、交付決定を受けて共同店舗型商業施設「スローストリート」(仮称)を建設する。生鮮食料品を扱う「スローフードマーケット」(仮称)と共に来年春に開業する予定だ。

津波・原子力災害被災地域雇用創出企業立地補助金を活用するには計画認定が必要だったため、市が先月末に申請していた。

「スローストリート」は飲食店、衣料品店、ダンススタジオ、スポーツバーなど12店が軒を連ねる木造平屋建ての商業施設。このうち8店舗分の整備費用約1億5千万円に、最大で4分の3の補助を受ける予定。残る4店舗は気仙沼地域開発が自己資金で建てる。

このほか、「海の見える道」を挟んだ向かい側に「スローフードマーケット」(仮称)が建設される。木造平屋建てで、八百屋や鮮魚店、ビアレストランなど5店舗が入居する予定。

子どもの遊び場が、イベント時の活用を想定したコミュニティホールも備える計画で、気仙沼地域開発が民間の資金協力を得て整備する。周辺では、すでに南町海岸商業施設「ムカエル」が完成しており、一部店舗が営業を始めている。(後略)〉引用は以上

河北新報の10月13日配信記事から若干の補足をすると、まちなか再生計画の認定は10例目で、県内では女川町(2014年12月)、石巻市(15年7月)、南三陸町(15年10月)、名取市(18年1月)に続き5例目となります。

私のブログの中でおさらいしてみたのですが、気仙沼市が内湾地区の「まちなか再生計画」策定方針を決めたと河北新報で報じられたのが2015年8月のこと。記事では2015年度内に策定し、国の認定を目指すとしていましたが、その後の経過がわからずじまいでした。上記の県内例に認定年月を追記しましたが、ほかの地区の認定がこうして進むなかで、わが気仙沼の内湾地区はどうなっているのかとやきもきしていたのです。

復興庁サイトに10月12付けで「気仙沼市まちなか再生計画の認定について」という認定発表内容が記されています。そのなかのpdfファイル3種中のふたつめの資料が本年9月25日付けの仙沼市による「内湾地区 まちなか再生計画」です。この79頁にわたる計画を3年間のさまざまな条件の変動のなかで策定してきたのでしょう。

復興庁サイト/気仙沼市まちなか再生計画の認定について

気仙沼市と気仙沼地域開発、そして内湾地区の関連団体や協議会、支援コンサルタント企業をはじめ多くの方々の努力と協力に敬意を表したく。計画の実行や実現にはまだまだ多くの課題があることとは思いますが、まずはお祝いを申し上げます。認定おめでとうございました。

2015年8月12日ブログ「まちなか再生計画」

 

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弁天さん神輿渡御

気仙沼市弁天町の一景嶋神社(弁天さん)の祭典や神輿のことを2回にわけて紹介しましたが、その続報です。10月4日の三陸新報に祭典を伝える記事が掲載されていました。見出しは〈みこし渡御で商売繁盛祈願〉。

みこし
三陸新報10月4日記事


記事によれば、神山正志宮司をはじめ、総代や氏子ら13人が神社周辺の事業所や災害公営住宅、震災以前に住んでいた地域住民の住まいなど約100カ所を訪問したとのこと。神山宮司は魚町の五十鈴神社(お神明さん)が本務神社ですが、一景嶋神社宮司も兼務しています。

写真は、〈気仙沼さかなの駅〉で神山宮司が祝詞をあげている様子。記事では、〈このほど、祭典が行われた〉とあるだけで、いつのことかが記されていないのですが、予定通りとすれば、9月27日(木)です。あいにくの雨だったようです。

神輿(みこし)は、川崎市高津区北見方の皆様から贈られた白髭(しらひげ)神社の神輿です。ブログで紹介したものの、違っていたらどうしようとちょっと心配していたのですが、間違いありませんでした。ホッとした(笑)。ということで皆様にもその報告と思い、このブログ記事といたしました。

