南気仙沼復興地図

三陸新報9月17日記事より(クリックで拡大)
以下に、記事内容を引用します。
気仙沼市は、被災市街地復興土地区画整理事業を進めている南気仙沼地区の「まちづくりマップ」を作成した。JR東日本のBRT(バス高速輸送システム)南気仙沼駅なども表示した。
南気仙沼地区は「商業ゾーン」「住宅ゾーン」「低地ゾーン」「水産加工施設等集積地」の4エリアに分かれている。気仙沼大橋に接続するメーンストリートの魚市場中谷地線沿いには商業ゾーン、その周辺には住宅ゾーンが整備される。
商業ゾーンにはすでに、スーパーマーケットや書店、美容室などの出店が決まっている。幸町、内の脇両災害公営住宅を含む住宅ゾーンは、L2の大津波に対応できる高さまでかさ上げすることで住宅が建てられる。
低地ゾーンは災害危険区域に指定されているが、すでにホテルなどが事業を再開している。
水産加工施設等集積地には56事業所が入る予定で、現在は 5割以上の事業所が稼働している。水産加工のほか、鮮魚仲買、製氷、漁具などの業種が集中する。
大川沿いには、(仮称)復興市民広場や防災公園、グラウンド、中央公民館が整備される。造成完了は来年度の予定。市都市計画課では「商業ゾーンでは、コンビニエンスストアや飲食店などが出店を検討しており、にぎわいが期待できる。マップは鹿折、魚町・南町に続いて今回で最後。ホームページでは各地区マップを随時更新し公開していきたい」と話している。(引用は以上)
56事業所が入る予定で、現在は 5割以上の事業所が稼働しているという〈水産加工施設等集積地〉がなんとか先の見通しがたっているような感じがしますが、ほかはまだなんともという印象。
9月13日には、南気仙沼地区の区画整理事業についての説明会があったようです。まちづくりマップは9月15日発行の復興ニュースに掲載されますので、その前にということなのでしょう。
コヤマ菓子店の故 小山隆市君の長男 裕隆さんも参加したそうです。説明会翌日の自身のブログに〈五里霧中、誰も何も見えない、だから何も進まない〉と書いていました。自分の土地がいつ引き渡されるかがわからない。〈5年半経ってこれだもの。この先、一体どうなるの?どうしたらいいの?〉と。まさに実感でしょう。ちょっと疑問があったのは、マップのなかの以前は1F〈コヤマ〉2F〈珈琲山荘〉があったあたりに〈コーヒーショップ〉と記してあったこと。これはなんなのか。あとで裕隆さんに聞いてみましょう。
しかしなあ、私自身がいま、〈3年後ぐらいには〉そして〈さすがに5年も経てば〉という見通しの甘さを強く感じています。
内湾と鹿折の〈まちづくりマップ〉については、下記のブログをご覧ください。
8月9日ブログ「内湾の復興MAP」
8月17日ブログ「鹿折の復興MAP」
テーマ : 東日本大震災支援活動
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