おっといけない忘れるところだった。〈気仙沼さかなの駅〉には平塚一信君(3年1組)の平塚商店があります。こちらもどうぞよろしく。

9月26日ブログ「一景嶋神社の神輿」
9月25日ブログ「一景嶋神社の祭典」

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10/28 産業まつり

きのうのブログで、気仙沼観光コンベンション協会が企画・実施する「気仙沼においでよツアー」について記しました。本日は、ツアー行程のひとつにもなっている10月28日(日)の〈気仙沼市産業まつり〉や関連催事〈市場で朝めし。〉〈七輪広場 気仙沼ホルモン横丁〉などを紹介します。会場はすべて気仙沼市魚市場です。

1:気仙沼市 産業まつり       

産業まつり

◎時間:9:00~15:00
気仙沼市の地場産品を一堂に集め展示即売が行われるほか、「水揚げ日本一!気仙沼メカジキ鍋」の無料提供(先着1000名)、地場産品等が当たる大抽選会も行われます。

気仙沼さ来てけらいん/イベントページ


2:市場で朝めし。        

市場で朝めし

◎時間:8:00~13:00
ピカピカ新米のサンマ炭火焼定食
(炭火焼きさんま・さんますり身汁・新米ごはん)
前売 700円、当日 800円

開催はこれで6回目だと思います。第1回目は〈気仙沼つばき会〉が企画して〈さんま寄席〉の日2013年9月29日に開催されました。なお、会場名がなぜか昨年から〈気仙沼魚市場〉とされていますが、正式には産業まつりポスター表示のとおり〈気仙沼市魚市場〉です。私もよく略称してしまうぐらいで大きな問題ではないのですが、ポスター/チラシをならべてみるとその違いが気になりました。

◎前売券販売所
明海荘・アンカーコーヒー(マザーポート店/バル田中前店)・いさみや・御誂京染たかはし・大鍋屋・お魚いちば・鼎・斉吉・唐桑御殿つなかん・倉元・気仙沼観光コンベンション協会(駅前観案内所/観光サービスセンター/海の市2F)・気仙沼商工会議所・気仙沼プラザホテル・気仙沼のほぼ日・K-port・コヤマ菓子店・さかなの駅・サンマリン気仙沼ホテル観洋・三陸新報・J'sミウラ・武山米店・根口商店・畠良薬局・長谷川海苔店・マルト齊藤茶舗・めん八珍・山長 小野寺商店・横田屋本店


3:七輪広場 気仙沼ホルモン横丁  

ホルモン横丁

◎時間:10:00~15:00
気仙沼ホルモン提供企業が大集結。七輪を無料で貸し出します。ホルモンのほか、産業まつりや海の市での購入商品も七輪で焼くことができます。フカヒレスープの御振舞も。

これは、気仙沼商工会議所青年部(気仙沼YEG/Young Entrepreneurs Group)が産業まつりの協賛イベントとして開催するものです。気仙沼YEGは、みなとまつりのときは〈インドネシアパレード〉で参加しています。



以上、3つの催事の概略紹介ということで。なお、産業まつりは以前、〈気仙沼・本吉地方産業まつり〉だったのが、いつから〈気仙沼市産業まつり〉になったんだろう。そう思って調べて見たら、ちょっと長い話になりそうなので、これは来週にでも。

産業まつりは、10月28日(日)。天候に恵まれて大勢の人でにぎわう楽しい催事になることを願っています。
 

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気仙沼においでよ

「気仙沼のほぼ日」のサユミさんが描くエッセイ漫画(のような)「沼のハナヨメ。」は毎週月曜日に更新されま、私も毎回楽しく拝見しております。すでに157話にまでなっているのですが、10月1日更新の第156話で、〈気仙沼ツアー〉を地元の観光チームが計画中との予告がありました。

どんなツアーだろうと思っておりましたら、その詳細が気仙沼観光推進機構のサイト〈気仙沼さ来てけらいん〉で発表になりました。すでに参加募集も始まっていますので、本日はその概略をご紹介します。つぎのツアー紹介ページのイラストはサユミさんが描いたもの。
ツアー
気仙沼さ来てけらいん/ツアー案内ページより


気仙沼さ来てけらいん/ツアー案内ページ

気仙沼観光コンベンション協会が企画・実施するこのツアー名は「気仙沼においでよ!年に1回だけ、サンマとごちそうが魚市場に大集合ツアー」です。略して「気仙沼においでよ!ツアー」です。

詳細はサイトを見ていただきますが、2日間の行程を紹介します。

◎1日目/10月27日(土)

【一関駅】10:30集合⇒バス乗車⇒【お魚いちば】11:40到着⇒【気仙沼岸壁散策】⇒【斉吉商店】(昼食)12:00⇒【気仙沼ニッティング】13:00⇒【民宿 つなかん】(お茶会&サウナカー&自由行動) 14:30⇒【民宿 つなかん】(夕飯)18:30⇒【民宿 つなかん女将一代さんを囲んで交流会】

◎2日目/10月29日(日)

8:00 タクシーで移動⇒【気仙沼産業まつり】(朝食)⇒気仙沼産業まつり会場より解散 9:00

料金は、大人18,000円 子供17,000円(いずれも税込)。添乗員同行なしで一関から全行程ガイド同行。定員20名、最少催行5名。募集締切は10月24日です。

2日目/10月29日(日)に〈気仙沼産業まつり〉とあるのは、気仙沼市魚市場を会場としておこなわれる第34回気仙沼市産業まつりです。〈市場で朝めし。〉も同時開催されます。〈市場で朝めし。〉は、2013年の第2回気仙沼さんま寄席の関連イベント的な位置づけで開催されました。あの時も、立川志の輔師匠の落語と気仙沼観光を楽しむツアーがおこなわれましたから、〈ほぼ日〉さんとの縁が深いイベントです。

産業まつりでは〈七輪広場 気仙沼ホルモン横丁〉なども催されます。これら10月28日の魚市場での催事については明日のブログにて。本日は、「気仙沼においでよ!ツアー」のご紹介のみで失礼いたします。
 

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中小企業基盤整備

いまネットで話題になっている映像があります。「今日、部下が会社を辞める。」という10月2日公開された動画です。この映像をつくた法人の名前におぼえがあるなと思ったら、きのうのブログで紹介した、震災後の気仙沼で仮設施設67カ所を整備してくれた中小企業基盤整備機構(略称:中小機構)さんでした。

まずは見てもらいましょうか。3分間の動画です。つまらないからと途中でやめないようにお願いします。上司と部下の感動ストーリーです。



従業員の定着化に苦労している気仙沼の企業経営者も多いことでしょう。この映像が参考になるかどうかはまた別の話ですが、いま話題の映像紹介ということで取り急ぎ。
 

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仮設商店街の閉店

10月7日(日)の三陸新報にこんな広告が。

エスポアール
三陸新報10月7日掲載広告


福幸小町田谷通りの喫茶エスポアールが、新店舗準備のため10月13日から一時閉店するとの案内です。〈福幸小町田谷通り〉は仮設商店街。独立行政法人中小企業基盤整備機構(略称:中小機構)が整備しました。

同機構が気仙沼市内に整備したのは67施設です。店舗(19)だけでなく、事務所(16)、工場(19)、倉庫(2)、漁業作業場(11)も含まれます。( )内は施設数。すべて市に無償で譲渡され事業者に貸与されました。

本年9月7日付けの市産業部商工課の資料を見ると、8月31日現在で21施設が撤去、17施設が事業者に無償譲渡され、残り29施設を市が管理しているとのことです。貸与期間が5年を超える仮設施設については、中小機構の事業による助成が今年度末までのため、貸与期限は原則として10月末とされています。エスポアールの一時閉店もこの期限の関係でしょう。

資料中にあった仮設商店街の状況を紹介しておきましょう。

施設現況
東日本大震災調査特別委員会資料(5)(平成30年9月7日 産業部商工課)より
https://www.kesennuma.miyagi.jp/sec/s019/300907shiryou5.pdf



喫茶エスポアールは昭和51年に気仙沼市内の南郷で営業を開始しました。齋藤(広沢)高史君(3年8組)が代表で店長は奥様のみき子さん。昭和61年には高史君が店の隣に「K&B スポーツジム」を開いてトレーナーに専念し、喫茶店はみき子さんに任せました。

喫茶店もジムも震災による津波で被災しましたが、2011年12月に喫茶店は福幸小町田谷通りで、ジムは利府町で「THE ZEN CLUB K&B GYM」として再開することができたのです。

福幸小町でのエスポアール営業は6年10か月にわたりましたね。広告には新店舗に関する情報がありませんでしたが、今回の一時閉店が新たなエスポアール/希望に満ちたものであって欲しいと思っています。

なお、気仙沼図書館内のカフェ エスポアールは通常どおり営業しております。喫茶店休業中はこちらのご利用をどうぞよろしく。

6月26日ブログ「エスポアール姉妹」
 

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tag : 気仙沼 エスポアール

美術部の後輩たち

9月13日の三陸新報に、12日から17日まで開催された気仙沼・本吉地区の高校美術部による合同作品展〈けせもい展〉の紹介記事がありました。記事によれば56回目となる今回は、気仙沼、志津川、本吉響、東陵の4校からポスター部門に56点、作品部門に平面55点、立体2点が出展されたとのこと。

「けせもい展」か。懐かしいなあ。私が気仙沼高校美術部に属していたころは、気仙沼高(男子校)と鼎が浦高(女子校)2校の合同展でした。その後、2005年に両校が統合されて男女共学となりました。〈けせもい展〉が、気仙沼・本吉地区各校が合同して開催されるようになったのがいつかはわかりません。

今回のけせもい展の会場はリアス・アーク美術館です。50年ほど前、私が高校3年のときの会場はたしか南町の消防署2階の会議室フロア。この展覧会を見に来てくれた広野画塾の広野先生のことは2011年のブログで書きました。

以上がけせもい展について。ここからはもうひとつの話題です。ちょっと前、8月28日の三陸新報にこんな記事が。

気仙沼高校美術部の清水真菜さん(気高3年)の作品が第19回 高校生国際美術展の美術部門(平面・立体)で1533点中の最高賞/内閣総理大臣賞を受賞したというのです。

清水さん受賞 

三陸新報8月28日記事の一部イメージ


描いたのは清水さんが飼っているフトアゴヒゲトカゲ。タイトルは巡り会いを意味する「邂逅」ですが、トカゲの「開口」も重ね合わせたとのこと。

記事に掲載された小さな写真でもとてもうまいと思いましたが、公式サイトの審査風景動画のクローズアップを見ると、その素晴らしさがさらによくわかりました。スクリーンショットだとこんな感じです。

邂逅拡大

この絵を描こうとしたアイデアもいいし、それを表現する技術も本当に素晴らしい。公式サイトには審査風景の動画がアップされているのですが、審査委員4名全員がこの作品を高く評価したようです。

サイズは116cmの正方形(S50号)。私は高校3年の時に、県下高校美術展に出展するF50号(116×91cm)の油絵を描きましたが、画面を絵の具で塗り埋めるだけで一苦労でした。三陸新報の記事によれば、清水さんはこの絵を半年がかりで描いたそうです。

8月8日にリッツカールトン東京で行われた表彰式の映像を見ると、清水さんは、先生、家族、友人に感謝を伝えたいと前置きしてからつぎのように述べています。「〈邂逅〉というこの絵には、今まで会ったことのないような人にも会えたらいいなという思いも込めました。そして今、こうして沢山の人に会えているのが本当に光栄です。ありがとうございました」と。挨拶もなかなかのものです。

審査風景や表彰式については、すべて同賞公式サイトより。

清水真菜さん、このたびの受賞、本当におめでとうございました。気仙沼高校美術部OBとしても大変うれしく思いました。さらにその才能を発揮されることを期待しております。

2011年7月28日ブログ「画塾の広野先生」
 

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ジャンル : 地域情報

tag : 清水真菜 けせもい展

オルレコース紹介

きのうのブログ「オルレ唐桑コース」の続きです。今日はコースの詳しい内容をご紹介します。きのうは〈唐桑コース〉と略しましたが、正式には〈気仙沼・唐桑コース〉。唐桑半島ビジターセンター近くをスタートして、半造(はんぞう)近くのフィニッシュまでの総距離約10km。コーステーマは〈光り輝く海と緑の半島〉です。所要時間は約4時間〜とのこと。まずはコースマップを。

コースマップ
宮城オルレ公式サイトより(クリックで拡大)

宮城オルレ公式サイト

マップにある④「神の倉津波石」の〈神の倉〉は〈かんのくら〉と読みます。というか、私は以前しらべたことがあるので知っていましたが、パンフレットなどではルビが必要ではないでしょうか。ちょっと読めないでしょう。ついでに記せば、マップ中にある半島西側の漁港名〈神止〉は〈かどまり〉です。鮪立(しびたち)、小鯖(こさば)は問題なく読めるとして、〈欠浜〉はどうだろう。調べたら〈かけはま〉でした。

私が面白いと思ったのは、⑤弥右衛門坂。説明文には「オルレをきっかけに地域住民の手で整備してよみがえった古道。この付近では昔、「弥右衛門」という名のキリスト教の伝道師が暮らしていたといわれています」とありました。面白いねえ。昔というのはいつ頃なのかわかりませんが、面白い話ですね。

この坂の名も〈やうえもん〉か〈やえもん〉の二通りの読み方がありますがどちらでしょうか。〈やうえもん〉であれば、福島県喜多方の日本酒を、〈やえもん〉であれば文/阿川弘之さんと絵/岡部冬彦さんのロングセラー絵本「きかんしゃ やえもん」を思い出します。話がちょっと横にとんでしまいましたが、今後の活動のなかで細部が整えられていくことでしょう。

10月3日、河北新報は唐桑地区の受け入れ体制づくりを紹介した記事を配信していました。記事によれば、唐桑地区では官民組織「宮城オルレ気仙沼唐桑オープニングイベント実行委員会」を設立して10月7日のコースオープンに備えています。

河北新報10月3日配信記事

市の報道資料によれば、10月7日(日)の9:30から唐桑ビジターセンターで開催されるオープニングセレモニーは、日韓の関連団体の方々など約300名の参加が予定されており、唐桑の郷土芸能「松圃(まつばたけ)虎舞」も披露されます。セレモニー後は、韓国からのツアー参加者を含む総勢300名を超える方々がコースを歩くとのことです。なお、前日10月6日の夜には、ゲストハウス アーバンにて市主催の祝賀会が、やはり日韓の関係者約100名が参加して行われます。こちらでは郷土芸能「小鯖神止り七福神舞」が披露される予定です。

10月7日、日韓両国の多くの方々が唐桑半島の海と緑をゆっくりと楽しみながら歩いてくださることを願っています。
 

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tag : 気仙沼 宮城オルレ

プロフィール

気中20回生支援会

Author:気中20回生支援会
東日本大震災で被災した気仙沼中学校第20回卒業生(1967年3月卒/66~67歳)たちを支援する首都圏在住同級生を中心としたグループです。魚町出身東京在住の3年8組小田が書いています。

twitter:@kechu20

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